日記

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  2008/10/30

    ■新宿タワーへ
     店内でゲルギエフ&ロンドン響によるマーラー「交響曲第3番」の第1楽章が流れていて、この曲は久しぶりに聴いたけれども、「ドン・ドン・ドン!」と縦ノリのリズムが妙に野暮ったく、最後も煽りに煽って、ちょっと私の好みとは違う。

     クーベリック&チェコ・フィルの1991年来日公演におけるスメタナ「わが祖国」のDVD(NHK)。この演奏、最初は海賊盤で買って、やがて正規盤で買い直し、とどめはこの映像ソフト。しかし、NHKから今度は何が出てくるのやら...。

     もう1枚、J・ヤンセンが弾いたチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」他(Decca)。伴奏がハーディング&マーラー室内管だったので購入。

     帰宅して協奏曲のみ聴く。オケは人数が少ないのか、重量感・スケール感は無いけれども、繊細に細かい表情が付けられていて、こういうのは初めて。

     私がこの曲を最初に聴いたのがスターンによるLP(バックはオーマンディ&フィラデルフィア管)。この演奏、オケだけの部分も含めて何箇所ものカットがあり(スコアを買って知った)、しかし同じ曲の録音を何枚も買うということをしていなかったので(お金が無い)何度も聴き続け、結果この演奏(カット)が頭にこびりついてしまっていて、譜面通りの演奏を聴くと、未だに違和感を感じてしまうのだ。

  2008/10/29

    ■モーツァルト:交響曲第25番
     R・クーベリック指揮/バイエルン放送響によるCD(Orfeo)。1981年のライブ録音。

     モーツァルト17歳の時の作品。日本で言えば高校生の年代。吹奏楽コンクールの『課題曲』を高校生が作曲していることを考えれば、こういうスコアが書けても、それほど驚くこともないだろうか。しかし、その『課題曲』が200年後に演奏されているとは到底思えないが(1年後だってアヤシイ)...。

  2008/10/26

    ■聴いたCD(2題)
     モーツァルト「交響曲第38番『プラハ』」...R・クーベリック指揮/バイエルン放送響によるCD(Orfeo)。1985年のライブ録音。ワルターのような溌剌さは無いけれども、素直で作為が無く、終始穏やかで暖かい音楽。やっぱり第1楽章が断然面白い。第2楽章と第3楽章前半をリピート。

     R・シュトラウス「アルプス交響曲」...A・プレヴィン指揮/ウィーン・フィルによるCD(Telarc)。例によって嫌味の無い演奏だけれども、「日没」の音楽はさすがにアッサリとし過ぎだろうか。しかし、シュトラウスもよくぞこんなにゴチャゴチャとした難易度の高い曲を書いたものだ。

  2008/10/25

    ■モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」
     カルロス・クライバー指揮/ウィーン・フィルによるDVD(Philips)。1991年のライブ録画。有名な映像ソフトだし、私もたまに引っ張り出して観ているのだかれど、何ともデリケートな(特に前半2楽章)、この音楽をちょっと力を入れると「パリッ」と壊れてしまいそうな繊細なガラス細工のように、そっと扱っている。

    (★★★★★)

  2008/10/24

    ■ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」組曲
     アニハーノフ指揮/サンクト・ペテルブルグ国立響によるCD(NAXOS)。1993年録音。原典版ではなくて改訂版(ボリショイ版)によるハイライト。第1から第3までの「組曲」という体裁になっているけれども、こういう形で出版されているのか(誰が編んだのか)は不明。

     17曲収録されているものの、耳馴染みのナンバーとしては「剣の舞」「子守唄」「ガイーヌのアダージオ」くらいで、「レズギンカ」も含まれていないので要注意。ただし曲そのものは魅力的。演奏はロシア的な泥臭さは無いけれど、意外にまとまっていて、結構楽しめる。

    (★★★★☆)

  2008/10/22

    ■サロネン&ロサンゼルス・フィル
     サントリーホールにて。ストラヴィンスキー「花火」、「ペトルーシュカ」(1947年版)、ドビュッシー「海」、ラヴェル「ボレロ」。アンコールにシベリウス「ペレアスとメリザンド」から「メリザンドの死」、ファリャ「火祭りの踊り」

     ステージ・マナーも若々しく、ダイナミックでクリア。流れはオケに任せているようでも、しっかりとコントロールされている。「ボレロ」のエンディングも決してぐちゃぐちゃにはならない。アンコールのシベリウスは、終始緊張感の途切れない素晴しい演奏。風貌はアイドル的雰囲気も漂うけれど、<実力派>と言って間違いない指揮者と思う。

    (★★★★★)

