日記

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  ▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。
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  2008/06/01

    ■モーツァルト:ピアノ協奏曲22番
     インマゼールの弾き振りによるCD。これもまた名曲同じ調性の第39番の交響曲と同様、木管楽器にはオーボエを含まないが(フルート1、クラリネット2、ファゴット2)、その使い方の素晴らしいこと!

     第3楽章は8分の6拍子のロンドに、テンポの遅い(アンダンティーノ・カンタービレ)4分の3拍子が挿入される。楽章の最初の方で現れた、弦楽器の刻みの上にピアノがメロディを重ねるエピソードが最後近くに木管楽器のハーモニーを伴って再現する。こういうのは熟考しているようにも思えず、ひらめきなのか。

     第2楽章はハ短調で木管楽器によるハ長調のエピソードが挟まる。淡々と静かに演奏したインマゼールの演奏は、過度にドラマチックにならないのがいい。エンディング近くでさりげなくハ長調に転調するのだけれど、あまりに単純ではあるけれども、何と繊細で絶妙なニュアンスが出ていることか。

    (★★★★☆)

  2008/05/31

    ■新譜
     http://www.hmv.co.jp/news/article/805290054

     懐かしいアンセルメの録音の再発売。しかも、ブラームス、ワーグナー、シベリウス、ラフマニノフ、リストなど、彼の得意とする近現代、フランス物とは別路線のプログラムばかり。曲的にもマニャールやリスト「夜の行列」は他に録音は少ないはず。「ロイヤル・バレエ・ガラ」は以前CDで出ていましたが、コルサコフ編曲のシューマン「謝肉祭」が珍しいところでしょう。

  2008/05/29

    ■モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
     インマゼールの弾き振りによるCD。オケはアニマ・エテルナ。

     モーツァルトの短調のピアノ協奏曲2曲、演奏頻度では「20>>>24」だと思うが、私はむしろ「第24番」の方が好きでよく聴く。第2楽章などは木管楽器も加えた室内楽的アンサンブルが素晴らしいとしか言いようがない。ただ、演奏する側としては華やかさがないので今一つ人気薄なのだろうか。終楽章も短調のままアッサリと終わってしまう。個人的には第20番の最後でいきなり長調になる方にむしろ違和感があるのだけど...。

     ベートーヴェンの同じハ短調の協奏曲(第3番)も、冒頭はユニゾンでテーマが提示されるが、半音階も使って繊細なニュアンスを出しいるモーツァルトに比べ、ベートーヴェンは「♪ドーミーソーファミレ/ドッソドッソド」という何とも野暮ったい。

     この演奏、第1楽章や第2楽章のエンディングで余韻を残さずにキッパリと終わるのが面白い。ただオケも含め、表情が大袈裟に過ぎるように感じるところもあり、全集の他の曲も大味に感じるところがなくもない。この曲もカーゾン&ケルテス盤が一番気に入っている。

  2008/05/28

    ■聴いたCD
     J・フルネ&東京都交響楽団ブラームス作品集。1991年、1993年のライブ録音。フルネさんはブラームスもお得意とされていたようで、現役最後のコンサートのメインは「交響曲第2番」だった。ガチッとしたものではないし、明るい音色もいい。以外にテンポも揺らす。ただ、このような形で発売する前提が無い録音だったためか、メインの「交響曲第1番」は音量バランスが悪くて、トランペット、トロンボーンが大き過ぎる。特に終楽章のコーダはバス・トロンボーンが主役のようになっている(上手いから救われているが)。

  2008/05/27

    ■聴いたCD(2題)
     モーツァルト「交響曲第39番」...カラヤン&BPO、1988年最後の来日公演時のライブ録音(DG)。このような曲であればアンサンブルの破綻は無い。ひたすら美しい音楽が流れる。

     モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」...C・カーゾンのピアノ、R・クーベリック&バイエルン放送響がバックを務めたライブ録音(Audite)。オケの人数は少なめか。ただ、今一つまとまりがないように感じる。ピアノも第2楽章などはやや情緒的に過ぎるような。聴くだけなら好き勝手なことが言えるけど、個人的にはオケも含めてケルテスとのスタジオ録音の方を採りたい。ちなみに、第2楽章のコーダは<本来は>何らかの装飾を付けて演奏することを意図して書かれたのかもしれないし、実際そのように演奏している場合もあるけれども、私は譜面そのままに演奏するやり方が好き(このカーゾンのように)。

  2008/05/26

    ■聴いたCD(2題)
     モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」...C・カーゾンのピアノ。バックはケルテス&ロンドン響。この曲の第2楽章はやはりこの演奏が最高。また、コーダでのピチカートは新全集版ではヴァイオリンはアルコ(弓で弾く)ようになっているけれども、私はこのケルテス盤のように全員ピチカートのほうが好き。

