| 日記 |
▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。 |
| 2004/06/08 (1) |
「ソビエト」という同じ時代に生きた作曲者と指揮者。互いに全てを分かりあっているという強力な信頼感で結ばれているのだろうか。人目を引くような「解釈」は何もしていない。第2楽章もそっけないくらいにイン・テンポで進む。しかし、鳴っている音楽全てが作曲者の、そして指揮者の想いを伝えてくれている。 終楽章...速い!前へ前へと突き進む。しかし、完璧に演奏し切るオケ。最強音から最弱音へ一気に切り替える所は、人間技とは思えません。そしてコーダ。ニ長調のファンファーレが次第に苦しげになり、やがて絶叫に変わる。単にトランペットがハイ・トーンを頑張るというレベルの演奏ではない。どんどん重苦しくなる音楽に動揺したか、途中「D−A(レ−ラ)」を繰り返すティンパニ奏者が1小節少なく終わってしまう。しかし最後の大太鼓との連打は見事に決めて曲を締める。 やはりムラヴィンスキーは凄い!「必聴」!! (★★★★★) (*)例のハチャトゥリアン「交響曲第3番」の<初演時ライブ録音>もこのセットに収録されています。ちなみに、解説書の文字が小さく肉眼では読めず(泣)。 |
| 2004/06/07 (2) |
まあ、そこまではいいとして、街を歩いているオバチャンに感想を聞いてました。 「そうなんですか。タイヘンですねえ。過ごしにくくなりますよねえ」 TVの前で皆思ったでしょう。「アンタ、100年後も生きているつもりかい!」...聞く方も聞く方ですけどね。 |
| 2004/06/07 (1) |
サラステの名前はシベリウス作品の名演奏でよく知られているし、それ以外にも現代作品なども含め多くの録音があり、<実績>がある人であることは間違いない。私の好きな指揮者の1人。かつての、フィンランド放送響との来日公演も印象に残っています。 で、こうやって指揮を正面から見てみると、何と言うか、非常に<シャイな>感じがする。好きな女の子とデートに行って、緊張しまくって、目も合わせられず、話もしどろもどろになっているような。しかし、その裏に豊かな音楽・感情を感じさせ、ある程度一緒にやって良い関係が作れれば、随分と変わっていくのではないだろうか。1回だけでは真価が発揮できないように思う。 しかし、トランペットはちょっといただけませんでした。>N響さん |
| 2004/06/06 |
プログラムは、J.S.バッハ(ハンスバーガー編)「トッカータとフーガニ短調」、ベネット「『古いアメリカ舞曲』組曲」(やっぱりイイ曲だ)、スパーク「ダンス・ムーブメント」(初めて聴いたけど)、L.バーンスタイン「冒涜」(「エレミア交響曲」より)、ラウリンゼン「オ・マグナム・ミシテリウム」(コラール風の合唱曲からの編曲)、ウィルソン「トランペット協奏曲『リーダー・リーダー』」、スーザ組曲(スーザのマーチのメドレー)。アンコールに「海を越える握手」(日本の中学生(?)と合同演奏)、「星条旗よ永遠なれ」(ハンスバーガー指揮!)、プロコフィエフ「行進曲作品99」、ショスタコーヴィチ「民族の祝祭」(「馬あぶ」より)、「ギャロップ」(「モスクワ、チェリョームシキ」より)。アンコール最後の3曲は非常に楽しかったです。 とにかく響きが非常に美しい。透明感・均質感があって、よく言われる「オーケストラが一つの楽器のように」鳴っている感じ。指揮者もそれを活かした、角の取れた柔らかい音楽を作っていたように感じます。 その反面、各セクション/パートが際立つことがないので、音色のコントラストが少なく、スパークの作品などでは単調な感じもし、コンチェルトでも独奏楽器が突き抜けてくることがないので、今一つ物足りない。また、ホールのせいか、席(1階中央右寄り)のせいか、打楽器がかなり<うるさく>感じられ、特にスーザのマーチ(しかもメドレー!)