日記

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  2006/06/30

    ■チャイコフスキー:イタリア奇想曲
     カラヤン指揮/ベルリン・フィルのCD(DG)。1967年録音。テンポが遅いというだけでなく、とにかく非常に<重い>。曲を楽しむと言うより、このコンビの<音>を聴く録音か。そういう意味では、管楽器も含めて非常に味(クセ)があるサウンドで、そこに魅力を感じる人もいるだろうし、逆に抵抗を感じる人もいるかも。私は前者ですが...。

  2006/06/28

    ■聴いたCD(2題)
     井上道義&新日本フィルによる伊福部昭「日本組曲」(fontec)。1991年、初演時のライブ録音。原曲はピアノ曲なんですが、オーケストレーションは作曲者ならでは。第1曲「盆踊り」の最後の部分、トロンボーンのアルペジオ(分散和音)など常人では思いつかない発想でしょう。もちろん打楽器の使い方も然り。これまではコバケン&新響のライブ盤をよく聴いていたのですが、こちらはさすがプロ(?)、サウンドのまとまりがいいし熱気もあります。

     ケーゲル&ライプチヒ放送響によるショスタコーヴィチ「交響曲第6番」(Weitblick)。1973年ライブ録音。オケがオーバーフローしているような感じだけど(特に第2楽章の木管とか)、悪くないです。ただ、同じ指揮者の他の(ショスタコの)<名演>と比べると、ちょっと物足りないかも。

  2006/06/27

    ■ファレッタ&東京都交響楽団
     東京文化会館にて。「トルコのイタリア人」序曲(ロッシーニ)、組曲「ロッシニアーナ」(レスピーギ)、「プルチネルラ」全曲版(ストラヴィンスキー)

     「ロッシニアーナ」はロッシーニの曲をベースにした4楽章から成る組曲ですが、ほとんど演奏されないし録音も無い。私もアンセルメ&スイス・ロマンド管によるCDを持っているだけ(LPではドラティ盤を持ってた)。で、終楽章の「タランティラ」以外は、正直あまり面白くない。クラリネットやハープのカデンツァがあったり、オーケストレーションなどは凝っているけれども、なんか中途半端な感じ。演奏されないのも分かる気がする。レスピーギなら他にイイ曲が沢山あるし。でも、この曲をナマで聴けたのは嬉しい。

     「プルチネルラ」は歌入りの全曲版。小編成のオーケストラ、管楽器や弦トップ奏者によるアンサンブルなど、これはとても楽しめました。ただ、ホルンだけは良く言えば<繊細>、素直な印象は<線が細い>。好みかもしれませんが、プログラム冊子のロッシーニの解説に「ホルンの朗々としたソロ」云々と書いてあったものの、<朗々>とは程遠い音でした。

     ファレッタさんは女流指揮者なのですが、音楽も含めて、なかなか素敵な感じです。プログラミングも面白い。また聴いてみたい方です。

    (★★★★☆)

  2006/06/26

    ■タワーへ
     新宿タワーへ。店内でカラヤン&BPOの初来日時(1957年)のDVDが流れていて(ベートーヴェン「運命」)、確かに貴重な映像であるのは間違いないし興味深いのだけど、やはり、このパフォーマンスには<時代>を感じてしまう。

     ポイント2倍セールだったので、井上道義&新日本フィルによる伊福部昭「タプカーラ」&「日本組曲」(fontec)と、コンヴィチュニー指揮のショスタコーヴィチ第10&11番(Berlin Clasics)。ついでに、色んなプレイヤーによる寄せ集めピアソラ曲集2枚組廉価盤(EMI)を購入。

  2006/06/24

    ■ショスタコーヴィチ:交響曲第11番
     ケーゲル指揮/ライプチヒ放送響のCD。1958年4月のライブ録音(モノラル、拍手無し)。この曲の初演半年後、しかもライブ録音でこれだけの完成度とは驚き。音は悪いにしても、冒頭からとんでもない緊張感が張り詰める。第1楽章の2つの革命歌の活かし方や、第2楽章後半の小太鼓に始まるフーガ風部分の推進力の凄さ。第3楽章のクライマックスも一味違う。

