日記

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  ▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。
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  2003/10/31

    ■ロジェストヴェンスキー&読売日本交響楽団
     東京芸術劇場にて。指揮者の「解説」付きコンサート。

     ロジェさん、相当の話好きと見ました。延々語る語る...。でも本当に博学な方だと思いました。ただ、どうもロシア語の通訳の方の滑舌(かつぜつ)が今一つで...話の面白さが十分伝わらなかったような気がします。

     ロジェさんの指揮は奏者をガチガチに縛り付けるのではなく、かと言って好き放題勝手にやらせているというのではなく、大きな枠組は作ってあげて、その中で自由に演奏させるような感じです。たまに隊列が乱れたりもするのですが、独特の軽さ、開放感があり、金管も「おおーっ」て感じで鳴ることもあります。

     昔「指揮棒の魔術師」とか言われていましたが、それが発揮されていたのがシャブリエの狂詩曲「スペイン」でしょう。8分の3拍子、8分音符2つを1拍に数えるようなリズムで、非常に振り難い曲だと思うんですが、ロジェさんの手にかかると「ひょいひょい」って感じでお安い御用です。

     その他、マスネ「アルザスの風景」、ドリーブ「コッペリア」、リスト「ハンガリー幻想曲」、ブラームス「ハンガリー舞曲」3曲。ロジェさん、「コッペリア」の中の「夜想曲」が一番好きだ、って言ってました。

    (★★★★☆)
  2003/10/30

    ■フレモーのウォルトン
     新宿タワーへ。店内ではボーイ・ソプラノが歌う「クリスマス・ソング」が流れていて、もうこんな季節かな...でも、ちょっと早くないか?

     で、フレモー&バーミンガム市響(EMI)のウォルトン作品集(フレモーはラトルの前任者)を購入。「ファサード」組曲が目当てでしたが、これは楽しめました。ケーニッヒ&ロンドンフィルによるCHANDOS盤もあるけれども、フレモーの方がパロディ的な面白さも含めて上手くまとめているように感じます。ただオケ的にはロンドンフィルの方が上かも。

     中でも「スイスのヨーデルの歌」という曲が妙にツボにはまって面白い。ロッシーニ「ウィリアム・テル」の旋律が出て来たり(これもスイスを舞台にしたオペラ)、スロー・テンポの「ヨーデル」(のパロディ)が何とも言えないオカシイ味がある。映画音楽ばかりでなくこういう曲も吹奏楽で演奏したら面白いのに。

     フレモーは1921年フランス生まれの指揮者。理詰めで音楽を作り上げるよりも、感興赴くままに音楽を盛り上げていくタイプか。ちなみにカップリングの戴冠式行進曲「王冠」は原典版、つまり吹奏楽で演奏されているカット無しのバージョンでの演奏です。

  2003/10/29

    ■トリビアの泉
     「自衛隊は大砲を楽器として使うこともある」

     TVの前のクラシック・ファンの99%は思ったでしょう。「そりゃ『1812年』のことだろう」...タモリも「チャイコフスキーの…」って言いかけてました。でも、本当に大砲使って演奏しているシーンは初めて見ました。(もちろん野外演奏)

     でも「ウンポーコ」で諏訪内晶子さんが出てきたのにはびっくり。コンサートの宣伝だったみたいですね。

  2003/10/28

    ■ブラームス:交響曲第4番
     ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルのDVD。1973年録画。TV番組か何かだろうか、リハーサル、インタビュー、そしてコンサート映像(ここだけカラー)という構成。

     ムラヴィンスキーの指揮というと淡々・粛々と、見ていてそれほど面白くないというイメージがあったけれど、この「ブラ4」は違う。ものすごい「気迫」が指揮台からがんがん伝わってくる。