におけるシンバルはちょっと閉口した。 ずーっと客席で聴いていて、1曲だけ(「星条旗…」)振ったハンスバーガー氏。さすがの貫禄を感じました。会場のCD販売は特に目新しいものは無し。 私などの世代の吹奏楽人は、「イーストマン」と聞いただけで、「ははぁっ!」と平伏してしまうのだけれど、今の若い人にとってはどういう存在なのだろうか。制服を着た中学生が沢山来ていたけれども、こういうプログラムによる演奏会、どのように感じたのか、是非聞いてみたいところです。 (★★★★☆) |
| 2004/06/04 |
ところで「牛歩」って、何だかみんな<楽しそう>ですよね。でも、他にやり方ってないものなのかしら。 |
| 2004/06/03 |
女性の客が駅員に訊いていた。 客「どうしたんですか?」 駅員「荷物がはさまった<だけ>ですよ」 「だけ」を強調する言い方が妙に気になった。 さて、G。8連勝で単独首位。Tも随分下がってしまった。中継ぎ、抑えが相変わらず不安だが(マエダ、オカジマ...)、ひとまず穏やかな毎日だ。 |
| 2004/06/02 |
私がなぜこのコンサートに行く気になったのか、よく覚えていない。1979年といえば、「SF交響ファンタジー」などによる日比谷公会堂における例のコンサート(1983年)よりもまだ前の話。この日のメインだった「火の鳥」(全曲版)に興味を持ったのかもしれない。 伊福部さんの名前は存じていたし、私の大好きな「怪獣映画」の音楽を作曲された方だとか、「交響譚詩」もFM放送からカセットに録音した(山田さん指揮の東響)テープを何度も聴いていたが、(いわゆる)純音楽作品は「交響譚詩」以外は聴いた事はなかった。 なにはともあれ、この「ラウダ…」で脳天に落雷したような衝撃を受け、頭の中が真っ白になった。コンサートで<鳥肌>が立ったのはこのとき以外記憶にない。その衝撃はこのライブ録音CDでも十分に感じられる。<マリンバ>という楽器でこんな音楽が出来るものなのか...ただただ唖然とした。 指揮者の唸り声から始まるこの演奏。正直、オケは今一つ頼りないし、音も引っ込んでいるような感じがする。しかし、安倍さんのマリンバが入ってくると、その鮮烈な音に思考回路が停止する。マリンバのオスティナートを伴いひたすら突き進む、終結部へ向けての白熱。当時の伊福部さんの知名度(人気)からすれば、この曲も再演されるかは分からない。まさに<このとき限り>という覚悟の、燃焼し切った演奏だと思う。 (★★★★★) |
| 2004/06/01 |
客席の照明が暗くなり、団員が入場を始めても、会場に伊福部さんの姿は見当たりませんでした(私の席はRB、1階席2階席共によく見渡せます)。ひょっとすると、体調を壊されて今日はいらっしゃらないのだろうか...そんな不安もよぎります。 オーケストラが入場し終わり全員が着席したところで、ホール入り口のドアが開きました。ここで伊福部先生の登場です。会場からはもちろん大きな拍手。入口のドアまでは車椅子で来られて、そこからは係員に付き添われて、拍手の中を席まで歩かれました。その後の移動は全て車椅子だったので、歩かれるのは辛かったかと思うのですが、このような場であることを考慮されたのでしょうか。ご立派でした。 コンサート前半終了後の休憩前、指揮者の本名さんから紹介があり、何と会場にゴジラ(!)が現れ、伊福部さんに花束を贈呈しました。まさにこの日(5月31日)が伊福部先生のお誕生日だそうです。 全プログラム終了後も、もちろん伊福部さんに盛大な拍手が送られ、ご自分の席で立って拍手を受けていました(さすがにステージ上まで歩いてくるのは厳しいようです)。このとき、多くの人が自然と席から立ち上がり、こういう形のスタンディング・オベーションは(TVや映画以外では)初めての光景でした。本当に会場が一つになった、素晴らしいコンサートだったと思います。 終演後、ホールの外へ出ると雨が降っていました。その中を車椅子に乗った伊福部先生が係員と共にホテルの方へ向かっていて、それを見つけたファンがまた拍手を送っていました。お元気で! |
