日記

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  2007/05/29

    ■ドヴォルザーク2題
     O・スイトナー指揮/ベルリン国立歌劇場管による「第8番」(Berlin Classics)。これも素晴しい演奏。素朴で、活き活きとして。オケの響きも。終楽章のフルートソロのリズムはちょっと危なっかしいけど...。

     V・ノイマン指揮/チェコ・フィルによる「第4番」(SPRAPHON)。1971年録音の旧全集版から。この曲もノイマンの指揮だと意外に楽しめる。チェコ的な雰囲気は薄い音楽だけれども、余計な演出(細工)のないノイマンのマジメなアプローチがこの曲と合っているのか。

  2007/05/27

    ■リムスキー=コルサコフ:「シェヘラザード」
     S・チェリビダッケ指揮/シュトゥットガルト放送響によるDVD。1982年の録画。指揮者も奏者も正装はしているものの、観客無しのスタジオ録画。私が若い頃は録音が殆ど無かったことから<幻の指揮者>と言われていたチェリの映像。

     冒頭の「王のテーマ」から、普段耳慣れた演奏とは全く違うニュアンスで奏される。海の音楽は気合を入れるような掛け声から巨大に膨れ上がる。第3楽章の第2主題部の遅いテンポの、しかし緊張感が張り詰めた演奏も素晴しい。トランペットの8分音符の頭打ちに何度も「それじゃダメだ!」とばかりに首を振るのもこの指揮者らしいか。

     音は(多分)モノラルだけれども、独特の音楽が楽しめる映像ソフト。

    (★★★★★)

  2007/05/25

    ■ルトスワフスキ:オーケストラのための協奏曲
     P・トルトゥリエ指揮/BBCフィルによるCD(CHANDOS)。私が最初に聴いたのが、たまたま新宿タワーで買ったこの録音。

     トルトゥリエは都響とのコンビで何度か聴いたけれども、ロマン的な作品は今一つにしても、近現代作品での力強い演奏が印象に残っていて、曲との相性もいいのだろう、この録音もその良い部分が出ているし、とても楽しめる。もし最初に買ったのがヤルヴィ盤だったら、私がこの曲に持つ印象も随分違ったのではなかろうか。

  2007/05/23

    ■ルトスワフスキ:オーケストラのための協奏曲
     P・ヤルヴィ指揮/シンシナティ響によるCD(Telarc)。沖縄民謡調のメロディ、バルトークの「オケコン」を意識しているような部分もあり、徹底してテクニックの披露に徹しているような曲。そうすると何も考えずに「ぱーっ」と演奏してほしい気もするけれども、ヤルヴィはちょっと堅苦しくマジメな感じ(親父さんの方が得意そう)。ショルティ&シカゴあたりで聴いてみたかったかも。

  2007/05/22

    ■ドヴォルザーク:交響曲第8番
     V・ノイマン指揮/チェコ・フィルによるCD(DENON)。1971年録音。いわゆる<本場物>なのだろうけれど、意外とアッサリとしている。もっともっと面白く、色んなことが出来るのではなかろうか...敢えてそういうアプローチはしていないのか。

    (★★★☆☆)

  2007/05/21

    ■ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
     V・ノイマン指揮/チェコ・フィルによるDVD(DENON)。1993年12月、「新世界」初演100年記念コンサートのライブ録画。亡くなる2年前の映像。確かに思うようには行かない部分もあるのかと感じることもあるけれども、かくしゃくとした立ち振る舞い。堂々たる指揮ぶり。カラヤン盤とは違って、ライブとしての面白さがあります、

  2007/05/20

    ■リハーサル
     R・クーベリックが1991年、チェコ・フィルを振ったときのドヴォルザーク「新世界から」のリハーサル風景のDVD(DENON)。確かに、クーベリックの風貌の変化はちょっとショックではあるけれども、本当に楽しそうにリハーサルをしている様子を見ると安心する。

     第4楽章の有名な金管による第1テーマ。1回演奏した後にすぐに止めて「ここは民衆の『讃歌』です。少なくとも<行進曲>ではありません」...そして、本番での演奏が映されるのだが、こうも音楽が(素晴しく)変わるものかと驚かされる。指揮者が何をしているのかというのが分かる瞬間でもある。

