日記

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  2005/05/15

    ■ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
     E・ワイルドのピアノ、P・ホワイトマン他によるCD(IVORY)を聴きました。1945年、ニューヨークでの録音。もちろんモノラルです。ホワイトマンはこの曲の委嘱者であり初演者。

     グロフェのオケ版(≠ジャズ・バンド版)をベースにしてアレンジした感じで、所々「♪アーーー」なんてコーラスが入ったり、エンディングも華やかに変更されています。いわゆるクラシックの人がジャズっぽく演奏してるんではなく、その逆のパターン。ジャズ畑の人がクラシックらしく演奏している雰囲気があって、冒頭のクラリネット、それに続くミュート付きトランペットなどは、非クラシックの吹き方。

     これは面白いです!

    (★★★★★)

  2005/05/14

    ■リハーサル風景
     カルロ・マリア・ジュリーニがシュトゥットガルト放送響を振ったブルックナー「交響曲第9番」のリハーサル風景のLD(DVDも有り)を観ました。

     大曲ということもあってか、振り方も含めて具体的な取り決めや指示がメイン。ジュリーニという指揮者、個人的に近寄り難い<大巨匠>というイメージが強かったのだけれども、とても穏和でにこやかで、気難しいところなどが無く、かなり印象が変わりました。

     2枚組みLDの第4面に収録されているR・ノリントンのリハーサル(モーツァルト「交響曲第39番」)は何とも面白くて、元々古楽器オケの指揮者、コンサート・マスターから「ここは、いつもどう演奏していいか悩んでるんですが…」なんて質問が出たり、音楽大学の先生が生徒相手に講義しているような感じ。強弱も含めたニュアンスはかなり細かく指示し、装飾音符はテンポを落とした練習なども。

     このノリントン、2006年にN響に客演するそうで、果たしてどうなるやら。興味津々です。

  2005/05/13

    ■消えたCD (2)
     (これまでのあらすじ)私の持っていた伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」他のCD(広上淳一&日フィル)、ケースだけ残して中身がどこかへ消えてしまった。外へ持ち出したこともないし、中身(ディスク)だけ他人に貸すということもあり得ない。一体どこへ...?

     どうも同じ様な経験をされた方がいたようです。このページの「5月10日」の項をご覧ください。(以下引用)
    学生の時に買って何度か聴いた後、CDのケースだけ残して中身が消えてしまったのがこのCDです。このCDは部屋の外には持ち出していないのに、どこからも出てきませんでした。その後何度か引っ越してきましたが、移動したのはケースだけ。
     このような現象は全国で頻繁に発生しているのだろうか??結局、伊福部は買い直すしかないか...。

  2005/05/12

    ■伊福部昭:ロンド・イン・バーレスク
     広上淳一&日本フィルによるCD(King)を聴いた。個人的には倭太鼓がちょっと大人しい気もするけれども、迫力一辺倒になっていない、丁寧にまとまめられたいい演奏だと思う。

     ところで<原曲の>吹奏楽版、(記憶では確か)秋山和慶さんの指揮で佼成WOが録音したLPを持っていたのだけれども(演奏も気に入っていた)、秋山さんの一連の旧録音がCD化されたときに無くなってしまったのは何か理由があるのだろうか。

     確かに「タプカーラ」や「交響ファンタジー」に比べれば地味な曲ではあるけれども、<オリジナル曲>であるのだから、もっと演奏されてもいいような気がするし、佼成WOも「ラウダ・コンチェルタータ」の<吹奏楽編曲版>を録音するよりも、先にこちらをCD化するべきでは。

  2005/05/11

    ■消えたCD
     昨日久々に伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」を聴いたおかげで、第1楽章の旋律が1日中、頭の中で鳴っていた。で、オーケストラの演奏を聴いてみようと広上淳一&日本フィル盤を引っ張り出してきて、ケースを開けたら...中にCDが入っていない!?そもそもこのCDは最近聴いていなかったのだけど、最後に聴いたのいつだったろうか。でも、何で中身だけ??

     やむなく(?)「傘寿記念シリーズ」の中の原田幸一郎指揮/新日本交響楽団によるCDを聴いた。

     指揮によるのか、アンサンブルが揃わなかったりミスもある。でも指揮がどうであれ、改訂版を初演して実質この曲を世に紹介したこのオケ(新響)が、この曲を<自分たちのもの>としているという自信、確信が感じられて、芥川也寸志&新響のLP(初演時ライブ)で聴き込んできた私としては、何の抵抗も無く聴くことの出来るデフォルトに近い演奏だ。

     それにしても、CDはどこへ消えた?

