日記

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  ▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。
  ▼「掲示板」も作ってみました。ご自由にどうぞ。
  ▼個人的なメッセージなどはこちらまでお願いします。

  2001/12/30

    ■訃報
     指揮者の朝比奈隆氏が29日夜亡くなられました。93歳。

     私が最後にナマで見たのは、東京都交響楽団を振ったブルックナーの第5番だったか、第7番だったか...。その時はしっかりした指揮ぶりで、演奏も素晴らしかったと記憶しているけれども、TVで観たN響の定期は本当に危なっかしい感じだった。それでも、チケットは売り切れ、お客さんも喜ぶのだから、一番複雑な気持ちだったのは演奏する(オケの)人たちだったような気もする。演奏後、オーケストラのメンバーが舞台から去った後も指揮者だけが何度も呼び戻される「一般参賀」というのも、氏のコンサートから言われ出したのではなかったか。

     なにはともあれ「カリスマ指揮者」であったことは間違いありません。(私が聴いた)最後のコンサート、サントリーホールのステージ上で一人、拍手を浴びて立つその姿は、本当にカッコよかった。同時に1分1秒でもその場にいたいという名残惜しさも感じさせた。...ご冥福をお祈りします。

  2001/12/26

    ■「サルタン皇帝の物語」組曲(R.=コルサコフ)
     先日買ったゴロワノフ指揮モスクワ放送響のCD。1952年のスタジオ録音。「3つの奇蹟」についてはこちらに追加しておきましたので興味のある方はどうぞ。

     実は1曲目の「行進曲」が実に面白い(奇妙な?)演奏になっているのだ。この曲、主題は2つあって、トランペットのファンファーレに続いて木管楽器で演奏される軽快な第1の主題と、これが一段落した後にホルンで提示される優雅な第2の主題。この第2主題は少しテンポを緩めてたっぷりと歌わせよう、というのは誰でも考えるかもしれないが、ゴロワノフは極端なのだ。そして、主題の移り変わりの時に大きくブレーキがかかったり、いきなりアクセルが入ったり...、ちょっと車酔いしそうなテンポ設定。でも、面白い!それにしても、このビブラートたっぷりかけたホルンの音はイイです。

  2001/12/24

    ■サンクトペテルブルグ室内合奏団「クリスマス・コンサート」
     オーチャードホールにて。クリスマスのひとときを「クラシック」を聴きながら過ごす...とりあえず一人で行くコンサートではないですね。パンフレットを見ると、あのアニハーノフ(この人です)が音楽監督をしているそうで挨拶文がのっていました。実際の演奏はコンサートマスターが指揮。会場はほぼ満員。補助席も出てました。

     編成は小人数の弦(5+4+3+3+1)と、ハープ、オルガン、ソプラノ独唱、そして、トランペット。このラッパ君、流麗ないい音していましたが、いかんせん出番が少ない。これでギャラは同じ...かどうかは知りませんが。

     プログラムで目を惹いたのが、ロシアの作曲家、スヴィリードフ作曲「吹雪」(知る人ぞ知る)から「ロマンス」と「ワルツ」。当然「ロマンス」では<泣き>のトランペットが入るものと信じていました。ラッパ君、まさにこの曲を吹くためにはるばる海を渡って、師走の忙しい時期にこの異国の地までやって来たのだと。しかし、2曲とも弦楽器だけによる演奏。それはそれでよかったですけど、もっと彼のラッパが聴きたかったなぁ。

     アンコールで演奏された「ユーモレスク」「ピチカート・ポルカ」がなかなか楽しい演奏で、この手の曲をもっとプログラムに入れてほしかった、なんて思ったりもしましたが、11日間で12公演という強行スケジュールの最終公演(この日もダブル・ヘッダー)。何はともあれお疲れさまでした。

  2001/12/20

    ■コミッショーナ&東京都交響楽団
     サントリーホールにて。所用のため前半しか聴けなかったが、それでも十分楽しめたコンサート。

     まず、ブリテン作曲の歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」。大好きな曲だけれどもナマで聴くのは初めて。「夜明け」「朝(教会の鐘)」「夜(月の光)」そして「嵐」と情景を描き分けた音楽だが、孤独感、と言うか<疎外感>みたいなものが全曲を貫いている。「夜明け」も、例えば「ダフニス…」のような希望に溢れた輝かしいものではなく、暗く重いものを背負っている。「夜が明けてしまった...」そんな感じ。演奏は「ちょっとやりすぎでは」と思われるくらいにドラマチックな運びだったが、久々に大オーケストラのサウンドを楽しんだ。

     もう1曲はバルトーク作曲「ビオラ協奏曲」。作曲者の遺作で、残された草稿から完成されたとのこと。確かに「未完成」という印象もあるが、ソロの川本嘉子さんの素晴らしい演奏もあり、こちらもよかった。川本さんはこのオケのメンバーで、NAXOSの例の(?)CDで伊福部昭「日本狂詩曲」の冒頭のビオラ・ソロを弾いている人です。あそこはいいんだけどなぁ...。それはともかく、バルトークは今度CDを探してみよう。

