日記

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  2006/08/31

    ■聴いたCD(2題)
     イギリス物2つ。

     A・プレヴィン&ロイヤル・フィルによるエルガー「威風堂々」(Philips)から第4番と第5番。第5番は大好きな曲で、第1マーチはもちろん、トリオの哀愁を帯びたメロディもいい。第4番は第1番を意識したのか?(二番煎じとまではいかないにしても)。この演奏、「いい演奏だった」という記憶があったのだけれども、今聴くと小ぢんまりと大人しい感じで、今ひとつの印象。やっぱり、この曲はボールト、バルビローリがイイ。

     F・フェネル&クリーヴランド管のメンバーによるホルスト「第2組曲」(Telarc)。この曲、やはりこの演奏が一番まとまっているし聴き易い。ちなみに第1曲の例のユーフォニアムのメロディ、ここではソロ(1人)ではなくソリ(複数奏者)で演奏している(多分)。スコアには "solo" とは書かれていないし(*)、後にジェイコブが編曲した管弦楽版「ハンプシャー組曲」(作曲者はもちろん聴いていたと思う)でも tutti のサウンドになっているので、こちらの方が本来の(正しい?)響きか。あくまで<好み>で言ってしまえば、ソロによる演奏も捨てがたいのだけど。

    (*)ちなみに第4曲(終曲)の終わり近くにあるメロディには "solo" の指定があります。

  2006/08/30

    ■東京オリンピック
     http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060830it11.htm

     あくまで『候補』として決定したということにしても、前回(昭和39年)を経験している身にとっては、なんとなく複雑な気持ち。

     「新・東京オリンピックマーチ」とか出来るのだろうか。でも、古関裕而さんはとっくに亡くなられているし、今だったら宮川某氏とかだろうか。でも10年後というのも気が長いというか、私は果たして生きているのか。

  2006/08/27

    ■ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
     クライバーンがピアノを弾いた録音(BMG)は結構有名なのかもしれないけれど、ビックリするのがバックのライナー&シカゴ響。ライナーとラフマニノフって何だか結び付かないのだけど、こんなに気持ちを入れた演奏をするのか。特に第2楽章の後半部、ヴァイオリンがテーマを演奏する部分なんかは、ピアノの演奏する4分音符のフレーズが全く霞んでしまうくらいに情緒纏綿と歌っている。

     ライナー(&シカゴ)はルービンシュタイン盤(BMG)のバックも務めていて、こちらは<いつもの>感じで、躊躇い無くバッサリと、第1楽章最初の弦楽器によるテーマなどは行進曲のようにも聞こえる。ただ、私はこの録音が一番好きで、第1楽章第2テーマとか第2楽章などのピアノの<歌い回し>は、「この曲、かくあるべし」と思わせるもので、いつ聴いても熱くなるものがあります。特に後者などはメロディをオクターブのユニゾンで弾くだけ、本当に<誰でも>弾けるような譜面...そこから先が果てしないということなんですよね。

  2006/08/26

    ■ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
     「クラシック・イン」最新刊、ラフマニノフを聴きながら昼寝...ムーティはこの頃、本当に色んな曲を録音してたよなぁ、などと思いつつ、本当に寝てしまった途中からは記憶に無し。このCD、最後にプレヴィン&ロンドン響の「ヴォカリーズ」(甘〜い演奏)がオマケに入っているのがミソだろうか。

     ラフマニノフのピアノ協奏曲、私は圧倒的に第2番が好きで(第3番が好きな人も多いようだけど)、最近気に入っていてよく聴くのが女流グリモーによる録音(伴奏はアシュケナージ&フィルハーモニア管)。

     この曲、すごく<男臭い>というイメージが強いのだけれども、グリモーの演奏はエレガントで、また別な意味での繊細さがあって、とても気に入っている。アシュケナージも最近は伴奏専門みたいになってしまったけど、ここでは本当に上手くピアノに合わせてます。

  2006/08/25

    ■モーツァルト:フルート協奏曲第2番
     A・グリミネッリのフルート。R・ノリントン指揮/カメラータ・ザルツブルグによるCD(Decca)。2003年録音。伴奏目当てで買ったCD。独奏者のことは良く知らないけど、1959年イタリア生まれで(それほど若くはない)、ランパルに学んだらしいけど、「パヴァロッティに見出された」という経歴は微妙か...。

