日記

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  2007/04/04

    ■ドヴォルザーク:交響曲第7番
     R・クーベリック指揮/バイエルン放送響によるCD(Orfeo)。1978年のライブ録音。拍手付。

     ドヴォルザークのシンフォニーでは第9番と第8番がダントツの人気(演奏頻度)であるけれども、この第7番は...少なくとも第3楽章は前2者に負けていないと思うけど、他の3つの楽章は(いわゆる)<民族的>な雰囲気は薄く、単純にメロディとしての魅力が今ひとつなのが人気の薄い所以だろうか。

     クーベリックでは強力なベルリン・フィル盤(DG)があって、このバイエルンはライブではあるものの、録音のせいもあってか随分とソフトなサウンドで、表現の大きさはさすがに素晴らしいけど、重厚なサウンド(特に金管、ティンパニ)でガッツリ聴こうとすると、やや物足りないか。

    (★★★★☆)

  2007/04/03

    ■N響アワー
     ビデオ録画で。まず、デュトワ指揮によるラヴェル「ボレロ」。たまに見られる、いかにも<流す>感じではなくて、珍しくノリノリ(死語?)の指揮。アシュケナージ指揮でベートーヴェン「英雄」の第4楽章。ご本人は随分楽しそうで、キビキビとはしているけれど、小ぶりで、小ぢんまりとまとまった感じ。

  2007/04/02

    ■ショスタコーヴィチ:映画音楽「ハムレット」作品116
    ショスタコ「ハムレット」 D・ヤブロンスキー指揮/ロシア・フィルによるCD(NAXOS)。アトフミャンによる<組曲版>に、オリジナル・スコアからの出版されている15曲(全音版のスコアに収録されている曲)を加えたもの。

     曲としてのまとまりは組曲版の方が上だとは思うけれども、オリジナル版も非常に面白い。オフィーリアを表す音楽ではチェンバロが用いられ、ファンファーレ以外にも管打楽器だけによるナンバーも何曲かある。

     冊子のイラスト(左写真)を見ると、何となく<B級映画>の雰囲気が漂ってしまうけど(映画の写真は使えなかったのか?)、音楽は3管大編成によるシンフォニックなもので、序曲の出だしもムチを加えた鋭いハーモニーにホルンと弦の荘重なテーマで始まり、また後期の作品らしい打楽器も活躍する。

     演奏は正攻法のまっとうなもので、少なくともサウンド的には、妙に明るいシャイー盤よりはシックリくるかも。

  2007/04/01

    ■花見
    靖国神社 靖国神社から千鳥ヶ淵へ。途中、人だかりが出来ていて、何かと思ったら某都知事候補の息子(@国会議員)が(父親の)選挙運動で花見客に挨拶していて、奥さんがミーハーにツーショットの写真を撮らせてもらいました。

    千鳥ヶ淵 帰りに「昭和館」で開催されていた手塚治虫展を観る。子供の頃夢中になった「鉄腕アトム」「マグマ大使」「ジャングル大帝」...氏が亡くなったのが平成元年とのこと。正に<昭和>の人なんですね...。

  2007/03/30

    ■タワーへ
     ショスタコーヴィチ「ハムレット」のNAXOS盤(ヤブロンフスキー&ロシア・フィル)を購入。「マニアも泣いて喜ぶ、出版譜による初の全曲盤!」だそうで、この<出版譜>というのが全音版のスコアに収録されている15曲で、それにアトフミャンが編曲した<組曲版>を付け加えたような感じだろうか。

  2007/03/29

    ■楽譜届く
     全音にネットで注文していたショスタコーヴィチ「ハムレット」(作品116)のスコアが届く。わざわざ家まで届けてくれて、送料380円は安いか...。

     このスコア、組曲版ではなくて映画のオリジナル・スコアからの15曲の抜粋。何で全曲でないのか不明だけど、このスコアによる演奏のシャイー&コンセルトヘボウ盤(Decca)を聴く。選曲はスコアと違っていて、豪華で明るいサウンド。ちょっと雰囲気が違うかも。

     このCD、ショスタコーヴィチの映画音楽ばかりが収録されているのだけど、いずれも非常に面白い曲ばかり。第11交響曲と同じ旋律が用いられている「偉大なる市民」からの「葬送行進曲」。「ソーフィヤ・ペローフスカヤ」からのユーフォニアム(?)によるワルツ、等々。

  2007/03/28

    ■訃報
     植木等さんが亡くなりました。

     http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070327it12.htm

     子供の頃、なぜか「スーダラ節」が大好きで、でも、当時は「はしご酒」の意味が分からず、父親にその意味を訊ねた記憶があります。それで理解できたかは覚えてませんが...。

     とにかく明るい、ポジティブで前向きなエネルギー。本当に<何とかなる>気持ちになってくる。一見、いい加減なことを言っているようでも、その裏には一本筋の通った、毅然としたものを感じさせ、本当に大好きでした。

