日記

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  2005/03/18 (3)

    ■広上淳一&日本フィル
     サントリーホールにて。交響詩「10月」(ショスタコーヴィチ)、ヴァイオリン協奏曲第1番(ショスタコーヴィチ)、エニグマ変奏曲(エルガー)

     「10月」は初めて聴いた曲。10月革命50周年を記念した曲で、一種の<機会音楽>か。<交響詩>と言っても序奏付のソナタ形式、どちらかと言うと<序曲>といった雰囲気がある。最後は長調になるものの、終始重苦しい雰囲気で、テーマも他の作品に類似しているものが多い(映画音楽からの流用もあるとのこと)。しかしショスタコらしい迫力のある曲で、あまり知られていないのはボリューム的に今一つ中途半端なせいか。でも、演奏共々とても楽しめた。

     広上さんはアクションや(顔の)表情の面白さから単に<踊っている>様にも見られているかもしれないけれども、非常に細かく丁寧に振っているし、本当に楽しそうで、それがハッキリと<見える>のがイイです。カルロスに通じるようなところがある...と言うと言い過ぎかしら。

     協奏曲を弾いた堀米ゆず子さんは大熱演だったけれど、今一歩...。

     広上さん、最後にオケのメンバーと一緒に客席に礼をし、団員と一緒になにやら話しながら退場していく。団員にも人気があるのではないかしら。とってもいい演奏会でした。

    (★★★★☆)

     しかし...エルガーでオルガン弾いたおねえさん。休憩時間に音出して練習しないでほしい。いきなりパイプ・オルガンの音が「♪ぼーー」と鳴ってビックリ。あれって音が出ないようにするとか出来ないの??

  2005/03/18 (2)

    ■ベルティーニさん
     最初に聴いたコンサートは東京文化会館でのマーラー「第6交響曲」。小柄な方でしたが、指揮台の上ではとても大きく見えました。

     そして最後に聴いたコンサートは昨年の「プロムナード・コンサート」。とてつもなく熱かった「運命」。そして、最後に演奏されたハイドンの「告別」が、このオケ(都響)に対してではなく、ベルティーニさん自身へのものになるとは...。

     浦和と横浜で行われたマーラーのチクルス。結局一度も聴けなかったけれども、昨年の「一千人の交響曲」と「第9番」。なんとしても聴きに行けばよかったと悔やまれます。


  2005/03/18 (1)

    ■...
     http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20050318i505.htm

     指揮者のG・ベルティーニ氏が亡くなりました。いろんなことがあるのですが、今はまとまりません。たくさんの素晴らしい演奏をありがとうございました>マエストロ。...合掌。

  2005/03/17

    ■早起き
     奥さんが友達とバス・ツアーに行くということで、それに合わせて朝1時間早く起きる(起こされる)。普段はいつもぎりぎり、必要な支度だけして速攻で家を出るのだけれども、1時間もあると随分と余裕のある朝を過ごせるものだ。

     その妙な余裕のおかげか、定期入れを忘れたことに駅で気付く。家へ戻ると当然遅刻するので、仕方なく切符を買って会社へ行く。日中、社用で外出したのだが、その帰り、ぼーっとしていたために反対方向の地下鉄に乗ってしまい、気付かずに2駅乗り過ごしてしまった。

     やはり、慣れない事はするものではない。明日からは(当然)通常の起床時間に戻る予定。

  2005/03/16

    ■ブルックナー:交響曲第5番(途中まで)
     マタチッチ&フランス国立放送管によるブルックナー「交響曲第5番」のCD(1979年ライブ録音)。海賊盤では持っていたのだけれど、正規盤が出たので買い直し。

     マタチッチのチェコ・フィルとの第7番、N響との第8番(LD)、この2つだけ持っていれば、ブルックナーは他にはいらないくらいに思ってます。(逆に言えば、その程度ということ)

     元々ブルックナーはそれほど聴かなかったのだけれども、今では年に1回聴くかどうか、そんな感じなので第2楽章まで聴いて、あと残り30分以上あるのかと思い、そこで挫折してしまった。それでも第1楽章冒頭の静かな中に緊張感を持った歩み、あるいは第2楽章第2主題の分厚く濃厚な音楽はスゴイ。

  2005/03/15

    ■花の街
     12日、詩人の江間章子さんが亡くなられました。新聞では「『夏の思い出』の作詞者」と紹介されていたのですが、調べてみると「花の街」(團伊玖磨作曲)の作詞者でもあったんですね。
    ♪七色の谷を 越えて
    流れていく 風のリボン
    輪になって 輪になって
    駆けていったよ
    春よ春よと 駆けていったよ ...
     その昔「だんいくま ポップスコンサート」というテレビ番組がありました。團伊玖磨氏が司会をした音楽番組だったのですが、その番組の最後に毎回、オーケストラの伴奏で「花の街」をお客さんと一緒に歌うのです。単に懐かしいだけでなく、今でも大好きな曲、詩もメロディもとっても素敵なものです。合掌...。