  2005/05/10

    ■伊福部昭:交響譚詩 他
     松本敏晃編曲による吹奏楽版。野中図洋和指揮/陸上自衛隊中央音楽隊によるCD(King)。2005年1月の録音。

     元々管楽器が活躍する曲でもあり、なかなか聴き応えのある演奏です。編曲も演奏もいいのだろうけれども、やはり伊福部さんの音楽が素晴しいのか、<編曲モノ>ということを忘れさせてくれ、ただユーフォニウムが旋律を吹くと「ああ、吹奏楽だな」と感じるのだけど、これはこれで面白い。第1譚詩はリズムも軽快で、サウンドにメリハリがあって、オケの下手な演奏よりも楽しめるのでは。ただ、第2譚詩では管楽器のソロがもう1歩かしら。

     カップリングの「…タプカーラ」は更に楽しめ、第1、3楽章などは金管楽器の頑張り・迫力もあって素直にエキサイトします。そして収録曲中、唯一の<オリジナル曲>「古志舞」、5分弱の短い曲だけれども完全に<伊福部サウンド>、耳慣れた旋律も登場。「ロンド・イン・バーレスク」の原型?

     伊福部さんの音楽は楽器(編成)を超えているのか。ファンは聴いて損は無い1枚だと思います。

    (★★★★☆)

  2005/05/09

    ■事故
     人身事故で中央線がストップしていたので(久しぶりな気がする)、新宿のタワーへ寄って「伊福部昭・吹奏楽作品集」を買ってしまった。

     「課題曲クリニックDVD」というのが売られていた。「2005年課題曲攻略法がこの一枚のDVDに凝縮!!」だそうで、<アンチ>な人は眉をひそめそうな感じだけれども、例えばスクール・バンドで、吹奏楽について全く経験が無いのに顧問などになってしまって、結果コンクールで指揮をしなければならない先生など、現実問題として<必要な>人や、<あれば嬉しい>と思っている人は沢山いるでしょうね。

  2005/05/07

    ■メンデルスゾーン
    若きメンデルスゾーン 「クラシック・イン」の最新号を読んでいた奥さん...。

     「メンデルスゾーンって女の人?」

     左が、その本に載っていた<12歳のメンデルスゾーン>の絵です。確かにそう見えなくも...。ちなみに、「クラシック・イン」愛読(聴)者の奥さん曰く、

     「やっぱり、一番よく眠れるのはモーツァルトだわ」

    とのことでした。

  2005/05/06

    ■試聴
     新宿タワーで「伊福部昭<吹奏楽作品>集」を試聴。演奏は悪くないし、伊福部なのでやはり聴いていてエキサイトする。しかし、あと一押しが...「ロンド・イン・ブーレスク」でも収録されていれば即買いなのだけど。

     ついでに「ヤマハ・ニュー・サウンズ…」最新盤も。こちらは多分試聴<だけ>。先日K夫妻がウチに遊びに来たときに、須川さんが吹く「追憶」をDVDで観て(聴いて)、やはり涙腺が緩んでくるのは、単に<懐かしさ>だけなのだろうか。

  2005/05/05

    ■ショスタコーヴィチ:劇付随音楽「南京虫」より
     G・ロジェストヴェンスキー指揮/ソヴィエト文化省交響楽団によるCD(BMG)。1985年録音。

     まず曲が面白過ぎです。1曲目、管打楽器(*)による「行進曲」ではトランペットが調子外れのメロディを吹き鳴らし、バリトンが情けない音で受け継ぐ。2曲目「間奏曲」ではソプラノ・サックスと打楽器がエキゾチックな雰囲気を醸し出し、途中いきなり「阿波踊り」のようなリズムになるのはスウィングのつもりか。かと思うと、突然「♪ひゅおぉぉ〜〜ん」とフレクサトーンが乱入。最後は陳腐な殆どやる気の感じられない「行進曲」。

     演奏は、例によって上手いのか下手なのか分からないオケの音が曲にマッチして、絶妙の雰囲気を出してます。

    (★★★★★)

    (*)楽器編成は Clarinet 2, Trumpet 2, Alto(Eb), Baritone(Bb), Bass と打楽器(Cymbal, Bass Drum)。アルト、バリトン、バスというのがどういう楽器なのかは今一つ不明(バリトンは分かる気もしますが)。ちなみにチューバ(Tuba)パートは別にあります。

  2005/05/04

    ■F・グロフェ:「グランド・キャニオン」組曲
     L・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルによるCD(SONY)。1963年録音。ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」他のカップリングです。