     一点、気になるのが終結部の<鐘>が殆ど聞こえないこと。例えば、第5交響曲のエンディングではスコアには無い鐘をガンガン鳴らしたり、鐘の音に<こだわり>を持っているはずのケーゲルなのだけど、ここだけは(この指揮者の演奏として)「?」が付くのだ。単に録音の問題なのか。

  2006/06/23

    ■ショスタコーヴィチ:交響曲第11番
     ベルグルンド指揮/ボーンマス響のCD(EMI)。旧ソビエト勢の演奏とは色合いが違うけれども、演奏は素晴しく、無理なく聴き易い。終楽章のコーダ、バス・クラリネットのソロ以後の打楽器のアクセントが印象的で、最後の最後まで暗く重苦しい曲調が続く音楽であることを再認識させられる(鐘がミスっているが)。

     久しぶりにムラヴィンスキー&レニングラードPOの録音、第4楽章を聴いてみる。モノラルだけれども、意外に音も良くて、そして音楽は圧倒的で、「これしかない!」という確信に満ちている。冒頭、金管楽器のユニゾンと弦の付点のリズムの音形でテンポを変えていて、スコアには指定は無いのだけれども、ムラヴィンスキーの言葉通り「正しいかどうかではない。音楽は説得力だ!」

  2006/06/22

    ■SF交響ファンタジー第1番
     野中図洋和指揮/陸上自衛隊中央音楽隊の吹奏楽版を聴く。冒頭など、金管楽器がメインの部分は(当然)全く違和感が無いし、リリカルな<夜曲>も意外にイイ雰囲気。ただ、「キングコング対ゴジラ」のテーマのような部分では、弦の<ざわざわ>感が無いのが寂しい。

     個人的には、吹奏楽ならば、やはり<オリジナル>曲でもある「ロンド・イン・バーレスク」の方がいいと思うのだが、「ゴジラ」など耳慣れたメロディが現れる「SF…」の方に人気が出てしまうんだろうか。

  2006/06/21

    ■久しぶりに
     またぞろ伊福部昭を聴き始める。広上&日フィルの「ロンド・イン・バーレスク」と、小林仁&若杉&読響の「リトミカ・オスティナータ」。

     「リトミカ…」はLP時代からこの録音を聴き続けているけれど、演奏も一番よくまとまっていると思う。独奏ピアノが入っているものの、<コンチェルト>と言うよりもオーケストラの1パートに近い役割だろうか。テンポが速い部分でも変拍子が連続するし、終結部の正に<オスティナート>な盛り上がりは、聴く分にはエキサイティングだけれど、演奏する方は相当に過酷な重労働か。

  2006/06/20

    ■シルクロード
     團伊玖磨作曲「シルクロード」組曲のCDが発売されるようです。本名徹次指揮の東京シティ・フィルによるライブ録音(こんなコンサートあったんですね)

     http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1273687

     私はFMをエア・チェックしたカセットを持っていたのですが(引越しで行方不明の可能性大)、あわてて録音スイッチを押したために、冒頭数秒間が切れているという情けない物です。演奏は確か東フィル(指揮者失念)

     最近は吹奏楽でも演奏されているようですが、親しみ易くメロディもキレイで、とってもイイ曲です。本当に楽しみ。

  2006/06/19

    ■ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番
     作曲者本人盤(EMI)は、オケ(のサウンド)が今一つ軽量級なのですが、そこが素晴らしいのがフェドセーエフ&モスクワ放送響盤。ピアノはP・グルダ