  2007/05/18

    ■ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
     カラヤン指揮/ウィーン・フィルによるDVD(SONY)。1985年、ウィーンでのライブ録画。

     冒頭、演奏会場(ムジークフェラインザール)の様子は映されるものの、指揮者登場の場面などは無く、いきなり演奏が始まる。演奏前後の拍手も無し。ライブ録画とはいえ、基本は<映像作品>。

     カラヤンも当然それを意識しているであろう、何だか気取った指揮ぶり。管楽器がクローズ・アップされる場面もあるけれど、妙に揃った楽器の構え方とか、微動だにせずに演奏する姿(指だけ動いてる)とか、いかにも<不自然>で、別撮りではなかろうか。主役はカラヤンであって、奏者はあくまで楽器の一部、そこに人間は感じない。演奏はともかく、ライブ映像としての面白さは殆ど無いソフトです。

  2007/05/17

    ■ドヴォルザーク:交響曲第7番
     ノイマン指揮/チェコ・フィルによるCD(Supraphon)。1972年録音の旧全集から。どうしても気になって買ってしまったのだけど、自分の頭の中にあるこの曲のイメージとピッタリ合致する演奏。良くも悪くも<のんびり>とした新全集に比べ、ピシッと引き締まった力強い音楽。

    (★★★★★)

  2007/05/16

    ■クーベリック
     R・クーベリック&バイエルン放送響のスメタナ「売られた花嫁」序曲のリハーサル&コンサートのDVD(1979年録画)、たまに引っ張り出して観るDVDなのだけれども、先日もこれを観た後に、続けて1991年にチェコ・フィルと共演したコンサートのDVDを観て、クーベリックのあまりの変わり様にビックリしてしまった。単に10年ちょっとという<年月>だけとは思えない。クーベリックは1986年に指揮活動を引退しているのだけれども、「作曲に専念するため」と言いつつも体調が一番の問題だったのだろうか。

  2007/05/14

    ■勘違い?
     先日購入した、ノイマン&チェコ・フィルドヴォルザーク「交響曲全集」の中から「第7番」(Supraphon)を聴く。

     若かりし頃、このノイマン盤(だけ)を何度となく繰り返し聴いていたのだが、聴きながらどこか違和感がある...「いい/悪い」とか「好き/嫌い」とかでなく、その演奏の細かい特徴(クセ)が頭にこびりついているのだけど、明らかに私が以前聴いていたものとは違う。第1楽章でのスコアの変更で確信する...「これは違う!!」

     で、冷静に考えてみると、この録音が1981年。私がLPの全集(豪華ボックス入り)を買ったのは学生時代、明らかに(1981年より)前なのだ。と言うことは、私が当時聴いていた「第7番」の演奏はノイマンの<旧全集>ということになる。

  2007/05/13

    ■明治神宮
    明治神宮 昔、初詣か何かで行ったことがあった程度だったけれど、東京23区内に生まれ育って●十年。こんなに広い、緑がいっぱいの場所とは知らなかった。

  2007/05/12

    ■ドヴォルザーク:交響曲第6番
     V・ノイマン指揮/チェコ・フィルによるCD(Supraphon)。1982年録音。明るく伸びやかなサウンド。ホルン、木管の気持ちの入ったプレイも魅力的。輝かしい金管の強奏から、終楽章コーダでのテンポを落としての持って行き方も『譜面通り』ではないにしても、「これはこういう曲なんだ!」という<説得力>がある。何より素晴しいのは、第3楽章「フリアント舞曲」のしっかりとしたリズム感。

     同じチェコ・フィルでもペシェクが振ると何だか窮屈な感じがする。でも、ノイマンだと思う存分(やりたいように?)演奏させてくれる...それでも決して音楽の本筋を外れることは無いという、互いの信頼感と、そのベースにあるものの確かさを感じさせてくれる。

    (★★★★★)