     プッチーニ「トゥーランドット」...第1幕だけ。カラヤン&VPO他。1981年の録音。例の大阪ライブの映像が1984年。ぎりぎり、最後の力をふりしぼって、といった感じだろうか。マゼール盤でリューを歌っているリッチャレリがトゥーランドット役で、これが結構評判が悪かったように記憶している。私が持っているのは、古い国内盤で3枚組。各幕が1枚に収まっている。最近ではほとんどが2枚に詰め込んでいて、それだと第2幕の途中で盤を入れ替えなければならない。1枚増やすコストがどの位になるか分からないけれども、枚数を減らすよりも1つの幕を途切れなく聴けるほうのメリットの方が大きいように思うのだが。

  2008/05/23

    ■タワーへ
     ハーディング&VPOのマーラー「交響曲第10番」(クック版)の輸入盤。同じくザルツブルグでの「モーツァルト・ガラ」DVD。チェコの名指揮者、K・アンチェル&チェコ・フィルによるスメタナ「我が祖国」DVD。

     アルフォードの行進曲のCDが欲しかったのだけれども、まとまって収録されているものはなく、「イギリス行進曲集」というアルバムにも2、3曲しか入っていなかったので断念。

  2008/05/22

    ■プッチーニ:「トゥーランドット」DVD(続き)
     ウィーン国立歌劇場のプッチーニ「トゥーランドット」DVD、第2幕から最後まで観る。

     歌手(主役3人)もオーケストラも(マゼールの音楽に抵抗感がなければ)非常に素晴らしいものの、映像ソフトとしてはやっぱりレヴァインが指揮したメトでのライブの方がはるかにいい。

     リューの死の場面にしても、主役以外の人物(北京の民衆や役人)の存在感が全く無いので、まさにその場の空気が一変する、その意外さが無く、今一つ心に響かない。また、リューの死の後のティムールも、周囲を一喝する威厳・威圧感がほしい。

  2008/05/21

    ■DVD届く
     ネットで発注していたウィーン国立歌劇場のプッチーニ「トゥーランドット」DVDが届く。1983年のライブ録画で指揮は(絶頂期の)L・マゼール。とりあえず第1幕のみ観る。

     カラフ役のカレーラスはメトのドミンゴのような精悍さはないけれど、王子としての品の良さを漂わせ、若々しく凛としてカッコイイ。リュー役はリッチャレリ。ティムールはなんだか弱々しく貧相で、落ちぶれたとは言え、かつては国王であった<腐っても鯛>的な威厳は無い。北京の人たちは仮面をかぶり、背負った砥石をくるくる回しながら刀を研ぐ役人の姿は滑稽で、TVヒーロー物の敵役の手下のよう。3役人の一人は手にソロバンのようなものを持っている(トニー谷か)。

     マゼールは自信満々、冒頭からいきなり大見得を切る。幕切れ、カラフが銅鑼を3回鳴らすシーンでは(カレーラスは叩く真似だけ)、「これでもか!」というくらいに大きく間を空けて引っ張り、バックで音を伸ばしている金管奏者の悲鳴が聞こえてくる。確かにあざといと言えばそれまでだけど、(好きな人には)それが魅力でもあるのだ。

  2008/05/20

    ■新譜
     http://www.hmv.co.jp/product/detail/2735795

     旧ソビエトの演奏家によるプロコフィエフのバレエ音楽集。注目はロジェストヴェンスキーがボリショイ劇場管を振った「ロメオとジュリエット」。その昔、ハイライト盤をLPで持っていましたが、これは全曲版のようです(2枚なので)。モノラルなのが残念ですが...。「シンデレラ」「石の花」、コンドラシン指揮の「スキタイ組曲」等々、9枚組みですが1枚辺りの値段を考えると安いでしょう。

  2008/05/19

    ■チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
     V・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送響によるDVD。1991年、フランクフルトでの録画。この映像は以前出ていたLDには収録されていなかったもの。ただし、他の曲のようにコンサートでのライブではなく、客席に人を入れずに演奏をしている(ように見える...拍手も無し)。演奏そのものは、いかにもこのコンビらしい、しなやかで表現力のある素晴しいもの。

    (★★★★★)

  2008/05/16

    ■チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
     V・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団によるDVD。1991年、フランクフルトでのライブ録画。目の前にあるものを打ち破ろうともがき慟哭するのではなく、それを静かに受け入れる。カラヤンなどとは対極にあるような素晴しい演奏。カップリングも「弦楽セレナーデ」とプレトニョフがソロを務める「ピアノ協奏曲第1番」で申し分無し。

    (★★★★★)

  2008/05/16

    ■来日プログラム
     ラトル&BPOの来日公演のプログラムがアナウンスされてます。

     http://wwwz.fujitv.co.jp/events/classics/berlin/index.html

     しかし、上記の「プログラム3」、こちらと比べると後半の曲目が変更になっています。これって日本側の要求なんでしょうか。確かにストラヴィンスキー「3楽章の交響曲」と「トリスタン…」では一般受けしないのは分かりますが、今のこのコンビなら、どんな曲演奏してもチケット売り切れになると思うのだけど...。

  2008/05/14

    ■フルシャ&東京都交響楽団
     サントリーホールにて。スメタナ「売られた花嫁」序曲、ショスタコーヴィチ「チェロ協奏曲第1番」(独奏:ガブリエル・リプキン)、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」から。「ロメオ…」は組曲版からの7曲の抜粋に、全曲版から「前奏曲」(組曲版には無し)、「ジュリエットの死(終曲)」(第3組曲6曲目)を最初と最後に加えた構成。

