日記

目次へ] [トップページへ]  [次へ][戻る

  ▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。
  ▼過去の「日記」へは目次から行けます。

  2008/02/03

    ■ニューイヤー・コンサート2008(DVD)
     G・プレートルの指揮。ウィーン風ではないかもしれないけれど、華やかさだけではなく、しっとりとしたオトナの雰囲気も持ち、特にシュトラウス2世の「皇帝円舞曲」、ワルツ「人生を楽しめ」、ランナーの「宮廷舞踏会舞曲」などは絶品。幸せな時間を共有できる。雰囲気は違うにしても、カルロス以来、とは言い過ぎだろうか。

    (★★★★★)

  2008/02/02

    ■ダブルブッキング
    http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080201-OYT1T00593.htm
    http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3162

     昼間(15時)オペラ公演、夜間(19時/18時半開場)オーケストラ公演...オペラの演目はモーツァルト「コシ・ファントゥッテ」らしく、これでは<物理的に不可能>。「ウィーン(オザワ)>>都響(コバケン)」の力関係(?)なのかは不明だけど、結局、都響が公演中止。

     完全にホール側の事情とはいえ、<逆恨み>してオーケストラ事務局にクレームを入れてくる客もいるだろうし、その対応もタイヘンでしょう。払い戻しに必要なコストは会館側が負担するのか知りませんが、都響にすれば数少ない<目玉公演>が中止になるのは営業的にも相等痛いだろうし、コバケン氏の「我が祖国」を楽しみにしていたファンも多かったはず。そして何より、本拠地のホールでの<定期公演>を、外来の団体を優先されて取り止めにされる都響の立場(メンツ)は...。

  2008/02/01

    ■鉄道博物館
    茶色い南武線 大宮の鉄道博物館へ。JR大宮駅から「ニューシャトル」という遊園地のアトラクションのような乗り物に乗って1駅。

     電車(鉄道)というのは、自分の人生の様々な場面とオーバーラップしているものだ。写真は『茶色い南武線』の車内。総武線でも走っていたっけ。「懐かしい〜!」と大興奮のオジサン、オバサンでした。

  2008/01/31

    ■ボロディン:交響曲第2番
     E・アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管によるCD(Decca)。「ロシア音楽ならアンセルメ」と言われていた時代もあり、事実(珍しい作品も含めて)非常に多くの録音を残している。「展覧会の絵」「シェヘラザード」「ダッタン人の踊り」などは<名盤>とされていた。もちろんプロコフィエフも。

     このボロディンも全てにおいて危なげが無く、最初に聴くならこの演奏だろうか(いきなりスヴェトラでは...)。ただし、音はフランスの明るくて軽いもの。

    (★★★★☆)

  2008/01/30

    ■ノリントン&シュトゥットガルト放送交響楽団
     サントリーホールにて。ヴォーン=ウィリアムズ「すすめばち」序曲、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」(独奏:ジャニーヌ・ヤンセン)、ベートーヴェン「交響曲第3番『英雄』」。アンコールにブリテン「マチネ・ミュージカル」から「行進曲」、シューベルト「ロザムンデ」間奏曲

     「すずめばち」序曲はイギリス民謡調をベースにした、ホルストにも似た雰囲気の音楽。CD持っていたとは思うのですが、こんなに面白い曲とは知りませんでした。

     ヤンセン嬢はお美しく、ステージマナーもすれたところが無い。残念ながら演奏中は背中しか見えず。1978年生まれとのことですが、もっとずっと若々しく見えました。

     「英雄」は完全にノリントンの世界。音楽が決して黙っていることが無く、常に何かを語りかけてくる。さまざまな仕掛けが決してこれ見よがしではないし、根本的なところで音楽への共感が感じられる。この曲だけナチュラル・トランペット使用。木管は倍管(4人づつ)。コントラバスをオケの最後列に配置。

     Pブロック、前から2列目という、指揮者を<観る>には最高の席。ただバランスは...特に打楽器が入ると他の音は全く聴こえなくなる(と言っても、それはアンコールのブリテンだけでしたが)。同じ演奏を通常の席で聴いてみたいです。ちなみにTVカメラが入っていました。

    (★★★★★)

  2008/01/29

    ■寄り道 他
     タワーへ寄り道。今年のニューイヤー・コンサート(プレートル指揮)のDVDを購入。プレートルの名もこれで一躍広まったのではなかろうか。ちなみに、来年の指揮者はバレンボイムらしいけれど、個人的にはビミョーな人選だ。意外に凝った選曲をしてくるのではないか。