     これは「動作が大きい」ということではなく、指揮棒を構えただけで腕を全く動かさず、「睨み」だけで指揮をしているような部分もあるのだが、その存在感の大きさ、発する「オーラ」はとてつもない。もちろんそれだけではなく、動作は小さいものの指示が実に的確で、その状態から指揮棒の動きが大きくなるにつれて、音がどんどん熱くなっていく。

     リハーサルも非常に細かく、各パートやセクションを抜き出して、まずは部分部分を細かく詰めていき、次第に全体像を作り上げていくとういうやり方のようだ。時には指揮台を指揮棒で叩いてリズムを取りながらリハーサルを進める。指示は非常に明確で具体的であり「XXのような感じで」などと<雰囲気>に頼るようなことは言わない。

     ただ、画質や音があまり良くないのは仕方ないにしても、カメラが演奏中にもかかわらず、延々とホール内の観客の様子やシャンデリアを映しているのは結構イラつく。合わせて収録されている「チャイ5」については演奏はBGMみたいになっているが、ブラームスの方はぎりぎりセーフ。

    (ファン必見:★★★★★)

  2003/10/27

    ■レハール:ヴィリアの歌
     グラモフォンはレハール「メリー・ウィドウ」を、カラヤン(BPO)、ガーディナー(VPO)という「クラシック」系指揮者で2回も録音してます。この曲はオペレッタ、今でいうミュージカルみたいなものですから、音楽的にそれほど「高度」なものではない。で、ガーディナーなんかは「ちょっと恥ずかしい...」みたいなセンスが見え隠れするんですね。
     
     でも、カラヤンはすごい。第3幕への間奏曲に有名な「ヴィリアの歌」がオーケストラだけで演奏されるのですが(ガーディナーはここをカットしてます)、よくぞここまで<崩して>演奏できるもんだと。テンポ揺らしてポルタメント掛けまくり。これを「通俗的」と笑うなら、「じゃあ、お前やってみろ」と。恥ずかしいから<やらない>のではなく、やりたくても<出来ない>のではないか。混同されがちだけど、この2つの差は非常に大きいと思うのです。

     
  2003/10/26

    ■TV鑑賞
     WOWOWでオザワ&ボストン響バルトーク「オーケストラのための協奏曲」のみ観ましたが、非常に溌剌として、なかなか良かったではないですか。1992年フランクフルトでの公演の模様だそうです。この曲、オザワの「勝負曲」かもしれません。久しぶりにN響振ったときもこの曲でしたよね。

     「N響アワー」でデュトワ指揮バッハ「トッカータとフーガニ短調」(ストコフスキー編曲)。こちらはなんとも...。指揮台のスコアにらみながらの危なっかしい演奏(指揮)でした。崩壊寸前のところもありませんでした?もっと気合入れてくれ〜...でも辞めてしまうんですよね。

  2003/10/24

    ■渋谷
     渋谷ヤマハへ寄り道。「スッペ序曲集」のスコアを購入。「軽騎兵」「詩人と農夫」とかが入っているドーヴァー版。いまさらという気もするけれど、若い頃はこういう曲って「かったるいなぁ」みたいな感じだったのが、最近では妙に心安らいだりするものだ。

     しかし、渋谷駅前から「109」あたりの騒音、なんとかならないものか。あちこちのスピーカーから音楽が大音量で流れだし、街全体が騒々しい酒場の中にいるようだ。私は耐えられず、そそくさと地下道へ逃げ込むだ。

  2003/10/23

    ■エレベーターの謎
     新宿タワーの入っている10階建てビル、エレベーターが2基あるのだけれども、何故か2つ共に並行して上下している(ように見える)のは皆さんご存知(?)と思います。これが交互に上下すれば待ち時間の短縮につながると思うのだけれど、そういう制御はできないものなのか。

     で、私のオフィスのビル(5階建て)にもエレベータが2基あるのだが、この動きが実に不可解なのだ。タワーのビルのようにひっきりなしに利用者がいるということはないのだけれど、とにかく理解できない動きをして、待っている人間は非常にイラつき「お前(←エレベーターね)何やってるんだ!」と悪態をつくのだ。新入社員が研修の課題で作ったプログラムではないか、というのがもっぱらの評判である。