     ノリントンはいつもの通り。飄々として、古楽器オケではないけれど、細かい表情をつけて、ニュアンス豊かなモーツァルト。でも、フルート(モダン楽器)は、ごく一般的なフツーのスタイルの演奏(響きも重い)。正直、別に他の指揮者でよかったのでは...と言うか、ソリストにお構いなしに、好きなことやっているような...>ノリントン

     ちなみに、ノリントンはRVWの交響曲をロンドン・フィルと録音していたのですが、あれは全集になる前に中止になってしまったんでしょうか。

    (★★★☆☆)

  2006/08/24

    ■米タワーレコード破たん
     http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060823-00000307-yom-bus_all

     「日本のタワーレコードはMTSから独立しており影響は受けない」...とのことで一安心。

  2006/08/23

    ■冥王星降格?
    http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060823it13.htm

     そうすると、「冥王星」を作曲したC・マシューズや、<「冥王星」付>を売りにしているホルスト「惑星」のCDの立場はどうなるのだろう。しかし、それ以前に、どうして今のままでは問題があるのだろうか。新しい何かが見つかったというのでもなく、今あるものを単に<はずす=仲間はずれにする>というのも、何だか夢の感じられない話ではある。

  2006/08/22

    ■ブラームス:交響曲第1番(DVD)
     R・ノリントン指揮/シュトゥットガルト放送響によるDVD。ライブではなくセッション録画。全4曲の演奏と、ノリントン自身による解説(インタビュー形式)が収録されています。

     独特の軽さを持った演奏で、冒頭からして、耳馴染みの巨匠指揮者による<重厚長大>なブラームスとは様相が違う。ノリントンが話しているように、音楽室でよく見かける例の髭を生やした貫禄十分の肖像画のイメージが強いけど、作曲当時は髭も生やしてなかったし若かった。第1楽章は尊敬していたシューマンの死に影響を受けていて、第2楽章はシューマンの奥さんであるクララへの恋心、終楽章のコラールは友人のヨアヒム、等々。

     モダン楽器を使用して、木管は倍管。フルートは木製楽器でしたが、これは奏者の好みでしょう(1人だけ金属管)。元々<古楽器オケ>からスタートした方ですが、始まりは<歴史的考証>であっても、それに<拘わる>ことなく、そこから新たに自分の音楽を創り上げているように思います。

     かなりクセがある演奏であるのは間違いないです。ちなみに、ビジュアル的には、大活躍のオーボエ・トップの美しい女性奏者がMVP。

    (★★★★☆)

  2006/08/21

    ■シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(DVD)
     K・ベーム指揮/ウィーン・フィルによるDVD。1973年のライブ録画。CDではベーム&BPOのものが一番好きなのですが、この演奏もとってもいいです。

     トロンボーン以外は管楽器の人数を倍にして(トランペットも!)、トランペットは単に同じパートを2人で演奏するだけではなくて、シューベルトの書いた譜面と木管楽器の補強、という風に分けている部分もあります(そのために倍にしているのか?)。

     今となっては古いスタイルの演奏かもしれないけれど、第1楽章の第2テーマで大きくテンポを落としたり、終結部も堂々と終わる、やはり私にはこちらの方がしっくり来ます。

     もうすぐ80歳のベーム、非常にしっかりしているし、意外に細かい指示も出すけれども、流れは自然で、素直にこの音楽の美しさを感じることが出来ます。

    (★★★★★)

  2006/08/20

    ■井上道義&新日本フィル
     すみだトリフォニーにて。井上氏のお話も交えた1時間ちょっとの「夏休み」コンサート。

     ドヴォルザーク「スラヴ舞曲」第1番から始まって、「牧神の午後への前奏曲」、シュトラウス一家の曲、ヴィヴァルディ「夏」から、懐かしい「夏の日の恋」、「浜辺の歌」、最後は再びドヴォルザークの「謝肉祭」序曲。アンコールにホワイト作曲の「蚊の踊り」という珍しい夏らしい(?)曲(井上氏の芝居付き)。

     「ファン感謝デー」的な、盛り沢山ではあるけれども、退屈しない、楽しいコンサートでした。井上氏の芝居っ気いっぱいの指揮も、この手のコンサートにはピッタリ。入場料1,500円で、十分以上に元は取れました。

     子供連れも多かったですが、私たちの隣に座っていた男の子、2曲目の「牧神…」から高鼾(いびき)でした。お母さんが時々起こしていたんですが、効き目なし...。

     開演前からロビーではフリー・マーケットが開かれていて、サイン色紙(大野さん、広上さん、ボッセさん等々、早々に売約済)、アルミンク(@音楽監督)の書き込み入りスコア(これもすぐ売り切れたみたい)、その他LPやLDも。もちろん、新日フィル関係のCD、Tシャツなども。

