日記

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  2006/04/30

    ■新番組
     NHK教育の新番組「オーケストラの森」。新聞によると「特色のある活動を展開するオーケストラにスポットを当て、その活動と演奏を紹介する」...だそうです。

     今日の第1回は日フィルで、小林研一郎指揮による「幻想交響曲」全曲の演奏(サントリーホールでの録画)。「N響アワー」と交替に月一くらいの放送でしょうか。楽しみな番組が出来ました。

  2006/04/29

    ■N響
     昨日のコンサートでN響の定期公演の案内をもらった。個人的に注目は11月に客演するR・ノリントンなのだけれども、驚いたのが8月6日の「N響ほっとコンサート」。山下一史氏の指揮で「アルメニアン・ダンス パート1」を演奏するのだ(メインは「ローマの松」で、須川さんがゲスト)。

     これって吹奏楽編成での演奏なのか、それともオケ版??...Web上には掲載されていないけど「アン・アメリカン・エレジー」(ティケリ)などもプログラムに入っているので、やはり吹奏楽編成による演奏なのだろうか。

  2006/04/28

    ■スダーン&東京交響楽団
     サントリーホールにて。フラ・アンジェリコの墓にて(藤家渓子)、オルガン・弦楽とティンパニための協奏曲(プーランク)、「ダフニスとクロエ」第2組曲、「ボレロ」(ラヴェル)

     メインの「ボレロ」は速めのテンポで、フルネさんみたいなストイックな持って行き方ではなく、芝居ッ気もあって大きく盛り上がりました。アンコールに「ボレロ」の最後のテーマをもう一度。ソロ楽器はいずれも安定したプレイ。ただし「ダフニス…」ではもっと色彩感がほしい気が。「夜明け」のクライマックスも曇り空のようでした。

     前半、藤家さんの曲は<ゲンダイ音楽>かと思いきや、旋律的な要素もあって意外と楽しめました。プーランクは管楽器が無い編成。モノクロの重苦しい雰囲気。

    (★★★★☆)

  2006/04/27 (2)

    ■聴いたCD(2題)
     劇付随音楽「リア王」(ショスタコーヴィチ)ユロフスキー指揮/ベルリン放送響(Capriccio)。貴重な録音なのは事実にしても、なんとも生煮えな演奏。欲求不満が溜まります(特に金管)。まあ、ウルサイと言ったり、もっと鳴らせと言ったり、聴いている人は勝手なものだけど。曲としては、いきなり「ジングル・ベル」のメロディで始まる「道化(fool)の10の歌」が傑作。

     2台のピアノのための協奏曲(プーランク)ポミエ&ケフレックのピアノとヒコックス&ロンドン・シンフォニエッタ(Virgin)。BPOの野外コンサートでラベック姉妹も弾いていたけど、とにかく曲が素晴らしいのだ。都会的で洗練されていて洒落ていて、第2楽章はフランス風モーツァルト。管楽器、打楽器の使い方もイイ。ラヴェルの2曲の協奏曲にも匹敵するのではないか。最上級の音楽。

  2006/04/27 (1)

    ■フルート見つかる?
     http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060427i501.htm

     何はともあれ見つかって良かったです。ゴミ箱に捨てられたりしてなくて幸いでした。そういう意味では良心的?...実はプラチナ製のフルートが<試奏>したかったとか。>犯人

  2006/04/26

    ■CDとDVD
     ギーレン&南西ドイツ放送響によるブラームス「交響曲第4番」(Hanssler)。1989年の録音(≠ライブ)。全集中この曲だけは別レーベルから以前発売されていたもの。ただし、個人的には完全にワルター&コロンビア響盤(SONY)がデフォルトになってしまっているので、このギーレン盤もスッキリしてはいるけれども、あまりにそっけないというか、私としては薄味に過ぎる。

     C・ディビス&バイエルン放送響他によるベルリオーズ「ロメオとジュリエット」のDVD。この指揮者、巷では<ベルリオーズのスペシャリスト>という評価が高くて、しかし、いくつかのCDを聴く限りでは全く納得できなかったのだけど、このライブ(1989年)を観ると「なるほど」と、それも理解できる。相当に熱くなっているけれども、品の良さもあって、とても見応えがある映像ソフト。

  2006/04/25

    ■山形由美さん、1200万円フルート盗難
     http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060425i307.htm

     値段の問題以前に、自分の楽器をそんなに長時間、コイン・ロッカーに入れっぱなしにしておくものか??...その間何やってたかは分からないけど、楽器は持って歩こうよ(フルート2本くらい)。