     K・ザンデルリンク指揮/ドレスデン・シュターツカペレボロディン「交響曲第2番」のCD(Berlin Classics)を聴く。落ち着いた雰囲気の演奏かと想像していたら、冒頭からものすごい勢いなのでビックリ。その後の8分音符は一転してレガートで演奏される。堂々たる貫禄があり、演奏は文句無しに素晴らしいものの音が...弦楽器(特に弱音部)が録音テープが伸びてしまったようなヘロヘロした音になってしまっている。ボロディンは何とか我慢できたけど、カップリングのチャイコフスキー「ロミジュリ」ではちょっと耐えられない。その昔買ってしまったムラヴィンスキーのCDを思い出した。

  2008/01/28

    ■ボロディン:交響曲第2番
     カルロス・クライバー指揮/シュトゥットガルト放送交響楽団によるCD。1972年の録音(ライブではない)。

     カルロスが何故にボロディンを・・・というのが最初に頭に浮かぶけれども、スヴェトラーノフが32分かけて演奏した曲を、25分で駆け抜ける。第3楽章は遅いテンポで演奏しているので、体感速度は相当速い。

     第1楽章は音楽の勢い、力感もありなかなか聴かせる。第2楽章はさすがにスピードの限界か(ややスピード違反気味?)。第3楽章は一転遅いテンポでじっくり聴かせ、終楽章でまた快速に戻るが、ティンパニも決まって心地よく、所々で急ブレーキがかかる。

     これがベスト、とは全く思わないけれども、中途半端にフツーの演奏よりはるかに面白いのは間違いなし。

    (★★★★☆)

  2008/01/27

    ■藤岡幸夫&日本フィル
     サントリーホールにて。ドヴォルザーク「新世界より」、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、ラヴェル「ボレロ」。藤岡さんのコンサートを聴くのは初めて。プログラムは「名曲コンサート」そのまま。前半の「新世界…」が意外に良くて、コンチェルトはちょっと眠気が襲う。

     で、メインの「ボレロ」。最初にフルートがメロディを演奏し、次にクラリネット...のはずが音が聞こえない?!...と思ったら1拍くらい遅れて入ってきた。次のバスーンはちょっとヨロけて、その次の小クラリネットが先ほどではないにしても頭から音がちゃんと出てこない。

     ここらへんで(私の)緊張感が切れて、なんとなく気の抜けた<ソロ大会>になってしまい、「まあ、前半が良かったから今日はOKか・・・」と思い始めたら、ヴァイオリンがメロディを受け持つ辺りから調子を取り戻し、そこから見事に最後のクライマックスまで持って行き、理屈抜きに盛大に盛り上がりました(終わり良ければ...?)。藤岡さん、なかなか見事でした。しかし、どんな名指揮者でもソロばかりはどうしようもないか...。

  2008/01/23

    ■聴いたCD
     ミンコフスキー指揮によるオッフェンバック「天国と地獄」...前半(第1幕)のみを聴いたけれど、音だけ聴いても相当に面白い。ちなみに、プラッソンは4幕版で録音しているのだけれど(ミンコフスキーは2幕版)、序曲も違っていて「カン・カン」のメロディなども現れて賑やかである。一般的に「序曲」として知られているものではなくて、いずれも4分程度の短い曲。

     フェドセーエフ指揮/モスクワ放送響によるボロディン「交響曲第2番」...1991年録音。スヴェトラーノフに比べると音楽の流れ重視。最初のフェルマータも半分くらいの長さではないか。しかし、オーケストラのサウンドそのものはどっしりとした重量感(重さ)があるし、曲そのものがメロディ中心であることもあり、金管が大きく目立つ(羽目を外す?)部分も少ないので、標準仕様に近い演奏。

  2008/01/21

    ■ボロディン:交響曲第2番
     E・スヴェトラーノフ指揮/ソビエト国立響によるCD。1966年のメロディヤ録音。

     「XXXなんか聴いてるヒマがあったら、つべこべ言わずにオレを聴け!」、この曲かく在るべし、とでも言えるような演奏。何の文句があろうか。ケタ違いの重量感とスケールのでかさ。で、根っこのところで完全に音楽と一体化している、そこがラトルと違うところだろうか。そして、このときスヴェトラーノフ、まだ30代なのだ(1928年生まれ)。恐るべし!

