| 日記 |
| 2003/10/13 |
アンコールの3曲。プッチーニ「アダージエット」(とっても美しい曲。出所は?)、レスピーギ「ベルキス」から「戦いの踊り」(まさかこの曲が聴けるとは!ド迫力)、ヴェルディ「ルイザ・ミラー」序曲(これは最高)。これに庄司紗矢香嬢のパガニーニで、とりあえず「元は取った」って感じです。 メインの「展覧会の絵」は「上手なオケの演奏を聴いた」という以上のものはありませんでしたが、トランペット、ユーフォニアム(若い女性@2番トロンボーン奏者が演奏)、ホルンなど見事な演奏でした。ティンパニの女性も「バーバ・ヤーガ」以後は豹変してものすごい迫力。 シャイーは初体験でしたが、勢いに任せた部分とキチッとコントロールされた部分をバランス良く感じさせました。オペラが似合いそうです。しかし「また聴きに行きたいか?」と訊かれるとビミョーな所です。チケット代高いし...。 オケのメンバーがステージを足で踏み鳴らしてリズムをとり、観客の手拍子・拍手を誘うような「ノリ」、シャイーもその陽性のノリの中で決して浮いていなかったのが、やはりイタリア人の血でしょうか。 (★★★★☆/アンコール:★★★★★) |
| 2003/10/12 |
別なところで知ったのですが、ノイマン氏は英語が話せないらしく(もちろん日本語も)、N響とのリハーサルは所謂「音楽用語」だけで進められたそうです。 「棒」はもちろんのこと、例えばムラヴィンスキーやスヴェトラーノフが、曲のある部分で腕を全く動かさず指揮台に立っているだけ、それで「指揮」をしてしまう。「言葉」で変わる部分もあるのかもしれないけれども、指揮者の本質というのはそれとは別な所にあるのでしょうね。 |
| 2003/10/09 |
「最近、リュックサックを背負っている若いモンが多いけど、あれは流行りなのかね。学生ならともかく、サラリーマンまでもがだよ。お前ら遠足に行くのか?一体何入れてんだよ、そんなデッカイ袋に。水筒とママが作ってくれたお弁当か?オヤツは300円以内にしとけよ。はっきり言ってジャマなの、そんなもの満員電車に持ち込むと。オレが若い頃は、手ぶらで会社行ったもんだよ。先輩に『やる気あんのか』って言われたけどね(笑)...なんか使い勝手がいいよね、この『(笑)』ってやつ。」(談) |
| 2003/10/08 |
自作を指揮(録音)する作曲家も多いですが、その中でもバーンスタインは本職だし、ブリテンも指揮者として高く評価されています。個人的にはコープランドのも好きです。で、ウォルトンもかなりの自作録音を残しているようです。 ただ、この演奏を聴く限りでは指揮者としては今一つの印象です。「前奏曲」のゆったりしたテンポなどは「なるほど」と思ったりもしますが、全体的に緊張感が薄く、ピリッとしません。「フーガ」も(難曲とはいえ)金管がかなりもたついていたりして、ちょっと「?」です。 彼の作品の録音が少なかった時代には貴重だったとは思いますが、現在ではあくまで「資料」的な側面が強いでしょうか。 (★★☆☆☆) |
| 2003/10/07 |
8曲から成る組曲で、各曲2,3分台の短い曲ばかり。バレエ音楽や映画音楽などから集められているそうです。 実は、本来の「ジャズ組曲第2番」の自筆譜が発見され、この曲は全くの別物だということが判明しています。楽器編成には4本のサキソフォン、2台のピアノ(または連弾)、ギター、アコーデオン(これが結構イイ感じ)なども加わっています。 「ステージ・オーケストラ」というのは現在の「ポップス・オーケストラ」みたいなものでしょうか。それとも「劇場付きのオーケストラ」?...果たして(旧ソビエトで)どういう機会に演奏された音楽なのか興味があります。 いずれも深刻な内容の全くない気軽に楽しめる曲ばかり、ワルツ、行進曲、舞曲など曲想の変化の少ない曲が多いのですが、これが不思議と退屈しないで聴けてしまいます(吹奏楽界某巨匠の「第X組曲」とは違って...)。もちろん「ジャズ」という印象は全くありません。 シャイーの演奏は所々妙な表情が付いていたり、キレイ過ぎるように感じたりもしますが、オケの上手さと明るいサウンドで問題なく楽しめます。また、一部曲順を入れ替えて変化を持たせているのですが(ワルツ系と舞曲系を交互に)これは正解だと思います。 (★★★★☆) |
| 2003/10/06 |
駅員も客に怒鳴られたり、詰め寄られたりして、まあ同じ会社だから仕方ないけれど、「やってらんねぇよ!」って腹の中では思ってるでしょう。 一方兵庫では、通過電車が来ているにもかかわらず、中1の女子生徒が「携帯電話を線路に落とし、のぞき込んでいた」ために電車が緊急停止、結果4本運休6300人に影響とか。 こういう子の顔写真は詫び文を添えて駅に貼り出しておくべし。それにしても最近、公衆の場でも自分の事しか見えない(考えが回らない)人って多くないだろうか?? |
| 2003/10/05 |
「運命」...改めて聴いても素晴らしい。音楽のイメージがはっきりしているし、かといって「知」だけに偏っておらず「情」もバランス良く持っている。できれば、聴きに行けなかった「英雄」を放送してほしかった。 今回はベートーヴェン・プロ。前回の来日時にはベルク、ブリテンなども取り上げており、ウィーン・フィルで「マタイ」を振る予定もあるとか。一昔前のラトルを思い出します。若手注目株の指揮者です。 |
| 2003/10/04 |
汗臭さを全く感じない、非常に冷静な落ち着いた印象ですが、そこが妙に小さくまとまってしまっているような、「小粒」という感があるのです。私としてはもっともっと心から溢れてくるような感興を出して欲しかったように感じます。 今回は「若手日本人指揮者」という「企画物」的な面もある演奏会。演奏後、団員から指揮者へ送られた拍手は「お疲れさん!将来、一指揮者として堂々とこの指揮台に立てるように頑張れよ!」という<エール>と感じました。 |