| 2004/05/31 |
以下はプログラムの「御挨拶」からの引用です。 「当時日本では、このような民族色の強い作品は、民族の劣弱感の裏返しで国辱的であるとされ暫く、定評化されました。最初の「…祝典序曲」から、いきなり伊福部ワールド全開。2台のピアノを加えた、急緩急、3部形式の曲です。 「日本狂詩曲」は21歳の時に書かれた最初の管弦楽曲。このときから伊福部さんはすでに<伊福部昭>でした。打楽器10人を加えた後半「祭り」は圧巻。やや一本調子な気もするけれど、当時の伊福部さんの頭の中には次から次へと<音楽>が渦巻いていたのでしょう。 「交響ファンタジー」。個人的には最後のマーチはテンポ設定が速すぎた気もしますが、トロンボーン、チューバが大健闘。それにしても凄い音楽です。 後半「釈迦」は3楽章、演奏時間45分、合唱付きの<大曲>。アップ・テンポの部分が第2楽章途中しかないので、コアな伊福部ファン向きかもしれませんが、最初から最後まで<伊福部節>。エンディングの盛りあがりは素晴らしかったです。 アンコールに「シンフォニア・タプカーラ」の第3楽章。ここでもトロンボーンが大活躍。家へ帰るまで、頭の中でこの旋律がずーっと鳴り続けていました。 本名さんはリズミックな部分での勢いは素晴らしく、変拍子も的確。曲の終わりなどはかなり<煽る>ような所もありましたが、それ故に会場は大きく盛り上がりました。会場には伊福部先生も見えていましたが、長くなりましたので、この件はまた。 |
| 2004/05/30 |
<私が小学校3年生のとき、音楽の時間に先生が「この人がバッハです」と張ってある写真の1つを指さしました。それまでずっと歴代の校長先生だと思いこんでいた私にはかなり衝撃でした。(群馬県・M)>そんな「衝撃」受けなくても...という気もしますが、おそらくこんな写真ですよね。そういう訳で「バッハ校長先生」です。 |
| 2004/05/27 |
なんだかベートーヴェンというよりも、ベルクとかシェーンベルクを聴いているような感じがしました。「なんだ、親類なんじゃん」...そんな気分です。 (★★★★★) |
| 2004/05/26 |
「戦争の勝利を祝う、記念碑的『<第9>交響曲』」という<期待>に肩透かしを食らわせたような曲。誰かが「戦争が終わった喜びを素直に表現している」と言っていたけれど、もちろんそういう演奏もあるにしても、ゲルギエフは違う。ゆっくり目のテンポの第1楽章はユーモラスではあるけれども、なんだか人を小馬鹿にしたような感じだし、<軽妙><嬉遊曲的>な雰囲気は全く無い。続く第2、3楽章は割とアッサリと進む。 全曲で最も印象に残るのが、金管楽器が鳴り響きファゴットのモノローグが続く第4楽章。何かが終わったのではない、まだ続いている、あるいはこれから始まる。そして、この楽章以外は妙に印象が薄い。フィナーレもそれほど盛り上がらず、幕切れも「♪チャン、チャン!」とそっけなく、人を食っているようだ。 個人的にはもっとはじけた演奏が好きだけれども、これはこれで面白い演奏だと思うし、この音楽の一筋縄では行かない部分を感じさせてくれる。 (★★★★☆) |
| 2004/05/25 |
で、「第5番」のみ聴きました。2002年、フィンランドでの(ライブ)録音。「唸り声」がかなり入ってます。 意外と「直球勝負」、面白おかしく<演出で>聴かせる演奏とは違います。また、もっと<暴れる>かと思いきや、腰を落ち着けたテンポでじっくりと曲を進めていて、なかなか聴き応えのある演奏です。 オケは金管、打楽器なども非常に力強く、西欧のオケの音とはまた違う独特の<暗さ><重さ>がありますが、(いわゆる)ロシア・オケのサウンドとは違い、そこはちょっと微妙な気持ちではありますけど、このコンビについては、そういった見方(期待)はしない方がいいのかもしれません。ちなみにゲルギエフの公式サイトはこちらです。 (★★★★☆) |