    (★★★★★)

      このコンビは1993年にもこの曲をBMGに録音していて、基本路線は変わっていないにしても、旧盤の押しても引いても微動だにしないような強靭さが、新盤では薄くなっているように感じる。新盤は入手もし易いし、音もイイのだけれども、個人的には旧盤の方が好き。しかし、第1楽章の終結部、第1主題がトゥッティのユニゾンで演奏され、最後の「H(シ)」の音が延々と伸ばされ、最後の部分で大きく音が膨らみダメを押すように終わる。一体、どこに息を溜めているのだ。>金管奏者

  2008/01/19

    ■ジルベスター(続き)
     ラトル&BPOのムソルグスキー「展覧会の絵」を聴く。こちらはなかなか面白い。しかし、あくまでラヴェルが編曲したスコアをいかに演奏するかというところで、改めてBSから録画したビデオを観てみたのだけれども、「キエフの大門」の最後など、ティンパニ奏者が渾身の力で叩き込む、その力感・エネルギーがCDでは(私の環境では?)感じられないのだ。

  2008/01/17

    ■タワーへ
     ミンコフスキー指揮によるオッフェンバック「天国と地獄」全曲盤(EMI)。DVDが廃盤のようなのでCDを購入。

     早速発売された昨年ジルベスターのラトル&BPOによるロシア物。ムソルグスキー「展覧会の絵」、ボロディン「交響曲第2番」と「ダッタン人の踊り」。「ホヴァンシチナ」とアンコールの「黄金時代」は収録されていない。

     ボロディンの2曲を聴いたけれど、正直音だけだと...交響曲は第2楽章以後が良かった。第3楽章のホルンのソロ(ドール)はさすが。「音を外さない」という低いレベルでなく、キチンと音がコントロールされている。第1楽章は押し切るパワーが欲しい。「ダッタン人…」のオーボエのソロはカラヤン盤(コッホ?)には敵わない。DVDが出ることを希望。

  2008/01/16

    ■オッフェンバック(ロザンタール編):バレエ音楽「パリの喜び」
     P・シュトラウス指揮/ベルリン放送響によるCD(DG)。抜粋版。

     デュトワのような洒落っ気もないし、カラヤンのような色気(イヤラシさ)もなく、なんだか素っ気ないけれども、活き活きとした、妙に味のある演奏。でも「ヴァルス・レント」はテンポ速過ぎ。

     木管楽器(特にPiccolo)がハイ・トーンを息も絶え絶えに「ヒーヒー」吹いているけれども、これはロザンタールのスコアがそうなっているので仕方がない。ロザンタールはラヴェルに作曲を学んだらしいけれど、一体どんな曲を作曲しているのだろうか。「吹く人の身にもなってほしい」という以前に、何だか大雑把だなぁ、という印象なんだけれど...。

    (★★★★☆)

  2008/01/14

    ■チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
     I・マルケヴィチ指揮/NHK交響楽団によるCD。1983年1月12日のライブ録音。亡くなる2ヶ月前の演奏。かつてLDでも出ていたけれども、音だけ聴いてもとてつもない演奏。

     第1楽章の序奏から、身じろぎできないような緊張感が漂う。ただ、感情に任せて突っ走るのではなく、ある部分で理性がきちっと働いている演奏のように感じる。再現部第1主題の金管楽器の吹奏での急ブレーキには驚くけれども、その後はさらにとんでもない事態に。第2主題が再現されるまでには立ち直れないくらいの衝撃を受ける。恐るべしマルケヴィチ!こんな演奏はそうそう聴く気にはなれない。「真の芸術家は賞賛されようとは思わない。説得しようとするだけである」

     演奏後の拍手は収録しなくてもよかったのではないか。第2楽章中間部の繰り返しはカット。

    (★★★★★)

  2008/01/12

    ■プラッソンのビゼー「カルメン」
     プラッソン指揮/トゥールーズ・キャピタル国立管ゲオルギューアラーニャのコンビ(夫婦)が主役を歌った録音(EMI)。プラッソンなら台詞入りの版で演奏するかと思っていたら、ギローが追加したレシターチヴォ付の版による演奏。さらに、第1幕の「子供の行進」の前と「ハバネラ」の後に、全く初めて聴くナンバーが入っていて、これが<オリジナル>らしい。であればギロー編曲版を使うのはどうなのか、という気もするけれど、プラッソンであれば何か理由があるのでしょう。

     オペラの舞台を音で再現するというよりも、効果音などは最小限に抑えて、音楽を中心に聴かせてくれる録音。にしても、ビゼーのスコア(特に木管楽器の扱い)の何と素晴らしいことか。

  2008/01/10

    ■タワーへ
     新宿タワーへ。パリ・シャトレ座のオッフェンバック「美しきエレーヌ」のDVDを購入。ノリントンのモーツァルトもいつかは欲しいのだけれども、そのうちセットで出ることを期待する。