  2008/10/21

    ■モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
     B・ワルター指揮/ニューヨーク・フィルによるCD(SONY)。1954年録音。

     録音が古いモノラルであること、木管などの音色の魅力が今ひとつであること。気になるのはそれだけ。第1楽章の主部などは「これ以外にはあり得ないだろう」、という音楽。リピートは全てカットしているので、終楽章は4分かからずに駆け抜ける(ノリントン盤は8分...単純に倍)。ふくよかで暖かい音楽。

     驚くべきことに、このときワルターは80歳間近(1876年生まれ)。巨匠風な重苦しさは皆無。音楽は全く停滞せずに、瑞々しい。やっぱりモーツァルトはワルター...と思うのは世代のせいか。

    (★★★★★)

  2008/10/20

    ■聴いたCD(2題)
     R・シュトラウス「英雄の生涯」...プレヴィン&VPOによるCD(Telarc)。オケのサウンドが楽しめる。力で押さないところがイイ。キュッヒル氏のヴァイオリンもとても優雅。

     モーツァルト「交響曲第38番『プラハ』」...ノリントン&LCPによるCD(EMI)。譜面通りリピートを全て行なっているので、3楽章形式なのに演奏時間35分以上。この曲は第1楽章がとても好き。

  2008/10/18

    ■思い出の・・・
     何でこんな時間(土曜日の午後)に...危うく見逃しそうになったNHK教育TV「思い出の名演奏」。

     新聞のTV欄には「ヤンソンス指揮、レニングラード・フィル」となっていて、<思い出>というくらいだから「アルビド・ヤンソンス」の映像かとちょっと期待したけど、やはり息子マリスでした。

     1986年。サントリーホールのでの録画。それでも十分貴重、40代のまだ若々しく、いかにも<ソビエト>っぽいマッチョな指揮。今や<西側>で大活躍ではあるけれど、やはりムラヴィンスキーの後任はマリスであるべきであったと、今でも思っている。当時、このTV放送を観たロシア(ソビエト)オケ好きの友人が「マリス、いいですよ!」と語っていたのを思い出す。本当に、当時は期待の星だった...。

     ムラヴィンスキーが来日中止となって、その<代役>で振ったコンサート。もし、ムラヴィンスキーが予定通り来日していたら、その映像が残っていたのかと複雑な気分ではある。

  2008/10/17

    ■R・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
     A・プレヴィン指揮/ウィーン・フィルによるCD(Telarc)。キレイなサウンドで、音楽に嫌味が無く、スーッと耳に入ってくる。それを物足りないと言ってしまえば贅沢だろうか。描写的な部分、風車との戦いや、羊の群れを蹴散らす場面などは、面白さが今ひとつ。

    (★★★★☆)

  2008/10/15

    ■来日中止
     http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008101501000906.html

     アイスランド交響楽団(ペトリ・サカリ指揮)が「同国の金融危機の影響で」来日中止だそうです。このコンビはNAXOSにシベリウスを録音していて、来日公演でもシベリウスの全交響曲がプログラムに組まれており、楽しみにしていた人も多かったのでは。私としてはCHANDOSから出ているアルヴェーン作品集が気に入っています。

  2008/10/14

    ■グロフェ:ミシシッピ組曲
     K・ロックハート指揮/ボストン・ポップス管によるCD(BMG)。ロックハートはJ・ウィリアムズの後任者。棚を整理していたら出たきたCDで、そういえばこういうのも買ったっけ...。ただこの演奏は、妙に生真面目で今ひとつ。この録音を持っているのを完全に忘れていたくらい。NAXOSのストロンバーグ盤の方がずっとイイ。

  2008/10/13

    ■サン=サーンス:「英雄行進曲」 他
     P・パレー指揮/デトロイト響によるフランス行進曲集のCD(Mercury)から。

     サン=サーンス「英雄行進曲」。学生時代、この曲を吹奏楽で演奏し、その時の練習が実に退屈だったため(編曲のせいか?)、印象が極めて悪かったのだけれども、デュトワ盤を聴いて見直すことに。中間部には素晴らしいトロンボーンのソロがあり、オケ曲で(吹奏楽曲でも?)この手のメロディックなソロがある曲は珍しいのでは。パレーの演奏も<行進曲>とはいえ、格調の高い、中間部も含め何とも優美で美しい音楽。

     サン=サーンス「フランス軍隊の行進曲」(「アルジェリア」組曲から)。速めのテンポ、颯爽としていてカッコいい。吹奏楽でも演奏されるけれど、このスピード感は出ない。

     マイヤベーヤ「戴冠式行進曲」(歌劇「預言者」から)。こちらは遅めのテンポのカチッとしたサウンドで、ドラムの6連音符も強調される冒頭はインパクトが強い(軍楽風?)。トリオは一転して優雅なメロディ。