  2006/04/24

    ■レスピーギ:交響詩「ローマの祭」
     フェドセーエフ指揮/モスクワ放送響によるCD(VISTA VERA)。1984年(?)のライブ録音。拍手付。

     これはフェドセーエフの録音の中では久々に面白かった1曲。何か変わった解釈をしてやろうとか、聴く人を驚かせてやろうとかいうのではなく、これが彼(彼ら)の<センス>なんでしょう。

     第1曲中間部の地底怪獣のような金管楽器や超重量級のティンパニ。思い切りテンポを落とした第2曲(これで吹き切る金管はさすが)。通常は思い入れたっぷりに歌わせるような場所も知らん顔して通り過ぎる。とにかく次の展開が全く読めない。

    (★★★★★)

     ちなみにカップリングの「…噴水」は普通です。

  2006/04/23

    ■N響アワー
     井上堯之さんがゲスト。私などは「ザ・スパイダース」のメンバーという印象が強くて、また当時GS(グループ・サウンズ)は「<不良>が聴いたり演奏したりするもの」という風潮もあったのだけど、お話を聞くと単に「クラシックが好き」ということだけではなくて、本当に真摯に音楽に向き合ってられる方だと感じました。

     ちなみに「太陽を盗んだ男」という沢田研二主演の荒唐無稽・支離滅裂な、しかし無茶苦茶オモシロイ映画の音楽も井上さんでした。

  2006/04/21

    ■聴いたCD(2題)
     ザンデルリンク&ドレスデンの初来日ライブ録音から「オベロン」序曲(ウェーバー)。コンサートのアンコールで演奏されたもの。冒頭10小節くらいは完全にホルンが主役。弦楽器とリズムが完全にずれたりしてるんだけど、そういう事とは次元の違う演奏でしょう。主部に入ってからも勢いがあって、最後はいかにも<アンコール>らしい盛り上がり。盛大な拍手は起きるけど<叫び声>は無し。まだ、そういう文化は無かったのですね。

     ランパル&ラスキーヌ&パイヤールによる「フルートとハープのための協奏曲」(モーツァルト)。これは昔(LPで)散々聴いた演奏で、それだけ気に入っていたのだけど、今聴き直してみるとランパルの歌い回しというか吹き崩し(?)に魅力を感じたのだろうか。華やかではあるけれど、最近流行の古楽器系<木管>フルートの音に比べると<重い>という印象は受ける。でもやっぱりこの曲はこの演奏を聴いてしまうのだ。

  2006/04/20

    ■反応
     ドレスデン・シュターツカペレの1973年初来日公演のライブCD。今日はベートーヴェン「交響曲第8番」を聴く。指揮はK・ザンデルリンク

     「ブラ1」以上にオケ、特に弦のサウンドが素晴らしく、それだけで一聴の価値有りです。ただホルンはP・ダムではないのか?...第3楽章トリオは意外と大人しい。「ブラ1」は間違いなくダムだと思うのだけど。

     演奏後の拍手も収録されているのですが、即座に大きな拍手が起きるものの「ブラボー!」などの喚声(叫び声)は全く無い(今だったら有り得ないでしょう)。これも当時(30年以上前)の時代を感じさせます。

  2006/04/19

    ■厚生年金
     ザンデルリンク指揮/ドレスデン・シュターツカペレによるブラームス「交響曲第1番」のCD(TDK)を聴く。

     1973年の初来日時のライブ録音。オケのサウンド共々素晴らしい演奏なのだけれども、会場が厚生年金会館...このホール懐かしいです。今では殆ど行くことがなくなってしまいましたが、サントリーホールも東京芸術劇場も無い時代、日本のオケはもちろん、多くの外来オケがここでコンサートを行なっていました。

     新宿駅から歩いて15分くらい。最新のホールに比べると見た目は悪いけど、(この録音もそうですが)そこで演奏されていた音楽は決して今に劣るものではありません。

  2006/04/18

    ■葬儀
     妹の義父が亡くなり、その葬儀に参列。享年85歳。姪の成人式のお祝いでお会いしたのが最後になった。色々話を聞くと、本人も周囲も何かを<察する>ということがあるものなのかもしれない。

     しかし、亡き骸を見ていると、本当にその人の<魂>というのはどこへ行ってしまったのだろう、と不思議な気持ちになる。<何か>が人間の身体を借りて、この世の中で生活しているのではないか、そう思えてくる。