  2005/03/14

    ■昼休み
     会社の昼休み、社員食堂のTVではNHKが流れているのですが、何やら音楽番組で「バニラムード」なる4人組の若い女の子(編成は電子ピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロ)がいつも演奏しています。にこやかな笑顔を絶やさず、曲にあわせて身体を揺らす振り付けをしつつ、アップになったときはカメラ目線を忘れず、これはこれで結構修行が必要な感じで大変そう。しかし、楽器が無ければ4人とも同じ顔に見えて区別が付かないんですが...。

     この日は「大地讃頌」の作曲者、佐藤眞氏がゲストに呼ばれていて話をしていました。曲が有名な割には、なんだか本当にフツーの方でした。

  2005/03/13 (3)

    ■特典ビデオ
     ラトル&バーミンガム市響他によるマーラー「一千人の交響曲」(EMI)、タワーで国内盤を買って「特典ビデオ(VHS)」をもらいました。

     時間は10分程度。ラトルの語りと録音の模様が収録されています。字幕は付いていません。このCD、「ライブ録音」と記載されていますが、確かに客席は埋まっているものの、演奏者はみな普段着で、「公開録音」のようなものかもしれません。演奏風景として、とりあえず冒頭と最後は収録されていますし、ずらっと並んだ演奏者やバンダ(別働隊の金管)も確認できます。

     輸入盤と国内盤、値段の差が約1000円。このビデオにその価値があるかどうかは微妙ですが、国内盤は歌詞対訳付きで解説も外盤のものの翻訳ですので、決して悪くはないかなと思います。

  2005/03/13 (2)

    ■映画「殺人の追憶」
     2003年韓国映画。WOWOWで。

     予備知識ゼロで観たんですが、確かに2時間強ぐいぐいと引っ張り込まれるものがあります。しかし最後が...なんともスッキリしない。要は<犯人探し>のサスペンスとして観るのではなく、あくまで<未解決事件>を題材にした映画。ある程度予備知識を持った上で、別な角度から観る映画だったようです。

  2005/03/13 (1)

    ■題名のない音楽会
     久々に観たのですが面白かったです。

     宮川彬良氏(なかなか良い感じ、HPのエッセイも面白い)がゲスト。一番傑作だったのがテナー・サックスによる「『あんたがたどこさ』の空白の一行を埋める」。要は「XXを楽器で表現する」という、まあ本当にくだらない(宴会芸的)下ネタなんだけど(私は好き)、ソロを吹いた平原まこと氏(「ジュピター」の平原綾香の父上だそうです)の一見フツーのサラリーマン風のまじめくさった雰囲気も妙におかしい。

     この曲に限らず、「どう、面白いでしょ?」といった<冗談音楽>的押し付けがましさが無く、本当に楽しめました。

  2005/03/10

    ■モートン・グールド:吹奏楽のための狂詩曲「ジェリコ」
     やっぱり気になって買ってしまいました、M・グールド&シンフォニック・バンド「ブラス&パーカッション」リビング・ステレオSACD盤。お目当てはもちろん、最後にこっそり収録されている「ジェリコ」です。

     聴いてみると、あの「ジェリコ」でした。で、まずは一安心。録音データを見るとこのCD、2枚のLPをまとめたアルバムのようです。

     で、演奏ですが、シンフォニックにきっちりまとめるというより、(腕利きの)奏者が自由に楽しみながら演奏している、といった感じで、「ラプソディ」という雰囲気がよく出ていると思います。サウンドは派手目。

     城壁が崩壊するパーカッションのアド・リブはかなり長め、ただし好き勝手に演奏するのではなくて、強調される楽器などがあらかじめ決められているような感じで、ひょっとすると楽譜が書かれているのか?

     で、予想以上に面白く、少なくともかしこまった<模範演奏>よりは数十倍楽しめると思います。

     このアルバム、マーチ系は小細工が目立ってあまり好きではないのですが、グールドが編曲した「デキシー」「ヤンキー・ドゥードゥル」等はなかなか楽しく、これで1500円ならばお買い得かも。しかし従来盤から買い直すほどか...は個人の判断ですが。

    (★★★★☆)

  2005/03/09

    ■ショスタコーヴィチ:ミケランジェロの詩による組曲
     ショスタコーヴィチ晩年に作曲された11曲から成る歌曲集で、演奏時間45分。「交響曲」と言ってもいいような内容だけれども、同じく11曲から成る第14交響曲「死者の歌」と構成がよく似ているためか、元がピアノ伴奏のためか「組曲」となっています。

     オーケストラ版は2管編成ですが多くの打楽器が使われていて、金管・打楽器が炸裂する「創造」や、突然曲調が変わる終曲「不死」の不思議な謎めいた雰囲気、等々...いかにもショスタコ的な傑作だと思うけど録音は少なく、もし「交響曲」になっていれば「全集」としてもっと多くの指揮者が録音したように思い、残念です。