     TVのインタビューで「人間、やりたいことと、やるべきことは違う」とおっしゃっていましたが、単なる<無責任男>では言えない言葉でしょう。

     合掌...。

  2007/03/27

    ■ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ
     S・ヴェーグ指揮/カメラータ・アカデミアによるCD(Orfeo)。1986年のライブ録音。演奏後の拍手だけでなく、曲間のチューニングも収録されていて、実際に会場で聴いているような雰囲気。

     冒頭から素晴しい旋律を、ゆっくりとしたテンポで気持ちを込めて歌っていく。決して<上手い>とは言えない、不器用な感じさえあるけれど(曲そのものもそういう面があると思うが)、この曲の一番のキモであるハートがシッカリと押さえられている。でも、これは本当にイイ曲で、ドヴォルザークは例えシンフォニーが無くても、この曲だけあれば十分、という気にもなる。

    (★★★★★)

  2007/03/26

    ■招待状
     以下は東京都交響楽団の元主席クラリネット奏者の山本洋志さんのサイトからの引用です。(ちょっと長いですが...)
    都響時代、東京文化会館主催の都民コンサートを60回も70回もやってきました。これは往復はがき応募の招待制でした。

    毎回エキストラの椅子を入れる程度にぴったりの満員でした。ある時文化会館の庶務課長にいったい何名の人たちに当選の往復はがきを発送しているの??と聞いてみました。・・びっくりしましたねぇ・・・文化会館2千人ちょっとの席に、なんと7千枚から8千枚も発送していると言う。

    えっ…もし全部聞きにきたらどうするの?と聞き返したら絶対そんなに来ないと言う!人間..タダのものにはそんなに執着はないもので「疲れたなぁ」とか「雨だなぁ・・・」「飲みに行った方が楽しそうだ」「うっかり忘れた」などで3割ほどしか来ないもんなんです・・・何十回の統計です!!と教えてもらいました。

    これが500円でも600円でも身銭を切ってたら話は違うんだそうです。人間の心理と統計学を駆使したすごい読みでした。
     この「都民コンサート」(最近は無くなってしまった?)、無料でプロのオーケストラの演奏が聴けるのはもちろん、指揮者も定期演奏会などと同じレベルの方が振っていて(コシュラーさんが指揮したのを聴きに行ったことを記憶しています)、私も何度も往復はがきで応募して聴きに行ったものです。当然ハズれることもあるんですが、しかし、こんなに沢山発送しているとは・・・。

  2007/03/25

    ■N響アワー
     聴衆が選ぶベスト・コンサート。その第1位と第2位がなんとR・ノリントン指揮のコンサート!

     N響の聴衆というと、非常に<保守的>な印象が強かったのだけれども、正直驚きであり、こういう風に受け入れられたというのが、個人的には非常に嬉しい。番組ではモーツァルト「交響曲第39番」の第3、4楽章を放送。やっぱり面白い!しかし、初顔合わせの客演指揮者に第1位と2位を持って行かれてしまうとは...。

  2007/03/24

    ■買い物
     全音のオンラインショップでショスタコーヴィチ作曲の映画音楽「ハムレット」のスコアを注文。配送料が380円かかるけれども、銀座のヤマハとか、アカデミアへ買いに行くときの交通費を考えると安い。

     それ以上に、こんな曲のスコアが国内版1500円弱で買えるようになったということの方が嬉しい、と言うか「時代は変わった」という感慨が深い。

  2007/03/22

    ■ウォルトン:ベルシャザールの饗宴
     ロバート・ショウ指揮/アトランタ交響楽団・合唱団他によるCD(Telarc)。この曲は1931年に初演されているのだけれども、合唱(声楽)付きの大曲として知られる、プロコフィエフ「アレクサンドル・ネフスキー」(1939年)、オルフ「カルミナ・ブラーナ」(1937年)、ショスタコーヴィチ「森の歌」(1949年)、もちろんブリテン「戦争レクイエム」(1961年)...いずれの作品よりも早い時期に作曲されている。

     しかも、2群の合唱に、左右に配置されたブラスバンド(スコアにも "Brass Band" と書かれている<金管>部隊)、パイプ・オルガン付きという、これ以上ないくらいの大編成。それを考えるとカラヤンが「20世紀最高の合唱作品」と言ってしまうのも納得できてしまう。

     ロバート・ショウは元々合唱指揮者ということで、アトランタ響と合唱付きのオーケストラ作品を沢山録音しているけれども、大らかな音楽はこういった平易な曲には向いていると思うし、前半から映画音楽のような雰囲気があり、コーラスもクリアだし、左右に分かれたブラスバンドも派手に鳴って、とにかく分かり易い演奏で、まずは申し分無しではなかろうか。

    (★★★★★)

  2007/03/21

    ■お彼岸
     午前中、お墓参りに高尾へ。ホリデー快速「奥多摩行き」で立川まで。ここで、先発の各駅停車「高尾行き」に接続...するかと思いきや、しばらく待たされて後から来た「八王子行き」。八王子にてさらに後から来た特別快速「高尾行き」に乗り換えて、結局最初から後の特別快速に乗るのと到着時間は同じという、極めて効率が悪い乗り継ぎ。

