日記

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  ▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。
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  2002/09/30

    ■ベルリン・フィル「100周年記念BOX」
     曲目などの詳細はこちらをどうぞ。

     さて、問題のラトルによる「ボーナスCD」。収録曲はすべて2002年4月、このCDのために特別に録音されたようで、(将来発売するつもりの)別録音からの抜粋ではないらしい。これは非常に「良心的」。

     で、演奏を聴いて感じたのだが、これは「ベルリン・フィル」というオーケストラの「デモンストレーションCD」。ラトルも極力自己主張を抑えて、あくまでオケ(の機能)を前面に出しいている。例えば「キャンディード」序曲にしても、1995年「ヴァルトビューネ」の演奏に比べればラトルは「仕掛け」を抑えているし、また「キエフの大門」「妖精の園」のような組曲からの「つまみ食い」をしているのも、あくまで「オーケストラのための」CDであるということなら納得できる。もちろん、それでもラトル「らしさ」は感じられ、なかなか聴き応えがある。

     このBOXセット、文句を言うならアバドのCDがちょっと寂しすぎる。EMIに録音が少ないのだからしょうがないのだが、ヒンデミット「室内音楽」はいいとして、あとはコンチェルトの伴奏と「ヴェルレク」の抜粋(それも10分足らず!)...。グラモフォンから権利をもらうとかは難しいのかしいにしても、少なくとも「ヴェルレク」は余計としか言い様がない。全曲なら納得できるけど。

     (ボーナスCD:★★★★★)

  2002/09/29

    ■シモノフ&モスクワ・フィル(with 二村英仁)
     東京国際フォーラムにて。開場数分後に会場へ着くと、ホール入り口から長蛇の列が!さすが人気者(なのか?)。並んでいる人の90%は女性であり、残り10%の男性のほとんどは女性の付添いであろう。もちろん、女性のほぼ100%は「Eijin」ファンであることは間違いない。いきなり「Eijin」軍優勢か?

     当日の演奏曲目はコンチェルト(これも途中で曲目変更があった)を除いて公表されておらず、会場受付でこんな紙を渡されて、初めて知ることとなる。

     さて、英仁氏の演奏であるが、これは共演した相手が悪かったとしか言い様がない。なんてったって、あのボリショイ劇場のトップにいた指揮者とロシアの名門オケである。百戦錬磨、とてもかなう相手ではないだろう。スケール大きく雄弁に音楽を表現するオケに比べて、ソロが何とひ弱にか細く聞えたことか。シモノフ氏もそこらへんは「感じて」いたのだろう、場所によってはソロにも指示を出していたし、演奏後は一礼して舞台袖に引き上げた英仁氏を確認した後、オーケストラを全員起立させあたかも自分が主役のごとく客席の拍手を受けていた。そこまでやるか??

     意外だったのは協奏曲の後の会場の拍手が割とおとなしかったこと。黄色い声援が飛ぶわけでもなく、うら若き女性が花束持ってステージに駆け寄ることもなかった。「Eijin」ファン、意外に冷静か??

     オーケストラによる2曲、これはシモノフ氏の独壇場。特に「イーゴリ公」序曲は接続曲風のこの音楽、これほど変化に富んだ演奏はCDでも聴いたことがない。「チャイ4」終了後の盛大な拍手と「ブラヴォー!」は決して「シモノフ」ファンだけによるものではないだろう。

     オケも好演。トロンボーン、トランペットも期待通り爆裂してくれた。惜しむらくはホルンのソロが今一つだったことか。

     アンコールは「小行進曲」(「くるみ割り人形」より)、「ナポリの踊り」(「白鳥の湖」より)の2曲。お得意のナンバーにシモノフ氏の「迷演技?」もあって会場は大ウケ。最後は指揮台に置いてあるスコアを全部抱えて「サッサッ」と指揮台のホコリ(?)を払って「サヨナラ!」。ここでまたドッと受ける。

     結局、シモフ氏にオイシイ所をすべて持っていかれた感じのコンサート。「役者」が違うなぁ。

     (もちろんシモノフに:★★★★★)

