日記

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  2007/03/12

    ■N響アワー
     「指揮者」の特集。私が一番好きなのがプレヴィン(ゲストの茂木さん曰く「一切束縛しない」)。サヴァリッシュはベートーヴェン「第7交響曲」の冒頭。フルネさんの引退直前を思わせる、最後の最後、ギリギリの所で留まっているような音楽。そして<品格>。

     ちなみに司会の女性アナウンサーがプレヴィンが映画「マイ・フェア・レディ」の<作曲>でアカデミー賞を獲ったといっていたけれど、正しくは<編曲>です(1965年)。(誰か指摘して>出演してる人)

  2007/03/11

    ■アンサンブルネオリアン東京
     津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)にて。このホール、以前何かで来た記憶があるのだが思い出せない...。

     ヤマハ教室の先生によるフルートのみによるアンサンブル。ピッコロからコントラ・バスまで。客席は(生徒さんで?)ほぼ満員。プログラムは全て有名曲の編曲モノ。総勢25人。編成表を見ると同一パートを複数人で演奏しているので、アンサンブルと言うより<フルート・オーケストラ>か。

     「ペール・ギュント」組曲、「動物の謝肉祭」、「ホルベルグの時代から」、「ウエストサイド物語」、等々。どんな演奏になるか興味はあったけれど、大人数ということもあって、細かい音形や刻みなど音のクリアさが無く平板で、どうしても単調な感じになってしまう。ソロを上手く取り混ぜるなど、もうちょっと変化があってもよかったのではないか。

     アンコールの最後が「千の風になって」。こういうシンプルで素直な曲が一番合っていたように思う。

    (★★★☆☆)

  2007/03/10

    ■1週間遅れで
     先週の「N響アワー」をビデオで観る。アシュケナージ指揮によるマーラー「第4交響曲」。N響を振って初めてのマーラー...「意外である」と司会のアナウンサーが言っていたけれど、今や指揮者たるものマーラーを振って当たり前と言うことか。でも、アシュケナージであれば、この第4番が良いところのような気がする(「第6番」の録音もあるけれど)。素直に気持ちの入った、とてもいい演奏だったと思う。

  2007/03/08

    ■チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
     ストコフスキー指揮/スイス・ロマンド管によるCD(Decca)。ちょっと変わった組み合わせ。バランスやらサウンドはともかく、意外に譜面通り演奏しているけれども、エンディングはそんな感じの方がいいですか...。

     カップリングの「眠りの森の美女」(オケはニュー・フィルハーモニア管)は、あちこちカットはあるものの、スケールの大きい、ゴージャスな演奏。

  2007/03/07

    ■チャイコフスキー:「眠りの森の美女」から
     H・レーグナー指揮/ベルリン放送響によるCD。1980年の録音。とにかく選曲がユニークで、序奏からプロローグの「パ・ド・シス」までそのまま。「ワルツ」をはさんで、第2幕の情景と、第3幕の一部。有名曲は「ワルツ」くらいなものだけれど、この「ワルツ」もレコード会社の要望で無理やり入れたような感も。

     ソフトなサウンドだけど独特の暗さがあって、終曲の「マズルカ」も遅めのテンポで華やかさ・煌びやかさが全く無く、それにト短調の「アポテオーズ」が続き、スッキリと気分が晴れないまま曲を終える。<入門用>としては全く向かないだろうけれど、「眠り…」と思って聴かなければ、とても面白い。

    (★★★★☆)

  2007/03/06

    ■動かない時計
     「伊福部昭音楽祭」パンフレットより伊福部氏の言葉...

     「(前略)しかし、新しいスタイルはいつかは古くなる。そのたびに新しいものを求め、あちこりに目を移して動き回っていたら、一生に一度も“正時”を打てないまま死ぬことになりかねません。だから私は、動かない時計でいいんです。動かない時計は半日に一度、必ず“正時”を打ちます…」

  2007/03/05

    ■校歌
     昨年末開催された、私の出身高校の卒業生によるオーケストラの演奏会のDVDを、出演した後輩に借りて(ようやく)観た。

     プログラムは超ハードで、芥川也寸志「交響管弦楽のための音楽」、サン=サーンス「交響曲第3番『オルガン付』」、ブラームス「交響曲第1番」というもの。さすがに最後の方は息切れしたようにも感じ、<音>だけ聴けば色々あるだろうけど、想いは十分以上に伝わってきて、これぞ<アマチュア>だろう。ああ、私も参加したかった...。

     最後にアンコールとして「校歌」が演奏されて、これが非常に懐かしく、「そうそう、こういう曲だったよなぁ」と記憶が蘇って来て、なぜか感動してしまった。私が現役時代に演奏した編曲とは違っていたが、その後輩の時代はすでにこの編曲だったとか。

     この学校に在籍したという事が全ての始まり。若い頃は「カッコ悪い」と思っていたようなことが、今では当たり前の事として、みんなの心の中で一つになる。

  2007/03/04

    ■伊福部昭音楽祭
    伊福部昭音楽祭のお土産 サントリーホールにて。3部構成。15時開演で終演が19時前。

     まずは箏の2重奏による「交響譚詩」。原曲はオーケストラ作品なのだけれども、これが結構違和感無く楽しめる。次がティンパニの伴奏による「アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌」。始めて聴いた曲だけど、伴奏が如何にも<伊福部>。

     第2部からは本名徹二指揮/日本フィルによる演奏。伊福部作品を演奏する機会も多いのか、オケも指揮者も非常に<こなれた>印象があって、ツボを押さえた手堅い演奏だとは思うけれど、反面<のめり込み>は少ないか。

     第2部はスクリーンに映像を映しつつの演奏。大きなスクリーンで観ると(自宅のTV画面と違って)迫力あるなぁ、と思いつつも「わんぱく王子…」の「アメノウズメの踊り」が画面とシンクロしていなかったのが残念。

     「日本組曲」も「タプカーラ」も、最後はテンポを速めていくので否応無しに盛り上がり、怒涛のごとく押し切った感じ。トランペットは5人体制。ハイトーンの連続するPiccolo奏者の男性は演奏後、目が虚ろでした。しかも、アンコールに「タプカーラ」第3楽章後半部をもう1回。お疲れ様でした。

     ロビーの販売コーナーは人だかりのため近寄れず。帰りにホワイトチョコレートのお土産をもらい、「第2回」は来年3月16日、杉並公会堂で開催されるとのことでした。

    (★★★★☆)

  2007/03/01

    ■チャイコフスキー:オーロラの結婚
     C・デュトワ指揮/モントリオール響によるCD(Decca)。要は「眠りの森の美女」の<ハイライト版>。

     チャイコフスキーの3大バレエは、全曲を聴き通すのはしんどいけれど、組曲で終わらせてしまうのはもったいない。「眠り…」にしても、組曲はいったいどういう基準で編まれたかは知らないけれど(作曲者自身によるものではない)、あれだけで済ませてしまうのはなんとも中途半端。他に魅力的な曲が山ほどあります。

     この「オーロラ…」は(残念ながら)有名な「ワルツ」「バラのアダージオ」「パノラマ」などが入っていないけれども、それはそれで他に山ほど録音があるし、魅力的な小品が次々と続き、ドラマチックな「パ・ドゥ・ドゥ」から「終曲」「大団円」まで50分弱、あっという間に聴き通してしまう。

    (★★★★☆)
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