  2001/12/19

    ■忘年会&タワー
     会社の事業部の忘年会。ウチの忘年会は非常におとなしく、会社の近くの中華料理店で2時間ほど。2次会はパスさせてもらって(最近次の日がきつくなるから)、その勢いでタワーレコードへ寄って、ゴロワノフ指揮の「シェヘラザード」「サルタン皇帝の物語」を買ってしまう。「シェヘラザード」はバイオリン・ソロをあのオイストラフが弾いている(オケはボリショイ劇場管)。でも、ゴロワノフが「サルタン…」を録音しているとは知らなかった。まだ聴いていないけど、とっても楽しみ。

     夜遅かったからかもしれないけれど、レジのオニイサンが実にやる気なさそうに仕事していた。もごもごと何を言っているのかさっぱり分からない。

  2001/12/18

    ■「春の祭典」
     ゲルギエフ&キーロフ管によるCD、相当昔に買ってそのままになっていたのをようやく聴いた。評論家の某U氏が絶賛したとかで、それに反発した人もいたようだけど、何よりオーケストラの暗く土臭い(荒っぽいということではなく)サウンドが特徴的に感じた。特に第2部の冒頭が印象的だ。私は好きな演奏だが、しかし...。

     問題は終結部で、実は私はこのコンビの実演を2度聴いているのだが、2度目は手の内は分かっているものの、いずれも強烈なインパクトを受けたものである。しかし、これは、その会場・聴衆の雰囲気というか空気を読んでのギリギリの表現のようにも感じられ、それをCDという形で別の場所で納められたものを聴いても、なにか大きなものが抜け落ちてしまった感があった。ライヴ録音であればまた違った印象を持ったであろうか。(いわゆる)「スタジオ録音」の難しさも感じたりしたのだった。

  2001/12/17

    ■2002年度「課題曲」
     来年度「コンクール課題曲」を一通り聴いてみた。

    1. 吹奏楽のためのラメント(高昌帥)
    2. 追想〜ある遠い日の〜(岡田宏)
    3. ミニシンフォニー 変ホ長調(原博)
    4. 吹奏楽のためのラプソディア(足立正)

     「1」は終始ゆっくりしたテンポの曲で、表現力に自信のあるバンドにとってはやりがいのある曲だろう。「2」は哀愁を帯びた3拍子テイストの3部形式の曲。これを<聴かせる>のは相当に難しいのではなかろうか。「3」は何と4楽章形式の「シンフォニー」なのだが、コンセプトは面白いけれど、あまりにヒネリの無い曲想は(特に第3楽章)ちょっとツライ。でも第2楽章はなかなかイイ感じ。「4」はおそらく一番人気ではなかろうか。和風(雅楽風)のハーモニーを持ち、またリズミックな部分も演奏効果が上がりそうだ。

     個人的な好みとしては「1」→「4」→「2」→「3」かな。で、もう少し明るいノリの曲が1曲ほしかった気もする。「3」を除けばみなマイナー(短調)を基調としているし、かといって「3」ではあんまりだし。

  2001/12/15

    ■N響定期演奏会 etc.
     BSで生中継を観る。2曲目の「スペイン交響曲」からになってしまったが、ソロのレーピンは見事だったけれども、デュトワはどうしちゃったんだろか。全くオケと噛み合っていないというか、オケが勝手に演奏していて、かといって指揮者が何か表現したいようにも見えない。オケをぐいぐいドライブして引っ張っていくあのデュトワはどこへ行ってしまったんだろう。たまたま調子悪かったのかしら...。メインのチャイコフスキー「第5交響曲」は、休憩時間の解説を聞いているうちに寝てしまったので聴いていません。あしからず。

     来年度「コンクール課題曲」のスコアとCDが届く。意外と早かったのでビックリ。(感謝>R氏)

  2001/12/14

    ■展覧会の絵
     新宿のタワーレコードでばったり、友人のK氏@ホルンに会う。演奏会の宣伝をしてくれ、とのことでしたので、こちらをご覧ください。

     ちなみに「展覧会の絵」は「日本人の編曲で、ホルンパートは<ツマラナイ>」とのことでした。でも、今日び「展覧会…」のアレンジもいろいろあるのだから、編曲者くらいはチラシに書いておいてほしいな。

    (*)後日話を聞くと「保科洋編曲」だったそうです。

  2001/12/13

    ■訃報
     ドイツの指揮者、ハインツ・レークナー氏が10日亡くなられたそうです。

     レークナー氏は旧東独の指揮者で、東独時代は多くの録音を残していて、マーラー、ブルックナー、ベートーヴェンなどのドイツ物も得意としていたようですが、私が印象に残っているのがチャイコフスキーの3大バレエ、ビゼー「アルルの女」など。いずれも、非常に独特の音楽センスを感じさせてくれる演奏で、特に「くるみ割り人形」はオススメです。「雪片のワルツ」の終結部、これほどファンタスティックな演奏は他に聴いたことがありません。