     
  2002/09/28

    ■曲目情報
     モスクワ・フィル(with フジ子)を聴きに行った友人のA君よりオーケストラの曲目情報をメールでいただきました。ありがとうございました>A君。内容は明日のお楽しみ、ということで。

  2002/09/27

    ■曲目変更
     29日に聴きに行く予定の、シモノフ&モスクワ・フィル(with 二村英仁)の曲目がチャイコフスキーからシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」に変更になったらしく、これは大歓迎。モスクワ・フィルのシベリウス、楽しみです。

     とはいうものの、協奏曲以外のプログラムが未だに発表されていないというのは...。無難なところでチャイコフスキーの交響曲(第5番?)あたりかな、という気はしているのですが。(*)

     当日は「Eijin」ファンと「シモノフ」ファンという全く相容れない2つのグループの直接対決となるのは必須であろう。(人数的には「Eijin」側がかなり優勢か?)

    (*)「チャイ4」と「イーゴリ公」序曲でした。

  2002/09/27

    ■ラヴェル:ボレロ
     P.モントゥー指揮/ロンドン交響楽団のCD(Philips)。1964年の録音。

     録音年からいうと、トロンボーンのトップを吹いているのは、かのデニス・ウィックではなかろうか。モントゥーの速めでやや前のめりのリズムで若干吹きにくそうな感もあるが、ポルタメントも派手に決めて音も安定している。(でも、やっぱりこのテンポでは吹き難そうだ)

     実はトロンボーンはこのソロの後、オーケストラがトゥッティになったときにも一緒にメロディを演奏している。フツーは注意深く聴かないと聞こえてこないのだが、しかし、デニス・ウィック(?)は違う。他の楽器を差し置いて「オレが主役!」とばかりに吹き上げる。ソプラノ・トランペットなんか聞こえやしない。「トロンボーンと管弦楽のための『ボレロ』」。

     (目立ちすぎ:★★★☆☆)

  2002/09/25

    ■サカリ・オラモ&バーミンガム市交響楽団
     サントリーホールにて。ソリストの諏訪内さんの人気もあってか、会場は結構の入り。

     オラモ氏はフィンランド生まれ、フィンランド放送響のコンサート・マスターから首席指揮者に。1999年にあのラトルの後任としてこのオケの音楽監督に就任している。

     さて、メインのシベリウス「第2交響曲」なのだが、なんとも味気ない演奏。駆け足のような冒頭の弦の刻みからいやな予感がしたのだが、フィナーレの冒頭や、第1テーマがこんなにそっけなくせせこましく演奏されるとは。コーダにしても金管や打楽器(ティンパニ)にでかい音出させればいいというものではないだろう。是非とも、セル&クリーヴランドの「東京ライブ」のCDを聴いてもらいたい。持っていないなら、日本滞在中に買ってきて。

     基本的にテンポが速めなのだが、それよりも音楽の「間(ま)」というか「呼吸」のようなものがない、早口で一方的にまくし立てられているような感じがするのだ。

     アンコールの「フィンランディア」もなおヒドイ。冒頭から金管の出が全く揃わず、緊張感をそがれること甚だしい。そして終結部のトロンボーンの「キタナイ」音。とどめは、最後の和音をいったん衰弱させてからクレッシェンドするという小ざかしい演出。そんなこと譜面には書いてないよ。(少なくともこの曲では許せない)

     結果、一番楽しめたのがオープニングのエルガー「コケイン序曲」だったかも。諏訪内さんの弾いたウォルトン「ヴァイオリン協奏曲」、映画音楽とはまた違った面を見せてくれる音楽だが、正直スケルツォ風の第2楽章以外はピンと来なかった。

     実際問題、これまではラトルあってのこのオケだったと思う。今後はオラモ氏がレパートリーをどれだけ広げられるかだろう。近現代作品なんかは結構いいかもしれないという気もするが...。ウリが北欧ものだけではちょっとキツイよね。

     (今回は期待ハズレ:★★☆☆☆)