     おそらく何かのロジック、法則性はあるはずなのだが、それが読めない。実は待ち時間が一番短くなるようなロジックが組まれているのかもしれない。しかし、待ち時間なんてたかが知れたもの。それよりなにより、自分の思い通りに動いてくれないという事の方がはるかにストレスがたまるのである。

  2003/10/22

    ■若杉弘&東京都交響楽団
     サントリーホールにて。久しぶりの若杉さん。シューベルト「未完成」交響曲ブルックナー「交響曲第9番」

     まず「未完成」。冒頭のチェロとベースに続いてのヴァイオリンの刻みが、いきなりの大きな音量で繊細さも緊張感も無く出た所でいやな予感が...。確かにいろいろと細かい表情を付けてはいるのだけれども、その先が見えてこない。この音楽に何を感じ、何を表現したいのか...。

     ブルックナーも、その場その場の「音」を演奏しているのだけれど「音楽」が見えないというか、「木を見て森を見ず」どころか「葉っぱを見て森を見ず」に近いような印象。

     ただ、オーケストラはとてもよく鳴っていたので、そういう面では楽しめました。それと、第3楽章というのは相当に「前衛的」なサウンドがする音楽だな、というのを感じましたが、そういう部分が見えたというのが今日の収穫だったかもしれません。こういう<感覚的な>部分を前面に出した演奏があったら聴いてみたいものです。

     一応「ブラヴォー」は飛んでましたが、カーテンコールも少なく、オケのメンバーもそそくさと引き上げていったように見えたのは気のせいかしら。今日の演奏次第では文化会館の「ブル7」も行こうかと思ってたけど、止めました。このまま「過去の人」になってほしくないです。>若杉さん

     ...と、酷いことばかり書いてしまいましたが、プログラムに載っていた若杉さんのインタビュー、とてもいいことが書いてありました。これはまた機会があれば。

    (★★☆☆☆)

  2003/10/21

    ■セルのハイドン
     新宿タワーへ。セル&クリーヴランド管ハイドン交響曲第92〜97番のCD(SONY)を購入。輸入盤2枚で2,000円ちょっと。実はこれら前期の「ロンドン・セット」が私の一番好きな曲群です。

     何曲か聴きましたがセルにハイドンは合ってるなぁ、と思います。端正ですっきりとしているけれども、とても暖かい響き。オリジナル楽器系の演奏とは全く別の美しさがあります。そして、いわゆる「室内楽的」とでも言うんでしょうか、各パートが見事に存在を主張していて、聴いていて実に楽しいです。

     非常に安い買い物でしたけれど、このコンビは現在かなり冷遇されているのは確かで、キチンと系統立ててCD化してほしいです。>SONYさん

  2003/10/19 (2)

    ■N響アワー
     指揮者の若杉弘氏がゲストでした。

     若杉さんの全盛期は都響音楽監督時代でしょう。非常に「凝った」プログラミング・企画で人気を集めました。都響もその当時は東京都のバックアップもしっかりしていて、財政的にも余裕のあった時代です。

     確かに「打ち上げ花火」的な企画は指揮者は楽しいかもしれないし、一部のお客さんも面白がるかもしれません。が、若杉さんの後任となった小泉和裕さんは「ベートーヴェン、ブラームスをキチンと演奏できるオーケストラにしたい」と言っていました。

     で、この日放映されたシュタイン氏とライトナー氏。実に素晴らしかったです。スター性はないかもしれませんが、本当に誠実に音楽と向きあっている感じで、何とも言えない心地良い感動を覚えました。私はこういう指揮者、大好きです。