     たまに来日して読売日響を振っていたようですが、東西合併後は自国ではどのようなポジションにいたのかは分かりません。結局、実演を1度も聴けなかったのが残念ですし、もっと注目されてもよかった指揮者であると思います。でも、世話になった割には扱いが小さくないか?>Y新聞

  2001/12/12

    ■携帯
     携帯電話の呼び出し音が一瞬鳴ってすぐに切れてしまった。着信番号を見ると "03-5xxx-xx22" ...。これが例の「迷惑電話」か?(そのまま折り返し電話すると高額請求が来るという)

     私は大昔買った携帯をそのまま使っていて、メールのやり取りとか、ネットで情報を得るとかは一切やらない(できない)、いわば「携帯原始人」なのだが、そんな私にも人並みに「迷惑電話」が来たかと思うとちょっと嬉しかったりもするのだった。

  2001/12/11

    ■ニューイヤー・コンサート
     ご存知の方も多いと思いますが、来年は我等が小澤征爾の指揮で行なわれます。気の早いことに、すでにライブ録音CDの宣伝が出ていました。1月25日の発売だとか。しかし、もうジャケットまで出来上がっているんですね。でも、そのくらいしておかないと発売には間に合わないでしょうけど。まさか演奏も録音済みなんてことはないだろうけど。

     で、今年アーノンクールで来年オザワ...、なんかこう「華」がほしいような気がします。あくまで「ニューイヤー…」での話なんですけど。で、やっぱりカルロス。...もう仕事しないのかしら。

  2001/12/10

    ■クイズ「タイムショック」
     TV観てたら、こういう問題が出ました。

    問題「『ブラスバンド』は吹奏楽。では『オーケストラ』は?」

     えーと、私はどちらかというと「穏健派」のつもりだし、(吹奏楽の)仲間同士で話す時には「ブラス」とか「ブラバン」とか使うし、もちろん他人が使っても抵抗はないんですが、「クイズ番組」でそれはないんではないかと。たとえ設問であっても...。これを逆にしてみると...、

    問題「『オーケストラ』は管弦楽。では『ブラスバンド』は?」

     で、答えは??
  2001/12/07

    ■アンサンブル□□□
     渋谷のHMVへ寄ったら、たまたまミニ・ライヴをやっていた。女性4人組のア・カペラ・グループで、「クラシック」を編曲したものをレパートリーにしているらしく、ライブ前に店内にCDが流れていたのだが、澄んだハーモニーが心地良い、いわゆる「ヒーリング」ってやつですか。(「□□□」は伏字ではなくて、忘れてしまったのです...)

     で、ライブが始まったのだが、1曲目がバッハの「主よ人の望みの喜びよ」。最初に「あ〜」「あ、あ、あ」とかチューニング(?)をして、いざスタート。しかし、なんというか、特に高音域での音程が不安定で、非常に聴いていてツライ。会場の雰囲気とかコンディションもあるんだろうけれど...。こんな調子で数曲歌ったのだが、いずれも同じような感じ。「癒される」どころか逆にストレスを感じてしまった。

     レコード会社の営業担当らしき人もいて、一生懸命呼びこみをやっていたけど、こういった「若くてキレイな/カッコイイ」人がクラシック系の楽器を演奏したり歌を歌えば、それで「売れる」っていう発想はあまりに安易な気がする。まず初めにその人の「音楽」があるべしでは。

     で、DVDのセールみたいなことやっていて、DVDソフトを一定金額以上買うと抽選で賞品が当たるらしいのだが、その賞品が「DVDプレイヤー」...。DVD買う人って、フツーすでにプレイヤー持っていると思うんだけど。

  2001/12/06

    ■グレインジャー
     久々にグレインジャーの曲を聴いた。CHANDOS から出ている「合唱と管弦楽のための作品集」。やっぱりイイですね。美しいメロディと絶妙なハーモニー。でも、決して流行りの「癒し」系イージーリスニングではない。

     例えば1曲目に収録された「シャロウ・ブラウン」。「シー・シャンティ」と題された、要するに船乗りの歌だ。歌詞は、海に出て行った恋人への想いを、陸に残された女性が切々と歌うものなのだが、これを船乗りが海の上で歌うことによって、逆の意味、つまり、陸に残してきた恋人あるいは家族への想いを歌う歌になる。弦楽器・ピアノのトレモロの上に一人の男が一節歌い、全員がそれに唱和する。その繰り返しなのだが、胸を掻きむしられるような寂しさ、切ない想いでいっぱいになる。

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