     この曲、確かに第2楽章などは「ショスタコって、こんな音楽も書くのか」と思わせるけど、第1楽章カデンツァ前の盛り上がりとか、弦のユニゾンで動く速いパッセージとか、いかにもショスタコ的な部分も多くて、このフェド盤は厚みのある充実したサウンドが素晴らしいです。オケと比較するせいかピアノがちょっと華奢に感じられるけど、第1楽章などはショスタコ盤にも負けないような勢い。

     この曲はマキシム(@息子)のために作曲され、マキシムのピアノで初演されてます。マキシム本人がピアノを弾いた録音は無いようですが、彼が指揮をしてE・リストがピアノを弾いている録音があります。オケは USSR Radio S.O.(モスクワ放送響?)。これが、父親のピアノをソリストもオケもそのまま受け継いだような、とんでもない勢いの猛烈演奏。

     私がこの曲を最初に聴いたのがオルティス&アシュケナージ&RPO盤(Decca)で、第2楽章なんかはこれが一番美しいと思っているけれど、マキシム盤を聴いてしまうと、第1、3楽章はなんとも大人しすぎて物足りないこと極まりないです。

  2006/06/18 (2)

    ■追悼番組
     NHK・BSで放送された岩城宏之さんの追悼番組をビデオ録画で。N響の定期演奏会への最後の登場になったという、1996年の録画で、チャイコフスキー「悲愴」交響曲。<正指揮者>が10年間も定期演奏会を振らないって...と思いつつ、第1楽章展開部や第4楽章などは、上っ面でない感情移入された、渾身の演奏だったように思う。また、できれば若い頃の指揮姿も、色々と観てみたかった。

  2006/06/18 (1)

    ■演奏会へ
     雨。午後から、色々とお付き合いのある市民吹奏楽団の演奏会へ行く。

     演奏会場まで駅からバスに乗らなければならないという、ある意味、非常にハードルが高い演奏会ではあり、結果、身内とか地元の人しか来ないのかなぁ...とは思ったけど、演奏する側も聴く側も、そこらへんは承知の上か。気負ったところが無い、和んだ雰囲気の演奏会でした。

     ステージ上に知人の顔が。入団したのかしら(それともエキストラ?)。

  2006/06/17

    ■J・ファレッタ&東京都交響楽団
     東京芸術劇場にて。「ヴェンヴェヌート・チェッリーニ」序曲、歌曲集「夏の夜」(メゾソプラノ:加納悦子)、幻想交響曲(以上、ベルリオーズ)

     ファレッタはバッファロー・フィルの音楽監督を務める女性指揮者。年齢は非公開ですが、ラトル、ゲルギエフと同年代とのこと。スラリと華奢な、いい雰囲気を持っておられる方でした。都響の「幻想…」というと、どうしてもフルネさんのイメージが強く、その昔某若手指揮者がこの曲を振ったとき、悲惨な結果だったので若干不安があったのですが...。

     ファレッタさん、意外に(失礼)良かったです。少なくとも、先月客演したス●ェンセン氏より数倍イイ。速めのテンポでキビキビと、サウンドも優美で華やか。「幻想…」の第2楽章はコルネット入りのバージョン。録音では<コルネット協奏曲>みたいになりがちですが、実演では非常にバランスがよく、自然な感じでした。また、第3楽章のオーボエは3階席(?)で演奏させていました。

    (★★★★☆)

  2006/06/15

    ■ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番
     ショスタコーヴィチ(つまり作曲者本人)のピアノ。クリュイタンス&フランス国立放送管によるCD(EMI)。1958年録音(モノラル)。

     ショスタコーヴィチとクリュイタンスの2ショット写真が冊子に掲載されているのですが、ダンディにスーツをピシッと着こなして、<名指揮者>としての堂々たるオーラを発するクリュイタンスと、何となく着慣れないスーツを着て(←想像)はにかむような表情のショスタコーヴィチ。

     ク「キミがショスタコーヴィチ君か。お国では随分と活躍しているそうじゃないか。まあ、よろしく頼むよ(笑)」(←想像)