     
  2002/09/24

    ■G優勝...しかし
     ずっとTVで観ていたのだが、正直寂しかった。

     まず、試合中にヤクルトが負けているのでGの優勝は「決定」している(TV中継ではなぜかこの事実にしばらく触れず...知らなかったの?)。つまりGが負けても優勝であったわけだが、もちろんできれば試合に勝って胴上げしたかったろうし、そのつもりで試合をしていただろう。ある意味「絶対に負けられない」試合だったはずだ。

     もし河原が9回裏キチッと抑えれば定石通り。しかし1点取られ同点に。岡島が2回を何とか抑えて、12回裏。せめてここをゼロに抑えて引き分け優勝でもよかった。ピッチャーは前田、(打たれたこともあったけど)今シーズン本当に良く仕事をしたピッチャーだ。彼が優勝のマウンドにいても、それはそれで相応しいだろう。しかし、結果はサヨナラ負け。

     松井に1本出れば、阿部がヒットを打てば...という場面もいくつかあった。しかし、結局誰も「ヒーロー」にはなれなかった。

     1年目のこの監督に神様は華やかな「舞台」を用意してはくれなかったようだ。果たして日本シリーズではどうだろうか。

  2002/09/23

    ■H.ハンソン:ディエス・ナタリス
     G.シュワルツ指揮/シアトル交響楽団のCD(Delos)。
     
     1967年に作曲された管弦楽のための変奏曲。3年後にイーストマン音楽院の依頼により吹奏楽のために編曲(改作)されていて、そちらの版で吹奏楽ファンに有名かも。

     1967年に作曲された曲としてはあまりに「保守的」というか、「時代遅れ」という気もするのだけれども、アメリカではこういう曲が「新作」としてオーケストラの「クラシック・コンサート」で演奏され、受け入れられているのだろうか。

     吹奏楽版は原曲のいくつかの変奏をカットして若干コンパクトになっている。私は聴き慣れているせいもあるのか、原曲はやや冗長に感じられ、早い話、吹奏楽版の方が好きだ。というか「名曲」の一つだと思う。演奏頻度が少ないのは、スローな部分が多く派手な見せ場が少ないのと、演奏時間の関係でコンクールで取り上げにくいということがあるのだろうか。

     シュワルツは近現代のアメリカ作品を多く録音している指揮者、この録音は音源としては「貴重」だが、演奏そのものはあまりにドライというか情感不足のように感じる。実はイーストマンWEによる吹奏楽版の録音も同じような感じであり、私が一番好きなのは、昔LPで持っていた佼成WO(指揮者忘れた、CD化不明)による演奏。日米、ちょっと感覚が違うのかも。

     (これしかないけど:★★★☆☆)

  2002/09/22

    ■お彼岸
     午前中、墓参りに出かける。うちのお墓はJR中央線終点T駅から車で数分のところにある。シーズンということで、タクシー乗り場には長蛇の列ができていた。

  2002/09/21

    ■総会
     私が住むマンションの「管理組合総会」に出席。本当は「委任状」で欠席としたいところだけれども、今年は持ち回りで「理事」になってしまったもので、やむなく出かける。会場は近所の喫茶店2Fの「会議室」。

     マンションそのものがそう大きくはないのだが(全部で28世帯)、出席者は6人(+管理会社の担当者)という少なさ。まあ、こんなものかしら。

     議事進行は一応「現」理事長ということになっているのだが、「前」理事長(家族連れで参加!)が仕切る、仕切る...。結局「私が理事長やってたときは...」っていう(自慢?)話なんですが。

     最後はグチ大会に近くなって、「○号室の犬が朝からウルサイ」とか「△号室は廊下(共用部分)に物を置いている」とか「ゴミの出し方が…」とか、集合住宅というのも大変なものだと実感しました。

  2002/09/19

    ■リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲(2)
     ストコフスキー指揮/ニュー・フィルハーモニア管のCD(Decca)。これはセル盤とは対照的に非常に「オモシロイ」演奏なのだ。

     第1部「アルボラーダ」、快速トゥッティ(全奏)の後のクラリネット・ソロでいきなりテンポが落ちる。しかしこれはある意味理に適っているとも言える。最初のテンポのままクラリネットが吹くと非常に慌しくなるし、かといって最初からテンポを落としていると間延びしてしまう。