     レジの店員が「XXXX円以上買うと、ボーナスでポイントがXXX点付きますよ」と毎回言うのだが、要は「あとXXX円買うとポイントが付きますよ。どうせいつか買うんだったら、今買った方がいいんじゃないですか。後悔しても知りませんからね」という誘惑なのだが、キリが無いので右から左へ聴き流すようにして(我慢して)いる。

     帰宅してから第1幕のみ観たが、これが(音楽も舞台も)実に楽しい。子供向きには刺激の強い演出だろうか。話題のミンコフスキーも活き活きとした音楽をしていて、人気が出るもの納得できる。台詞がフランス語で(字幕は出るけれど)、観客が笑っているツボが今一つ掴めないのではあるが...。

     以前出ていたリヨン・オペラの「天国と地獄」DVDが現在廃盤なのが残念。再発売してもらえないものだろうか(できれば値段を下げて)。「だから、あの時買っておけばよかったのに」という店員の声が聞こえてきそうな気がするが。

  2008/01/09

    ■チャイコフスキー:交響曲第4番(DVD)
     カラヤン指揮/ベルリン・フィルによるDVD(DG)。1973年収録。客席には観客の姿があり、おそらく<ライブ風>の映像ソフトであろうけれども、とにかく第1楽章から圧倒される。

     明らかな別撮りのショットは別として、例えば第3楽章から第4楽章へ移るときに弦楽器奏者が置いていた弓を一斉に手に取る(第3楽章はピチカート)音が入っているが、これも<演出>だろうか...などと、一体どこまでが<本当>なのか、ひねくれた見方もしてしまうが(そういう面ではツッコミ所は沢山ある)、にしても、第1楽章と第4楽章の迫力、力の入り方は半端ではない。終結部へ向けての追い込みは<渾身>という言葉がピッタリくる。反面、中間2楽章は、やや大袈裟か。

     終始、目を閉じたままの指揮。いかにもポーズと感じられるところもあり、キライな人は受け付けないだろうか。でも音だけ聴いても十分素晴らしい。「悲愴交響曲」のライヴも含む3大交響曲のセットで4000円弱は相当のお買い得。

    (★★★★★)

  2008/01/07

    ■オッフェンバック:序曲集
     B・ヴァイル指揮/ウィーン交響楽団によるCD(SONY)。1992年録音。ヴァイルって古楽器オケを指揮してハイドンとかベートーヴェンを録音されている方ですよね。オケのキャラにもよるのだろうけれど、フランス的なサウンドの全く無い、垢抜けしない、でも劇場の(芝居小屋的な)雰囲気を感じさせてくれる演奏。

  2008/01/06 (2)

    ■N響アワー
     アラン・ギルバートの指揮でベートーヴェン「英雄交響曲」。何より驚いたのが、ギルバート氏、2009年からニューヨーク・フィルの音楽監督に就任するとのこと。

     ニューヨーク・フィルといえば『アメリカを代表するオーケストラ』というイメージが強く、それ故か、バーンスタイン以後、メータ、マズア、マゼールなど実績と名のある指揮者を置いてきた感もあるけれど、ここへ来て方向転換か。ちなみに、ギルバート氏の両親はニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者(母上は日本人)で、そういう繋がりもあるのだろうけれど、かなりの冒険のような気も。しかし、バーンスタインもニューヨーク・フィルの音楽監督になったのがギルバートと同じ40歳。第2のバーンスタイン的な存在になることを期待しているのか。

  2008/01/06 (1)

    ■オッフェンバック:アリアと序曲集
     F・フォン=シュターデのメゾ・ソプラノ。アルメイダ指揮/スコティッシュ室内管によるCD(BMG)。オッフェンバックの作曲したオペレッタからのアリアや序曲を集めたアルバム。

     作曲家・指揮者のM・ロザンタールはモンテカルロ・バレエ団の依頼により、オッフェンバックのメロディをベースに「パリの喜び」というバレエ音楽を編曲(作曲)したものの、依頼者はその出来に不満であった・・・というのをどこかで読んだ記憶があるけれども、このCDを聴くとそれが充分納得できる。つまり、オッフェンバックのオリジナルが実に素晴しいのだ。

     フランス語による歌が入っていることもあるけれど、フレンチでお洒落な雰囲気がいっぱいで、「パリの喜び」で使われた旋律も出てくるけれど、ロザンタールは単に厚化粧を施しただけにも感じられてしまうが、でもそれ以外に何が出来たのか、とも思う。

    (★★★★★)

<<戻る 次へ>>