     若杉さん、現在もN響の「正指揮者」なのですが、亡くなられたライトナー氏、病気療養中の(おそらく引退されるであろう)シュタイン氏と「同列」ということは...。

  2003/10/19

    ■日本シリーズ第2戦
     Tの3番手投手で登場したI毛(@元G)、まだ現役で頑張ってたんですね。なんだか懐かしかったです。

     G時代は抑え投手として活躍したんですが、当時から「I毛劇場」と言われ、要は逃げきるべき場面で登場しては四球を連発して自滅すると...。1点差リードの9回、彼が登場すると「あ〜、だめだぁ〜」とGファンは天を仰いだものです。

     今日は大きくリードされた「気楽な」場面での登場だったのでキチンと役目を果たしましたが、「微妙な場面で登場」→「四球連発自滅」→「T優勝逃す」というシーンが微かに見えたような気がしました...気のせいですよね、きっと。

  2003/10/17

    ■メンデルスゾーン:8重奏曲(弦楽合奏版)
     アシュケナージ指揮/ベルリン・ドイツ響のCD(Decca)。原曲はヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2の「8重奏」。

     この曲、メンデルスゾーンが16歳の時に作曲されたというのですから驚きです。しかも、すでに完全に彼の音楽になっている。特に第3楽章の「スケルツォ」なんかは、どう聴いてもメンデルスゾーン以外はあり得ません。また第2楽章の下降する音形が絡み合う音楽も美しい限り。ほぼ同じ時期にあの「真夏の夜の夢」序曲を作曲しているのだから、正に<天才少年>です。

     一般的には各パート1人、8人で演奏する曲ですが、ここでは弦楽合奏で演奏しています。曲が良いのでこれはこれで楽しめますが、サウンドがやや地味目か。個人的にはもっとゴージャスな弦楽器のサウンドでこの曲を聴いてみたいです。

    (★★★★☆)

  2003/10/15

    ■ダニー・ボーイ
     「ダニー・ボーイ」「ロンドンデリーの歌」...このメロディをグレインジャーが編曲して「デリー州のアイルランド民謡(Irish Tune from County Derry)」という作品を作っています。

     さて、以前から気になっていたんですが、この3つの曲名について...以下は「デリー」と「ロンドンデリー」について、とあるサイトからの引用です。
     ロンドンデリーは、イギリス領北アイルランド第二の都市で、単にデリーDerryとも呼ばれます。フォイル川河口に位置する美しい港町です。10世紀ころから、アイルランドの守護聖人の名を採ってデリー・コルムキルと呼ばれていましたが、イギリスによる占領後、ジェームズ1世がロンドン商人の組合にこの地への植民を許した(1613年)ことから、ロンドンデリーと呼ばれるようになりました。アイルランド人は、デリーにロンドンをつけて呼ばれることに、民族的感情をいたく傷つけられるようです。
     昨日、ゴールウェイ(@アイルランド生まれ)がアンコールでこの曲を吹いたのですが、曲目を紹介する時に「ダニー・ボーイ」と言っていたのが、なるほどと思いました。

  2003/10/14

    ■J・ゴールウェイ フルート・リサイタル
     すみだトリフォニーにて。もうゴールウェイも64歳なんですね(1939年生まれ)。でも、しっかり楽器吹いてます。

     相変わらずの独特の音と歌い回し。例えば「ベニスの謝肉祭」のように普通の人が吹けば単なるテクニックの披露で終わってしまうような曲も、この人が吹くと全て「ゴールウェイ色」に染まってしまいます。それが魅力でありますが、好き嫌いもあるでしょう。私は...好きですよ。

     会場で「来日記念盤」CD(再発物)を沢山売ってました。シャミナードやイベールの協奏曲が入った1枚、欲しかったんですがグッとこらえて今度タワーで買います。ポイント付くし...。そういえばプーランクのソナタ(の伴奏部分)をオーケストレーションして「フルート協奏曲」に仕立てた録音もありましたが、これはCD化されていないのかしら。

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