     午後は地元の某高校吹奏楽部の定期演奏会へ。小さいながらも、校内に立派な<ホール>があってそこで開催される(さすが私立校...)。第1部「オリジナル」、アンサンブルを挟んで後半「ポップス」。

  2007/03/19

    ■ドリーブ:「コッペリア」DVD
     英国ロイヤル・バレエのDVD。<全曲版>を音だけ聴くのはキツイかもしれないけれど、カラフルなステージ、映像(踊り)込みで観ると、飽きずに楽しめます。むしろ、ステージと一体になって、決して出すぎずに惹き立てる、かと言って単なる<伴奏>で終らない。これぞバレエ音楽のお手本のような音楽なのかも。

     指揮のN・モルドヴェアヌはルーマニア生まれだそうで、長髪の<王子風>。指揮ぶりは何となく大雑把な感じがしたけれども、意外に繊細、よくまとまった演奏で、演奏だけでも充分楽しめます。

  2007/03/18

    ■題名のない音楽会
     「団塊の世代が選ぶ映画音楽」ベスト10。<団塊の世代>というと、もうすぐ会社が定年くらいの方々だろうか。第1位は「風とともに去りぬ」の「タラのテーマ」。「ベン・ハー」は一昔前は吹奏楽の<定番>で、今改めて聴いてもカッコイイ。「荒野の7人」「アラビアのロレンス」も聴いていてワクワクしてくる。「ひまわり」「ムーン・リヴァー」はH・マンシーニの<名曲>。

     その他、いずれも耳馴染みの曲ばかりなんだけど、やはり「<映画>音楽」なので「まず映画ありき」というところから入ると、個人的には「道」「ライム・ライト」、当然「砂の器」も入り、東宝怪獣映画の一連の伊福部作品もはずせない。

     ゲストにM・ルグラン氏が登場、自作の「シェルブールの雨傘」を弾き振りしたのだけれども、この指揮が、別のジャンルで有名になっている人の<副業>というレベルではない、非常に素晴しいものでした。

  2007/03/16

    ■タワーへ
     久々に仕事が早めに終ったので新宿タワーへ行ったら、N響コンサート・マスターの篠崎史紀氏がいらしていました(女性と二人連れ)。何を買われたのかは不明。

     新譜のP・ヤルヴィ&シンシナティのラフマニノフ「交響曲第2番」(Telarc)を購入。クーベリック&バイエルン放送響によるブルックナー「交響曲第6番」のDVD。ブルックナーはほとんど聴かないけれどクーベリックなので。あと、ポイントを使ってドリーブ「コッペリア」のDVD。

     H・ハーンのドキュメントDVDも欲しかったけど、輸入盤だったので字幕付国内盤が出ることを期待してパス。

  2007/03/15 (2)

    ■開花予想
     http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070314ic23.htm

     「予想計算に用いるプログラムに不具合があり」...開花予想を(コンピューターの)プログラムで計算しているとは知らなかった。てっきり、担当者の経験と勘だと思っていたのだが...。

  2007/03/15 (1)

    ■ドヴォルザーク:チェコ組曲
     L・ペシェク指揮/チェコ・フィルによるCD(Virgin)。これも「のだめ…」で一気に有名になった(但し曲名は知られていないか...)、5楽章形式の作品。スラヴ舞曲第1集とほぼ同時期に作曲された曲だけれども、正直地味な曲だ(この演奏も...)。ドヴォルザーク好きにはそれなりに楽しめるだろうけど、一般的には2集のスラヴ舞曲や2曲のセレナーデ(管楽、弦楽)などがあれば充分だろうか。

    (★★★★☆)

  2007/03/14

    ■ウォルトン:ベルシャザールの饗宴
     A・プレヴィン指揮/ロイヤル・フィルのCD(RPO)。「ヘンリー5世」のカップリング。パイプ・オルガン、大合唱に2群のブラス・バンド。とにかく大掛かりな、しかしながら平易でエキサイティングなスペクタクル作品。これはやはりナマで聴いてみたい。

    (★★★★☆)

  2007/03/13

    ■ウォルトン:「ヘンリー5世」組曲
     A・プレヴィン指揮/ロイヤル・フィルのCD(RPO)。1986年録音。映画音楽からの組曲(マシーソン編曲)。

     2曲の弦楽合奏のための曲は独立して演奏されることもあって、基本的にこれを押さえておけばOKという気もするけど、他の曲も(この手のウォルトン好きなら)それなりに面白く、組曲としてのまとまりも「リチャード3世」に比べるといい。第3曲の「戦闘」の音楽(最後に「バイレロ」のメロディが現れる)はプロコフィエフ「…ネフスキー」を意識しているか。

     演奏はいかにも英国音楽らしい品の良さ、肩の力が抜けたもの(抜け過ぎ?)。LPではC・グローブスの素晴しい録音が出ていたのだけれども、CD化はされていない様子。

    (★★★★☆)

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