     第2部「変奏曲」は旋律の歌わせ方、そしてイングリッシュ・ホルンのソロの前でグッと沈み込んでいく表現が素晴らしい。

     第4部冒頭のファンファーレ。私が聴いた中ではこのストコ盤が最高だ。「スペイン」な雰囲気を持った「歌」になっている。

     (例によって)スコアの変更もあちらこちらで行なっているけれど、この曲であれば「演出」として楽しめる。また、小節のカットも何箇所かあるが、ひょっとすると気付かない人もいるかもしれない。(終曲のはかなり大きいが)

     気になるのは、管のソロがあまり上手くないこと(これは結構マイナス)、各楽器をピックアップした録音がかなり作為的に聞こえることだろうか。

     (オモロイけど:★★★★☆)

  2002/09/18

    ■リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
     G.セル指揮/クリーヴランド管のCD(SONY)。

     この曲は非常に<上手く>書けているので、どう演奏してもある程度のレベルの「音」はするものだ。しかし、いかんせん中身が薄いので、次第に右の耳から左の耳へ音が素通りし出す。聴き流す分にはそれで十分。だが、こういう曲こそ、しっかりとした「音楽」を持っている指揮者の演奏で聴きたいものだ。

     そういう意味でこのセル盤は申し分ない。オマケにソロ奏者のテクニックが素晴らしいときている。第3部の最後、クラリネットの上昇下降する分散和音はお見事としか言いようがないし、第2部のホルン・セクションも Good!。

     (イイ:★★★★★)

  2002/09/17

    ■迷惑メール
     ケータイでメールが使える環境になってからひと月ちょっと。ついに(?)来ました「迷惑メール」。いわゆる「出会い系サイト」の案内...なんでしょうね、これ。

     しかし、私のアドレスはどうやって知られたのだろうか。いくらなんでもランダムに文字列を生成して送信する、なんてことはやっていないだろうから、やはりどこからか(どこから?)情報が漏れてるんだろうか。

  2002/09/16

    ■モーツァルト:交響曲第40番
     ケーゲル指揮/ライプチヒ放送響によるCD。1987年のライヴ録音。

     これは残念ながら今一つ。指揮者のやりたいことは「判る」のだけれど、それをオケ側が表現しきれていない、あるいは徹底しきれていないような印象を受けた(ライヴという制約もあるだろうが...)。結果(ヘンな言い方だけど)「手の内」だけが見えてしまっている。

     これだけの有名曲、オケも色々な指揮者の下で何度となく演奏してきたに違いない。どうしても「いつもの」音楽をやろうという意識が働くのではないだろうか。第3楽章のトリオにしても繰り返しの2度目になってようやく音楽が落ち着いてくる感じだ。

     第3楽章のテンポ設定など、ケーゲル・ファン(信者?)には「ネタ」になりそうな部分は多いのだが...。

     (あくまでファン向けかな:★★★☆☆)

  2002/09/14

    ■折り込みチラシ
     新聞の折り込みチラシ、スーパーの安売りや不動産の案内に混じっていた一枚、こんな見出しが目を惹きました。

    「日曜の昼下がり歩いて音楽会に来てみませんか」

     地元のホールで演奏会を行うアマチュア・オーケストラのコンサート案内のチラシ。B5サイズで文字だけのきわめてシンプルなものですが、それを読んでみると...、
    生のオーケストラを聴きにいらっしゃいませんか。テレビやスピーカーから聞こえる音ではなくて、目の前にいる人が奏でる音を、一度聞いてみてください。クラシックはどうも…と思っている方もきっと面白い経験になるでしょう。そんな音楽会が、あなたの街の、あなたのすぐ隣であるのです。ちょっと足を運んでみませんか。ジーンズにスニーカーでお越しください。
     プログラムは「ドン・ファン」(R.シュトラウス)、「交響曲変ホ調」(ヒンデミット)、「交響曲第4番」(ブラームス)と決して有名曲ばかりではありません。

     非常に素晴しい案内文と感じました。

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