     10月に行われる、同じコンビによる伊福部昭「ラウダ・コンチェルタータ」他のチケットも買って、こちらも楽しみ。

  2006/08/18

    ■ドラマ化
     「のだめ…」が実写ドラマ化されるそうで(10月スタート)、これはチョット楽しみ。ちなみに、オケはどうするんだろうか。海外のオケを振る場面もあったと思うし。しかし、ここにも竹中直人が...。

  2006/08/17

    ■聴いたCD(2題)
     ラトル&BPOによるホルスト「惑星」。知性派。「水星」などの繊細な音楽は本当にイイ。でも正直、何も考えずに(?)「ドカン」と派手にやってほしい気もする。最後の「冥王星」は、あくまで同じ盤に並べて収録してある、というレベルで、CDならトラックを選択して聴けるから実害は無し(昔のLPだと厄介だけど)。しかし、惑星の数が増える、という話もあるようだけど...。映像トラックのオマケ付き。

     ロジェストヴェンスキー&ソビエト文化省オケによるショスタコーヴィチ「カテリーナ・イズマイロヴァ」間奏曲。上手い・下手とか、曲の解釈とか以前に、この人たち、根本的なセンス、文字通り<人種が違う>としか言いようがない。

  2006/08/16

    ■ハチャトゥリアン:ピアノとオーケストラのためのコンチェルト・ラプソディ
     N・ペトロフのピアノ、ハチャトゥリアン指揮/モスクワ放送響によるCD(BMG)。1975年の録音。

     この曲、単一楽章で早い部分と遅い部分が交錯、ピアノはメロディよりもリズム重視、オケの打楽器も活躍して、どことなく伊福部昭の「リトミカ・オスティナータ」を連想させます。伊福部もハチャトゥリアンの影響を受けたのか...と思いきや、実は「リトミカ…」の方が作曲された時期は早いのでした。(「リトミカ…」は1961年、ハチャトゥリアンは1967年)

     しかし、冒頭のピアノのカデンツァから、とにかく<騒々しい>曲。演奏のせいなのか、元々そういう曲なのか。リズミックな部分も、この作曲者のいつものパターンとはいえ、今ひとつ平板。同じ作曲家の「ピアノ協奏曲」の方がはるかに楽しめます。

    (★★★☆☆)

  2006/08/14

    ■停電
     今日から世間は『お盆休み』、行きも帰りも電車で座ることが出来た。

     朝に発生した停電。私自身に直接影響は無かったけれど、こんなに簡単に(と言っていいのか分からないけど)、こんな大規模な停電が起きてしまうものなのか。私の子供の頃はたまに<停電>があって、その当時は「電気が消えて暗くなる」という、それ以上でも以下でもなかったように記憶しているけど(これはこれで楽しかったりもする)、電気依存度の高い現在ではそうもいかないだろう。

     夜、アニハーノフ指揮の「ガイーヌ」組曲(NAXOS)を聴き始めるも、第1組曲あたりでパス。選曲が今ひとつだし、そもそも「ガイーヌ」における「組曲」と言うのは、いったいどれが正式なものなのか(正式なものがあるのか?)。

     その後、ライスターとカラヤン&BPOによるモーツァルト「クラリネット協奏曲」(EMI)をソファに横になって聴き始めたら、途中で完全に寝てしまった(演奏がつまらなかったわけではない)。やはり、睡眠にはモーツァルトが一番...。

  2006/08/12

    ■ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
     K・コンドラシン指揮/シュターツカペレ・ドレスデンによるCD(Profil)。1963年、ドイツ初演でのライブ録音。記録として貴重なのは間違いないにしても、演奏も最高に素晴らしい(下手するとモスクワ・フィル盤以上?)。オケは当然この曲を初めて演奏しているのだろうけれども、ただ音を並べるのではなくて、しっかりと自分たちの中で消化して音楽を作っている。もちろん指揮者の力もあってのことだろうが、これだけの演奏をしてしまうオケの力も凄い。モノラルだけど、それは全く気にならない。とにかく、超名演。

    (★★★★★)

  2006/08/11

    ■タワーへ
     新宿タワーへ。ショスタコーヴィチを何枚か。

     ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる「交響曲第8番」(Regis)・・・1982年録音盤。名演奏として有名な録音だけど、以前発売されていたPhilips盤が「テープが少々速めに回ってしまったせいか」ピッチが実際より高くなってしまっていたため、それを修正した...と、どうでもいい人には本当にどうでもいい話だけれども、安かった(1000円以下)ので購入。