    (★★★★☆)

  2008/10/09

    ■カバレフスキー:「道化師」組曲 他
     シナイスキー指揮/BBCフィルによるCD(CHANDOS)。指揮者の音楽に比べてオケの響きは軽量級だけれど、この曲を楽しむには何の不足も無し。カップリングはピアノ協奏曲2曲と「コラ・ブルニョン」序曲。

     「コラ・ブルニョン」は溌剌とした元気いっぱいの演奏で、これまではライナー&シカゴ響を聴いていたけれども、これもとてもイイ。2曲のピアノ協奏曲は明快で分かり易いけれども、そう何度も聴いてみたいというほどでもない。

    (★★★★☆)

  2008/10/08

    ■ビゼー:「アルルの女」組曲
     H・レーグナー指揮/ベルリン放送響によるCD。速すぎず、遅すぎず、重すぎず、軽すぎず、ソフトな音色の中に、野暮ったさが無い。

     ただ、アクの強い部分もあって、例えばアルト・サックスのプレイは奏者のセンスなのか、指揮者の指示なのか。「間奏曲」は、フツーの演奏を聴き慣れている人には抵抗が強いか(面白いといえば面白いけれど)。中間部の弦楽器の8分音符はピチカートにしているけれども、これはありかなと思う。「ファランドール」のプロヴァンス太鼓はタンブリンで演奏(カラヤンも同様)、個人的には<太鼓>での演奏のほうが好き。

    (★★★★☆)

  2008/10/07

    ■NAXOS新譜
    http://www.hmv.co.jp/product/detail/2799284

     スラトキン指揮による15名の編曲者による「展覧会の絵」(ムソルグスキー)。個人的にはこういうのは大好きです。しかし、よくもこれだけの版を見つけてきたものだと感心します。ここにはないけれど、トゥシュマロフ版というのも、その昔レコードが出ていました。

    http://www.hmv.co.jp/product/detail/2799286

     かつての<フルートの貴公子>、フルート奏者のP・ガロワはいつの間にか指揮活動も始めてました。氏のリサイタルを聴きに行ったことがありますが、<貴公子>というイメージとはちょっと違う、パワフルな演奏でした。

  2008/10/06

    ■ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
     N・ヤルヴィ指揮/スコティッシュ・ナショナル管によるCD(CHANDOS)。期待通り、オケをたっぷりと鳴らした演奏。冒頭から快速テンポ。ただ、サクサクと進むので、部分的にはちょっとそっけない感じも。終楽章のエンディングもどんどん前へ突き進む棒に、リズムが付いていけていない。最後の和音はスヴェトラばりのフェルマータ&クレッシェンド。冊子にはショスタコ本人と若かりし日のヤルヴィ父子(ネーメ&パーヴォ)の3ショット写真が掲載されています。

    (★★★★☆)

  2008/10/05

    ■N響アワー
     ドレヴァンツ指揮マーラー「交響曲第5番」から。昔ながらの頑固職人といった風情、とてもイイ感じでした。でも、トランペットの津●さん...冒頭のファンファーレ等、観ていて何だかドキドキ・ハラハラしてしまう。

  2008/10/01

    ■ムソルグスキー(ストコフスキー編):組曲「展覧会の絵」
     バーメルト指揮/BBCフィルによるCD(CHANDOS)。ナッセン&クリーヴランド管盤(DG)に比べると断然面白い。「趣味が悪い」という人もいるだろうけれど、表情をかなり大袈裟につけていて、とにかく面白く聴かせてくれる。

    (★★★★☆)

  2008/09/30

    ■聴いたCD(2題)
     組曲「ローマ」(ビゼー)...プラッソン指揮/トゥールーズ・キャピトル管によるCD(EMI)。4楽章形式の実質交響曲。知名度は低いけれども、メロディ、音楽は紛れも無いビゼーのもの。冒頭、ホルン4本によるテーマから始まり、終曲はサルタレロ舞曲風。プラッソンはビゼーを多く録音しているけれども、肩に力が入っていない、その軽さがいい。

    (★★★★☆)

     組曲「道化師」(カバレフスキー)...イェルヴァコフ指揮/モスクワ響によるCD(NAXOS)。シロフォンが活躍する「ギャロップ」のみが有名だけれども、とても楽しい組曲。でも、録音は少ない。この演奏、ロシアのオケだけれども、音はフツー。まとまっているので、曲を知るにはこれでもOKかもしれないけれど、生温い感は否めない。

    (★★★☆☆)

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