     合掌...。

  2006/04/16

    ■N響アワー
     モーツァルト(生誕250年)、ショスタコーヴィチ(生誕100年)の特集。いずれも現音楽監督のレパートリーと思うけれども、あえてはずしたのは?他意はないと思いますが...バルシャイ指揮の「ハフナー」とパーヴォ・ヤルヴィ指揮の「第5交響曲」。

     バルシャイは以前、都響を振ったショスタコーヴィチ(第5番他)を聴いてちょっとガッカリしたのだけれども、このモーツァルトはリラックスした雰囲気が悪くない。この方、ソビエト時代のショスタコーヴィチ「死者の歌」の録音のように、もっと<厳しい>音楽をする人のような印象が強かったのだけれども、あれは旧ソビエト体制の中でのお話か。パーヴォはやっぱりイイです。

     池辺さんのお相手が変わってました。大河内さん、初々しくて好きだったんですが...。

  2006/04/15

    ■休日出勤
     新宿駅の工事で中央線快速が運休。通常は<快速+各駅停車>で並行運行しているのが半分になるのだから、駅のホームは相当に混んでいて、そんな中をケイタイの画面を見ながらフラフラ歩いている人々が余計に人の流れを悪くしている。

     仕事を終えて、そのまま楽団の練習へ直行。夜9時半過ぎ、帰宅した正にそのタイミングで母親から電話が掛かってきた。妹の嫁ぎ先の父上が亡くなられたとのこと。

  2006/04/13

    ■ラスト・コンサート
     フルネさんのラスト・コンサート。CD(サントリー)+DVD(文化会館)の3枚組みだそうです。私はサントリーの方へ行っているので、この組み合わせでOK。実質のラストは文化会館ですし。しかし、まさかあの<足音>は収録されてないですよね...。

     http://www.fontec.co.jp/newrelease3/sinpu/monthly/0605/FOCD9270.htm

  2006/04/12

    ■デプリースト&東京都交響楽団
     サントリーホールにて。交響曲第29番(モーツァルト)、交響曲第2番(ブルックナー)

     ブルックナーは第2番といえども、どこをどう切ってもブルックナー。とても面白く聴けた。特に中間2楽章。金管のちょっと荒い響きも、この曲には合ってたと思う。大活躍のティンパニは新人さん?大役を立派に果たしていました。

     モーツァルトも速めのテンポでスッキリと流れよく。ただし、第4楽章コーダのホルンはもう少し決めてほしかったかも。

     (★★★★☆)

  2006/04/11

    ■同行
     朝の新宿駅のホーム。スーツ姿の若い男性とその母親らしき二人連れ。大学の入学式か。まさか、新入社員ではないですよね。

     ギーレン&南西ドイツ放送響によるブラームス「第2交響曲」のCD(Hanssler)を聴く。「第1番」同様これも面白い。ソフトなサウンドで、通常は隠れがちな音形を前面に出したり、ヴァイオリンを両サイドに配置することで面白い効果も出ている。意外に旋律を<歌わせ>ていて、ただ(第2楽章の冒頭など)濃厚な雰囲気にはならない。第1楽章提示部の繰り返しは無し。

  2006/04/10

    ■ブラームス:交響曲第1番
     M・ギーレン指揮/南西ドイツ放送響のCD(Hanssler)。1995年の録音。スコアには手を入れず第1楽章のリピートも有り。なんとも肩の力の抜けた、<熱演>とは正反対のところにあるような演奏。譜面に書いていない<プラスα>のようなものが一切無い。オーボエがすごく上手い。

    (★★★★☆)

  2006/04/09 (2)

    ■プロコフィエフ:交響曲第7番
     Z・コシュラー指揮/チェコ・フィルによるCD(Supraphon)。1977年の録音。交響曲全集からの1曲。

     プロコフィエフ最後の交響曲ですが、「青春」という副題で呼ばれることもあり、とにかく平易でメロディも美しい。それ故か、評価はあまり高くないかもしれないけれども、私は大好きな曲です。鍵盤楽器とピアノが繰り返されるエンディングは、打楽器のアンサンブルで終結するショスタコーヴィチの(やはり最後の交響曲)第15番を連想させます。

     どちらかと言うと、センチメンタルで夢見がちな雰囲気を強調している演奏が多いように思いますが、コシュラーはテンポや表情を抑えて沈みがちで寂しげな雰囲気を強く出しています。エンディングはオリジナル(静かに終る方)を使用。

     コシュラーは旧共産圏で活躍した指揮者、録音の数も少なく一般的なスター性はなかったにしても、東京都交響楽団に頻繁に客演して素晴しい演奏を聴かせてくれファンも多かったと思います。

    (★★★★★)

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