     ディズニーのアニメ映画、ミッキーやドナルドがどたばた走り回っているような音楽。昔もこのバーンスタイン盤のLPを聴いていて、そのときから思ってたんですが、この曲面白いでしょうか...?バーンスタインに向いているようにも思えるんですが、演奏もサッパリです。せいぜい「山道にて」くらいで、全楽章30分以上聴き通すのはツライです。

     他の指揮者の録音には、もっと楽しめるものもあるんでしょうか。ちなみに、元々は「ラプソディ…」同様少人数のジャズ・オーケストラ用の作品らしいのですが、むしろそちらの版で聴いてみたいです。

    (★★☆☆☆)

  2005/05/03

    ■ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
     L・バーンスタイン指揮&ピアノ/コロンビア交響楽団によるCD(SONY)。1958年録音。

     昔はLPでこの演奏ばかり聴いていたのですが、CDで買い直して久々に聴きました。最近ではオリジナルのジャズオーケストラ版、あるいはそれを意識したフットワークの軽い演奏が多いように感じますが、これはテンポを遅めにとった、まさに<ブルー>な、オトナの雰囲気漂う演奏。オケも重めですが、冒頭のクラリネットのソロなど控え目ですがイイ味出しています。

     やはりメインはバーンスタインのピアノ。何箇所かカットがありますが、シンフォニック系では筆頭に来る演奏の一つだと思います。

    (★★★★★)

    若きバーンスタイン 歳をとってからの<巨匠指揮者>のイメージも強いですが、若い頃のバーンスタイン(写真)、カッコイイですよね。これで、ピアノを弾き、作曲をし、オーケストラを指揮するんですから。まさに<スーパー・スター>だったでしょう。

  2005/05/02

    ■スメタナ:「わが祖国」
     R・クーベリック指揮/チェコ・フィルによるCD(Altus)。1991年11月2日、サントリーホールでのライブ録音。クーベリック、最期のコンサート。全曲の最後だけでなく、前半(3曲目「シャールカ」)演奏後にも拍手が収録されています。私はこのコンサートには行っていないので、あくまでこのCDを聴いた感想です。

     冒頭のハープからホルンなどに受け継がれる「高い城」のテーマ、一音一音確かめるように愛おしむように演奏される。決して<爆演>ではないし、面白おかしく聴かせようとする演出も無い。楽譜をそのまま音にしているだけのようでもあるけれど、これ以上でも以下でもあり得ないという音楽。定評のあるボストン響(DG)やバイエルン放送響(Olfeo)との録音とはまた別格の、と言うより、他の録音と<比較>することはできない演奏だと思います。

     <コンサート>のライブなのですが、この演奏には<聴衆>が感じられません。クーベリック、チェコ・フィル、そしてスメタナの音楽の向こうにあるものは「祖国」そのものだったような気がします。

    (★★★★★)

  2005/05/01 (2)

    ■NHKにて
     「SPレコード」の特集をしていて、司会の女性アナウンサーが「40代後半の方には懐かしい話題ですが…」と言っていましたが、その世代である私はすでにLP世代で、SPは1枚も所有してませんでしたし、(中古店以外では)売っているのを見たこともありません。

     調べてみると、最初のLPが発売されたのが1948年だそうですので、SPで音楽を楽しんでいた世代は、現在40代後半の人間の<親の世代>になるのではないでしょうか。

     SP,LP...話が見えない方、こちらなどを参考にしてください。

  2005/05/01 (1)

    ■多摩フィルハルモニア協会「定期演奏会」
     アミューたちかわ大ホールにて。「イタリア・オペラ・ガラ・コンサート」。指揮は今村能。オケと合唱はアマチュアと音大生の混合編成(?)。

     コンサート形式ですが、オペラの1場面を再現しようというコンセプトのよう。だから、「ある晴れた日に」の前にスズキとのやり取りが入ったり、「トスカ」第1幕フィナーレでも一言しか出番が無いスポレッタも登場する。(悪い意味ではなく)<趣味的>と言っていいかしら。

     ただ、オペラそのものを知らない人は、いきなり「ドッカーン!」と鳴り響くシンセの大砲などは違和感があるだろうし、また「ボエーム」第2幕など、字幕は無理にしてもプログラムに歌詞対訳をのせるか、もっと詳しく場面展開を書かないとちょっと不親切のような。ただ<知っている>人には、演出など楽しめる部分も多かったように思います。

     合唱は少人数だったれども意外にちゃんと聴けました。問題はオケで、小編成(弦は7,5,4,4,3)にしても、あまりに音に主張が無いというか、存在が薄い。指揮者の<熱演>が浮いて見えてしまう。プッチーニの音楽の<エキス>のような部分が感じられませんでした。残念。

     歌手ではソプラノの大岩千穂さんが素晴しかったです。

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