     コンドラシン&ドレスデンによる「交響曲第4番」(Profil)・・・1963年、ドイツにおける国外(?)初演のライブ録音。よくもこんな録音が残っているものだ。

     バイバ・スクリデのヴァイオリン、ミッコ・フランク&ミュンヘン・フィルによる「ヴァイオリン協奏曲第1番」(SONY)・・・これは完全に<伴奏買い>。

     ショスタコ以外で、N・マリナーほかアカデミーのメンバー(亡くなられたアイオナ・ブラウン女史のお名前も)によるメンデルスゾーン「8重奏曲」・・・1968年録音。とにかく大好きな曲なので。16歳でこんな曲を書いて、音楽もすでにメンデルスゾーン以外の何者でもない。

  2006/08/10

    ■ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
     M・Erxlebenのヴァイオリン、P・フロール指揮/ベルリン交響楽団によるCD(Berlin Classics)。私の場合、協奏曲のCDは殆どが伴奏を見て買うのだけれど、これもその1枚。

     で、その伴奏はともかく、とにかく第1、3楽章のテンポが遅くて、第3楽章などは通常12、3分で演奏するのを20分かけている。独奏者のテンポ設定とは思うけど、第1楽章はともかく、カデンツァはさすがにやり過ぎのような...逆に第2楽章の第2テーマ(4分の2の部分)は作曲者の指定したテンポ設定よりも速く、色々とやってみたい人なのか。第1楽章はフロールの伴奏共々、旧ソ連勢の演奏では聴かれないような独特の美しい響きがしている。曲をいじり過ぎのような気もするけれども、それでも最後まで聴かせてしまうのは立派かも。

    (★★★★☆)

  2006/08/09

    ■発掘
     今すぐ聴きたいとは思わないけれど、そのうち廃盤になったり入手できなくなるかもしれないので、その時に後悔しないように...そういう動機でCDを買うことがよくあるけど、そうやって買ったCDというのは、買ったことを忘れてしまっている場合が非常に多い。

     コーガン&コンドラシン&モスクワPOによるショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」の1962年スタジオ録音盤(Russian Disc)もそういった1枚で、最近発掘。

     昔、(多分)同じ演奏をLPで聴いていた頃は、あまり気に入っていなかったのだけれども、それは演奏と言うより、曲のせいだったかもしれない。特に第1、3楽章は、とっつき難い。でも、曲に対して抵抗が少なくなって聴き返してみると、これはやっぱり素晴らしい演奏。

    (★★★★★)

  2006/08/08

    ■ハチャトゥリアン:交響曲第2番
     ハチャトゥリアン指揮/ソビエト国立響によるCD(Russian Disc)。1977年のライブ録音。ライブとは言え、演奏は整っているし、テクニックもパワーも十分。しかし、やっぱり<曲>としてはどうなんでしょう。50分近い大曲。確かに<らしい>旋律やリズムパターンなど現れるけれど、何だか取り留めがないし、最も得意そうな第2楽章も今一つ盛り上がらない。とりあえず「ガイーヌ」や「スパルタクス」があればOK、という気にもなります。

     カップリングは「ガイーヌ」の抜粋。最後の「レズギンカ」は冒頭の打楽器のリズムから混沌としていて、続く木管楽器のテーマと言い、勢いとテンションだけで持っていくような感じ。トランペットも大活躍で、演奏後の客席の盛り上がりはすごいです。

    (★★★★☆)

  2006/08/07

    ■聴いたCD
     その昔、新宿タワーの安売りで買った Russian Revelation盤に、コーガンとコンドラシン&モスクワ・フィルのショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」が入っていた...ということを今頃気付いた。

     1966年のライブ録音。すごく熱の入った演奏。オケが今ひとつクリアでないのが残念だけど、エンディングは、全速力で前のめりにゴールに駆け込むような勢いと迫力。ちなみに、昔LPで出ていたのは、同じ演奏者によるスタジオ録音だったろうか。

     カップリングのロジェストヴェンスキー&モスクワ放送響(?)による、同じくショスタコ「祝典序曲」。ロシアン・ブラス全開の、いわゆる爆演系。期待通りの演奏。1948年録音と記載されているけれども、立派なステレオ録音。記載ミスでしょう。

     何が目的で(聴きたくて)買ったCDか記憶にないのだが、判断は正しかったと言えよう。

    (★★★★★)

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