| 2004/05/24 |
約束の時間ギリギリだったので少しイラ付いていたら、精算機の横の小さな四角窓が開き、駅員らしき若い男が顔を出し脳天気な声を出した。 「どうしましたぁー?」 それは私にではなく、キミを呼び出した「精算機」に訊いてくれ! 早めに打合せが終わったので、帰りに新宿タワーに寄ったら休業日だった...ということを、エスカレーターで6階まで上がった時に知り、そのまま、すごすごと下りエスカレーターで下がってきた。なんだか間抜けな、気恥ずかしい感じがした。 よく見ると、ビルの入口に「休業のお知らせ」が掲示してあるのだけれども、その前にワカモノがたむろしていたので気付かなかったのだ(泣)。 帰宅すると、奥さんがビデオを観ていた。ついに我が家にも「ヨン様」ブームがやって来た(?)。 |
| 2004/05/23 (2) |
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| 2004/05/23 (1) |
「運命」の冒頭から、もうとにかく<熱い>。両端楽章は、ものすごい勢いのハイ・テンション。こうなると、奏法だとか版だとかについての拘りは、どこかへ飛んで行ってしまう。中間2楽章は逆に「軽さ」を前面に出していたような感じ。 前半から会場は大きく盛り上がり、休憩後の「未完成」は、ちょっと気持ちの切り替えが出来ず、印象がかすんでしまいました。 「告別」はホールの照明を落として、譜面台にロウソク型のランプを点けて演奏。終楽章は、演奏が終わった奏者から自分のランプを消して一礼して退場。最後は指揮者と2人のヴァイオリン奏者だけがステージに残り、曲が終わると会場は完全な暗闇に。拍手の中、照明が明るくなるとステージ上は...「そして、誰もいなくなった」。やがて、奏者と指揮者がステージ前に並んで拍手を受けるという「演出」。ベルティーニが音楽監督の地位を去ることにかけているのでしょうか。 このコンビの演奏が聴けなくなるというのは、本当に残念です。年に1度でいいから客演してほしいと願います。 (★★★★★) |
| 2004/05/21 |
まず「鉄道運転シミュレーション」。実物大「電車でGO!」みたいなもんですが、親子連れに混ざって並んでチャレンジするも、ブレーキのかけ方がよく分からずに、停車駅を大幅に通り過ぎて「緊急停止」。ギャラリーの失笑を買いました。 そして「鉄道模型パノラマ」(写真)。広大なレイアウトを様々な電車が走り回り、ギャラリー(の子どもたち)大興奮。他の展示物も、ボタンを押すとミニチュアが動いたり、電車が走り出したり。無茶苦茶楽しかったです。これで入場料310円は安い! |
| 2004/05/20 |
「熱いマーラー」...だろうか。気持ちは伝わってくるし、それがオケと上手くシンクロしたときは素晴しいけれど、ときどき空回りしたり、崩壊しそうになったり...。その中で第2楽章は<無骨さ>が上手く曲想にはまり、力強く聴き応えがありました。 ホルン12本(スコアでは7本)、終楽章コーダではスタンド・プレー。盛大に「ブラボー」も飛んでましたが、正直もう少し精度が欲しい気もします。 野球で言えば、ホームランの打ち合いで点を取っているような(どこのチーム?)感じ。「プロ」であれば、もう少し細かい駆け引きの面白さも見せて(聴かせて)ほしいと思ったりもします。でも、飯守さんの人気も分かるような気がしました。 前半のシューベルトは、この日の演奏だけ聴くと「とりとめのない『習作』」としか感じられないかも。残念! (マーラー:★★★★☆) |