     で、その作曲者のピアノ、弾き切れていないような気もするのだけれども、もう音楽の勢いが止まらない。特に第1楽章なんか、すごいテンションで突っ走る。クリュイタンスは冷静、カデンツァの後の第1主題の再現では「まあ、まあ、落ち着いて・・・」といった感じに、テンポをぐっと引き締める。ただ、オケのサウンドは軽めでドライ。

     作曲者が弾いている、という記録的なもの以上に面白い演奏です。

    (★★★★★)

  2006/06/14

    ■訃報
     岩城さんの訃報。HMVタワーのサイトでは早速情報がアップされていましたが、N響のサイトには何も無し。自分たちの<正指揮者>であり、今年9月の定期も振る予定になっていたのに...ちょっと冷たくない?>N響さん(しかもバナーには未だに岩城さんのお名前が出てるし...)

  2006/06/13

    ■岩城宏之さん死去
     http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060613i506.htm
     http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060613ij23.htm

     大昔、NHK・TVで放送されていたN響のコンサートを振っていたのは、ほとんどが岩城さんでした。私の中では<N響=岩城さん>なのです。

     昨年末もベートーヴェンの全交響曲を振られていました。最後の最後まで、与えられたものを全て使い尽くす、昨年90歳で<引退>したフルネさんにも共通するものを感じます。

     合掌...。

  2006/06/12

    ■J・フルネ/ラストコンサート(DVD)
     2005年12月21日、東京文化会館でのライブ録画。オーケストラがステージに登場するシーンから始まり、最後のセレモニーまでの<ドキュメント>。ただ、フルネさんやオケ(都響)に全く縁のない人がこの映像を見てどう感じるかは分かりません。「ローマの謝肉祭」前半部、イングリッシュ・ホルンで提示された主題が、打楽器のリズムを伴ってヴァイオリンで演奏される時、本当に最後の最後の<輝き>を見たように感じられ、涙腺が緩んでしまうのでした。

  2006/06/11 (2)

    ■旅行センター
     夏休みの切符を買いに、奥さんと駅の旅行センターへ。

     私たちの隣で手続きしていた年配の夫婦。どうやら、自分たちの希望する宿が予約できないみたい。

     係「ホテルは提携している所のみのご予約になりますが・・・」
     客「去年はやってくれたじゃないか!」

     こういう言い方をする客(ユーザー)は多いけれど、もちろん1年前に何があったかは分からないし(おそらく係の女性も)、こういう場合大抵は客の側の思い違いの可能性が大なのだけど、ここはひたすら頭を下げて「できない」と納得してもらうしかない。まあ、大変なお仕事です。

  2006/06/11 (1)

    ■投票日
     朝から雨。

     今日は地元の区長選の投票日なのだけど、この天気で、また地元の雰囲気からして、果たして投票へ行く人はいるんだろうかと思っていたけど、最終的には30%弱の投票率。低いと言われれば確かに低いけど、私はもっと少ないかと思ってました。

     結局、現職区長が当選したようだが、その対立候補(女性)のキャッチ・フレーズが...

    「女性区長による、やさしい○○区を」

     なんだかあまりに漠然としていて、しかも今時<女性=やさしい>なんていう、あまりにステレオタイプなイメージに食いつく人はいるんだろうか?(いなかったから落選したのか...)

  2006/06/08

    ■ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲
     昨日買った、アムランが弾くショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲」2曲。第2番はとてもイイ。アムランのピアノは溌剌、活々としていて、第2楽章もとっても美しい。リットンのバックも悪くない(オケはBBCスコティッシュ響)。

     第1番の方はピアノは良いのだけど、肝心のトランペットのソロが今ひとつ冴えない(オケのメンバーが吹いている?)。楽譜を吹き切れていない感じ。

     ただ、個人的な好みとして「第2番>>>第1番」なので、結果大満足のCDではありました。

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