| 2003/10/02 |
言い訳すると、以前買ったのはHMV盤、今回はEMI盤。内容は全く同じだけれど、レーベルが違っていることにより頭の中のDB(データベース)の検索が上手くいかなかったようだ。でも、最近は検索能力落ちてるからなぁ...。 さて、うれしい話題として、A・プレヴィン指揮/ロンドン交響楽団によるRVW「交響曲全集」がセットで復活するようです。もちろん、J・フレッチャーが吹く「チューバ協奏曲」も入ってます。 |
| 2003/10/01 |
「前奏曲」の導入はファンファーレ的な曲想が強調されて音楽が引き締まるように感じるし、各声部が明瞭に聞えてくるのも良い感じ。行進曲風の主部もこっちの方が馴染む。 「フーガ」の細かい音形を金管で演奏するのは<難しい>のは間違いだろうけれども、それがプラスに働いていると思う。静かになった部分のヴァイオリン・ソロはトランペット(コルネット?)で演奏され、ここも大変美しい。 PJBEは後年、一般大衆受けするような「編曲モノ」を録音するようになって、路線がややぶれてしまったように思う。おまけに再発されているCD(の多く)は録音年代を問わず寄せ集め的に演奏を収録しているので、一部(吹奏楽?)コレクター向けの扱いになってしまっているのが残念だ。ただ、この当時の彼等は本当に最強であり、年代順に「オリジナル」の形でアルバムが再発されれば「今の」評価も変わってくるのではないだろうか。 (★★★★★) |
| 2003/09/30 |
ある程度上の世代のブラス・ファンにとって、この曲はフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)の録音でお馴染みでしょう。これ、本当にカッコイイ演奏で、私も若かりし頃何度となく聴いたもんです。 で、オトナになってみると、この曲にはオーケストラ版が存在していて、それが原曲、PJBEはそれを編曲して演奏していたという「事実」を知るのです。まあ、冷静に考えればそんなの当たり前のことなんですが。 マリナーの一連のウォルトン「映画音楽」の録音、最近のマリナーの数少ない(唯一の?)ヒットだと思います(「演奏」というより「企画」で)。やや食い足りなさも感じるのですが、曲が曲なのでオーケストラが美しく鳴っていてくれればそれで十分ということもあります。特に前半「前奏曲」、「戴冠式行進曲」のトリオを連想させるような<らしい>音楽を、遅目のテンポで美しく演奏しています。 後半のフーガはスリリングなPJBEの演奏を聴き慣れているとオケではどうも物足りない(原曲が「物足りない」というのもヘンな話だけれど)。しかし、フーガのクライマックスで前奏曲のテーマが再現する所は、何度聴いても「よっしゃー!」と気合が入ってしまうのです。 「空軍大戦略(Battle of Britain)」などのカップリングも含めて、この手の曲が好きな人は持っていて損はない1枚でしょう。(→詳細はこちら) (★★★★☆) |
| 2003/09/29 |
1曲目、弦楽器に続いて金管が鳴り響いた瞬間から「これだ!」という「音」。弦は小編成(12型)、それゆえの透明感のある(しかし冷たくはない)サウンドなのだろう。ティンパニ奏者も雄弁に自己主張。 録音ではアッサリしすぎ、物足りなさを感じることもあるのだけれど、この指揮者は実演で熱くなるタイプと見ました。このコンビで何度となく演奏してきた、そういう確信のある音楽。今日は大満足です。 (★★★★★) |
| 2003/09/28 |
R・ベニーニ監督・主演のご存知「ピノキオ」実写版。何がすごいって、50過ぎた(ヒゲ剃り跡も青い)見るからにオッサンのベニーニがピノキオを演じてる。それが終始はしゃぎ回り大声でまくし立てる。言葉が分かる人やベニーニのファンはこれが面白いのだろうか?...通常の感覚の持ち主ならば2、3発殴りたくなるのは間違いない。 最後も妙な含みを残し、いわゆる「感動作」とは程遠い。ディズニーの「ピノキオ」のイメージで親子で観たら絶対後悔するだろう。(ビデオにて) |
| 2003/09/27 |
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| 2003/09/26 |
合唱と4人の独唱者のための10曲からなる作品。いわゆる<民族的な>音楽ではないし、交響曲のような劇的な展開もない。しかし非常に美しく、また感動的な音楽です。 広上氏は、確かにアクションは大きいのだけれども、単に勢いとかノリだけではなく、本当に丁寧に、心を込めて音楽を創っていく。最初は少し散漫な気もしたけれども、後半(休憩の後)から全く音が変わったような感じで、そこから最後までは全く退屈しなかった。終曲、この曲唯一の壮麗な「アーメン」のクライマックスから慰め、祈るようなエンディングへ。 正直、そんなに期待していなかったのですが、非常に満足しました。 (★★★★★) ひとつ苦言...。第1曲目が終わった後に遅れてきた客をホールに入れ出したため大きく間が開いてしまい、かなり緊張感をそがれてしまいました。わざわざ途中休憩を入れているのに、なぜそこで客を入れなければならなかったのか。はなはだ疑問です。特に、かなり前の方の席へホール係の女性に案内されてゆっくりと客が歩いていったのにはビックリ。(みんな待ってるんだよ!) |
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