     ポルスター&T・ザンデルリンク&ベルリン放送管による録音(Schallplatten)は、歌詞がドイツ語であるにせよ、くすんだオーケストラの響きが魅力的。F・ディースカウ&アシュケナージ盤(Decca)はこじんまりとまとまりすぎているし、強奏部以外では持て余し気味で説得力が今ひとつ。

    (ザンデルリンク:★★★★☆/アシュケナージ:★★★☆☆)

  2005/03/08

    ■ヴィヴァルディ:「四季」
     ビオンディ&エウローパ・ガランテによるCD(Virgin)。ちょっと古いけど「新人類」という言葉が頭に浮かびます。いや、ひょっとすると「宇宙人」に近いかも...。

     この曲に付けられた詩の情景描写に徹しているように感じるのですが、例えば「春」の第2楽章、「犬の鳴き声」を模倣したヴィオラはほとんど<擬音>。まず、その前に<音楽>であるべきだ、なんて思うのはイ・ムジチ世代の戯言か。ここまでずたずたにされてしまうと、この曲の持っている(少なくとも私はそう感じている)<美しさ>は影も形も無い。最初にこの演奏で「四季」を聴いた人はどう感じるだろうか。私にはマリナーくらいがちょうど良い...なんて言うのは、年寄りのぼやきか。

    (★★☆☆☆)

  2005/03/07

    ■買い物
     新宿タワーへ。アーノンクール指揮の新譜、ハイドン「パリ交響曲集」(Teldec)を購入。ポイントを使ったら240円で買えてしまい、ちょっと申し訳ない気になった。

     以下、買わなかったけれど...。

     ラトル&バーミンガム市響のマーラー「一千人の交響曲」(EMI)。近々発売される国内盤には特典ビデオ(VHS)が付くらしい。騙されたと思って国内盤を買おうか...。

     「RCAリビングステレオ」のSACDハイブリッド盤シリーズの中の1枚、M・グールド指揮によるマーチ集。ケースの裏を見てみると確かに「Jericho(ジェリコ)」の文字が(ここには載っていない)。演奏時間の記載は無し。これって、やっぱりあの「ジェリコ」なんだろうか?

  2005/03/05

    ■スカイ・ハイ
     恒例「ニュー・サウンズ・イン・ブラス2005」の収録曲、「スカイ・ハイ」の曲目解説なのだが、「もともとは1975年製作の香港・オーストラリア合作映画『スカイ・ハイ』のテーマ曲ですが、その後レスラーの入場曲として使用され、爆発的な人気を誇りました。」

     「レスラーの入場曲」??...なぜ「ミル・マスカラスの…」と書かない!嗚呼、昭和は遠くなりにけり...。

  2005/03/03

    ■うれしいひなまつり
     私が子どもの頃歌っていた「替え歌」です。
    ♪あかりをつけましょ 100ワット(...時代が)
    お花をあげましょ 若乃花(...初代、現二子山親方のお兄さんです)
    五人ばやしの 愚連隊(...死語?)
    今日はたのしい 殴り込み(...)
     原曲はサトウハチロー作詞、河村光陽作曲。正しい歌詞は「うれしいひなまつり」で検索してご覧ください。

  2005/03/02

    ■チャイコフスキー:「白鳥の湖」から
     P・モントゥー指揮/ロンドン交響楽団によるCD(Philips)。ハイライト版。1962年録音。

     同じオケの演奏にもかかわらず、プレヴィン盤のリラックス・モードとは違い、こちらはピシッとした緊張感が音楽全体に感じられます。力強さも気品もあり、ワルツなどのゆっくり目のテンポも心地よいです。そして「終曲」の、テンポをきちんとキープした堂々とした演奏。

     やはりカットがあるのが残念ですが、それを除けばハイライト版として非常にいい線行ってると思います。

     しかし、指揮者の存在って大きい。40代の新進指揮者と、80代のマエストロ(「春の祭典」の初演も振った人...この「白鳥…」は亡くなる2年前の録音だそうです)。そして、オーケストラって生きて感情を持った<人間が>演奏しているんだと、改めて面白く感じました。

    (★★★★☆)

  2005/03/01

    ■ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
     カラヤン指揮/ベルリン・フィルによるDVD(SONY)。1982年4月30日、BPO創立100周年記念演奏会の<ライブ録画>。これは正真正銘のライブであって、彼のいわゆる映像作品のような不自然さはありません。

     とにかく無類にカッコイイ、カラヤン。特に第2楽章。気合が入りまくり、こういう曲は得意そう。流れや基本的な作りはオケに任せ切って、ここぞという所で決めて最後の仕上げを行なう。

     後半2楽章はややテンションが下がってしまうけれど、第3楽章からアタッカで続く第4楽章。そのほんの短い間にさっと素早く汗をぬぐう。これは無意識のうちに出た動作でカラヤンの「地」でしょう。70過ぎの老人とはとても思えないエネルギー。オケも最強無敵。

     輸入盤なら2000円しない安さ。倍管編成による「英雄」交響曲。今はもう誰もしないだろうし、今後もないかもしれない。カラヤンであれば納得、これは一つの<時代>でしょう。ほとんど「世界遺産」的な映像。

    (★★★★★)

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