  2007/05/11

    ■タワーへ
     新宿タワーへ。ノイマン&チェコ・フィルによるドヴォルザーク「交響曲全集」(Supraphon)を購入。LP時代、私が最初に買った「全集」がこれ。第9、8番以外はこの録音で初めて知りました。

     この全集のいいところは、1曲が複数のディスクに分かれていないこと。結果、6枚組になっているけれども、それでも1枚1000円しない。クーベリックもケルテスも、演奏は素晴しいにしても何曲かは複数のディスクにまたがって収録されているために、楽章の途中でディスクを入れ替えなければならない。最近はディスクから直接聴かない人も多いのかもしれないけれど、たとえ枚数が増えても(値段が上がっても)、中断せずに通して聴けたほうが有り難い。

  2007/05/10

    ■映画:「街の灯」
     ご存知、チャップリンの名作。久々にDVDで。

     問題のラスト・シーン。色々と皮肉な観方(深読み)もできるだろうけど、それ以上に心を打たれるのは、私がどうしてもチャップリン(浮浪者)の側に立ってしまうからか、あるいは単純に私が歳をとったからか...。最後に「めでたしめでたし」とストーリーが完結するのではなく、ここから新しい物語が始まる、大きな<余韻>が残した幕切れ...。

  2007/05/09

    ■ドヴォルザーク:交響曲第4番
     L・ペシェク指揮/チェコ・フィルによるCD(Virgin)。第1楽章の導入やコーダ。トロンボーン、ホルンを中心に演奏される第2楽章冒頭など、かなりブルックナーを意識しているのだろうか。曲としては「こういう曲なのか・・・」といった感じ。

     最後の3曲に第6番、未完成ながら第5番も捨て難い。個人的には、とりあえずそれだけあればOKかな...。ペシェクは雰囲気に流されず、意外に手堅い。オケはチェコ・フィルの音。

  2007/05/08

    ■ドヴォルザーク:交響曲第6番
     ドホナーニ指揮/クリーヴランド管によるCD(Decca)。1989年録音。

     第5番に比べると一気に完成度が高くなった感じ、最後の3曲にも負けない内容だと思う。少し前に作曲されたブラームスの同じ調性(ニ長調)を持った「第2交響曲」に影響を受けているような部分も多く(特に第4楽章)、その他、シューマンやブルックナーの臭いも。しかし旋律はドヴォルザークのものだし、第3楽章は「フリアント舞曲」。ただ、ちょっと余所行きに着飾ったようなところもあり、第5番の素朴で率直な音楽も捨てがたい。

     ドホナーニは爽やかで洗練された演奏。オケも申し分ないのだけどティンパニの音だけはどうも好きになれない。

    (★★★★☆)

  2007/05/06

    ■ドヴォルザーク:交響曲第5番
     ケルテス指揮/ロンドン交響楽団によるCD(Decca)。作曲者30代の作品を、やはり30代の指揮者が振った、金管の強奏などメリハリの効いた若々しい演奏。ある種の<共感>を持った、あちらこちらにこの作曲家<らしい>響きがして、特に第2楽章の中間部と、第3各章のトリオ。終楽章での第1楽章のテーマの再現も自然。

    (★★★★★)

  2007/05/06

    ■資料館
     散歩ついでに、地元の「歴史民俗資料館」(入場無料)へ寄る。私が子供の頃音楽の授業で使っていた『たて笛(リコーダー)』が展示されていて懐かしかったけど、これがもはや<歴史的な資料>になっているとは、複雑な気分。

     しかし、昔は何も無かった原っぱに、今ではこんなに多くの建物(人)がひしめき合っている。やがて日本の人口が減ってゆき、その時はどのような風景になっているのだろうか。

  2007/05/05

    ■ついに
     私が未だにLD(レーザー・ディスク)プレイヤーを手放せないのは、フェドセーエフ&モスクワ放送響によるフランクフルトでのチャイコフスキー連続演奏会の映像がDVD化されていないからだったのですが、これが遂にDVD化されるようです。

     http://www.hmv.co.jp/product/detail/2554361

     上記、第1弾の中に収録されている「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、最後の追い込みもスゴイ、本当に素晴しい演奏です。全集がリリースされるかは不明ですが、期待します。

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