     フルシュ氏は1981年生まれ。まだ20代。色々なポストに就いているだけあって、なかなかの実力者。バランスもいいし、若々しさもあり。ただ、神経質に緊張感を作るようなことはしないので、協奏曲ではソリストとアンマッチの感もあり。

     チェロのリプキン氏はアンコール3曲。2曲目が終わったところで会場が明るくなりこれで終わり...と思っていたらさらにもう1曲。最初のバッハ以外はご本人の<解説>付き。でも、やっぱり2曲で終わっていた方が...と感じたのは私だけではないと思う。その間、フルシャ氏はピッコロの隣の席に座って、回りの奏者に何やら話しかけたり、非常にフランクな感じ。

     先月のインバル指揮によるマーラー「一千人…」で盛り上がった後、通常モードに戻った感もあるけれど、予想以上に素晴らしい演奏。また聴いてみたい指揮者です。

    (★★★★☆)

  2008/05/13

    ■忘れたころに・・・
     2月にネットで注文していた、オッフェンバック「ジェロルスタン女大公殿下」(ミンコフスキ指揮)のDVDが届く。もう入手できないものかと半分諦めていたのでとても嬉しい。とは言うものの、同じくミンコフスキの「天国と地獄」のDVDは廃盤のままなのか...。ちなみに、マゼール&ウィーン国立歌劇場の「トゥーランドット」のDVDも4月に発注しているのだけれども、いつ届くことか。

  2008/05/12

    ■N・ロータ:トロンボーン協奏曲
     この曲、確かリンドベルイが録音していたよな・・・と思ってよく調べてみると、我が家にありました。しかも、リンドベルイのリサイタルへを聴きに行って、その会場で購入し、ご本人にサインまでもらったCD。メインのR=コルサコフの協奏曲(オケ伴奏版)ばかり聴いていたので、完全に忘れてました。すみません...>リンドベルイさん

     で、聴き直してみると、一般的な(急緩急)3楽章形式で演奏時間は13分程度。ごくごく普通の絶対音楽。映画音楽的な雰囲気は全く無し。面白いかと言われると、ちょっとビミョーではある。ちなみにバックを務めるのは、当時は知名度の高くなかったO・ヴァンスカ指揮のタピオラ・シンフォニエッタ。

  2008/05/11

    ■ブラームス:交響曲第1番
     カラヤン指揮/ベルリン・フィルによるCD(DG)。1988年5月5日、サントリーホールでのライブ録音。このコンビの、最後の来日公演の、最後の演奏会の、最後の曲目。冒頭から分厚い重厚な響き。昨今の流れとは方向性が違うかもしれないけど、私にとって『ブラ1』は正にこのイメージ。第2楽章でアンサンブルが怪しくなる部分もあるけれども、管楽器のプレイも素晴らしく、終結部分は「これで、お・し・ま・い!!」とダメを押すように、指揮者の気合の唸り声と共に最後の和音を鳴らし切る。この音の中に、自らの全て込めたかのよう。肉体は消えてしまっても、<音>はこうやって残るのだ。

    (★★★★★)

  2008/05/10

    ■葬儀
     亡くなったMさん(@会社の先輩)の告別式に参列のため、朝から横浜へ。昨年の11月に病気と分かり、余命を宣告されたとのこと。それから半年、亡くなるまで、ごく普通に会社に来られていた。自分だったらどう過ごしたろうか。合掌...。

  2008/05/08

    ■タワーへ
     フェドセーエフ&モスクワ放送響によるチャイコフスキー・チクルスDVDの第6弾(最後)。「悲愴交響曲」「弦楽セレナーデ」「ピアノ協奏曲第1番(独奏:プレトニョフ)」という黄金プログラム。

     もう1枚、カラヤン&BPOの最後の来日時(1988年)のライブ録音CD。ブラームス「交響曲第1番」とモーツァルト「交響曲第39番」。

  2008/05/07

    ■モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
     F・ブリュッヘン指揮/スイス・イタリア語放送管弦楽団によるDVD。本屋さんで買った「500円DVD」。観客を入れたスタジオ(?)でのライブ録画。

     オケは小編成。ヴァイオリンは両翼配置。モダン楽器使用。ティンパニは木のバチで演奏。弦のヴィブラートは控えめに(実際は「ヴィブラートかけるな」の指示が出ていたのかもしれないけれど)、スッキリとした、引き締まったサウンド。

     ブリュッヘンは指揮棒を持たずに、握ったような手で指揮。基本的に「ロマンチスト」と言うか、感情移入型。テンポを動かすけれども、決して<上手い>指揮ではないので、アンサンブルがギクシャクすることも。とは言うものの、十分以上に元は取れるソフト。

     カップリングのルブラン作曲「オーボエ協奏曲第1番」は初めて聴いたけど、オーボエ吹きには有名な曲なんでしょうか。

    (★★★★☆)

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