| 日記 |
| 2003/04/09 |
このときの定期演奏会は指揮者のブロムシュテット氏の奥様が亡くなられた、そのすぐ後の演奏会です。そういう状況の中でもこうやってきちんとステージを務める、もちろんステージに穴をあけてはいけないという「プロ意識」もあるでしょう。でも、氏ほどの「大物」であればこれをキャンセルしてしまっても<許される>だろうし、またキャリアに傷がつくこともないはずです。 これが単なる「仕事」だったら、さっさとキャンセルして自宅へ戻ってしまったかもしれない。でも、ここでこうやって「音楽」をすることが氏の生き様であり、それがあってこそ氏の「音楽」がある...奥様もそれを判っていたに違いないし、だからこそ、ここでこうして音楽をしていられるのだと思う。 まさに氏の言葉通り...「音楽はその人の人生を映す鏡。私の演奏を聴いている人は、私の人生を見ているのです。」 |
| 2003/04/08 |
個人的には、師でもある伊福部昭氏の曲を指揮しておられる姿が記憶に残っています。作品は...聴いたことありません(ゴメンナサイ)。 でも上記ページの中での「現代音楽の作曲家」とはすごい肩書きですね。100年後も石井氏は「『現代音楽』の作曲家」なんでしょうか。 ところで、伊福部先生はお元気でしょうか?1914年生まれですから、もうすぐ90歳。弟子たちが次々と先立ってしまって寂しい思いをされていることでしょう。 石井氏のご冥福をお祈りします。 |
| 2003/04/07 |
でも、キモチはよーく分かります。「家で寝ていたら、うるさかったので腹が立った」...実にまっとうな理由ですよね。ご同情いたします。 せっかくの休日、自宅でCDを聴いていたら拡声器使ってひたすら名前の連呼。こういうのは百害あって一利なし。単なる「騒音」。それを聞いて、その候補者に一票入れようなんて思う人はいないと思うんですが。 ところで、今日は「鉄腕アトムの誕生日」。 確かにいろいろと騒ぎ過ぎという気もしますが、リアルタイム「アトム世代」の私にとっては、なんとも感慨深いものです。もう「21世紀」なんですよねぇ。本当に今、アトムがいてくれれば何とかしてくれるんじゃないか...そんな気にもさせてくれるのです。 |
| 2003/04/06 |
そのついでに(実は逆か)「バリテューバアンサンブルフェスタ in 埼玉」という演奏会を聴いてきました。 普段は裏方に回ることも多いユーフォニアムとチューバを中心にしたアンサンブル。6団体が出場し1団体30分弱程度のステージ、最後に「合同バンド」による演奏(これは聴きませんでした)となっています。 音色の似た楽器同志、音域的にも低く、テクニカルな華やかさも発揮しづらいアンサンブル。オリジナル作品などは普段は聞くことのできない面も聞けたと思います。しかし編曲作品とはいえ、テレマン、ヘンデルの音楽の持つ力強さが際立ち、「さすが」と妙に関してしまいました。 ただ、オーケストラ作品からの編曲モノ(「運命の力」序曲、「断頭台への行進」)はいずれも今一つ。他人に聴かせるにはちょっとツライ。 前半は昼食時に飲んだ地ビール(芋ビール→なかなか美味しい)と歩き回った疲れから気が遠くなりかけましたが、後半一発目、ドラムスを交えたド派手な演奏で目が覚めました。ただ、あの青い楽器はちょっと不調だったのかしら...。 |
| 2003/04/03 |
正月、国立競技場で開催されていた「ライスボウル」(学生チームと社会人チームによる日本一決定戦)の応援に何度か駆り出され演奏したことがあります。定番はK林A星作曲のテーマソング「♪レーナウーン、レナウン、レナウン…」というCMソングなんですが、最近は全く流れてませんので若い人はご存知ないですよね。 真冬の屋外での演奏は辛かったです。前日に雪が降って座席に白く積もっていたこともありました。演奏は大変でしたが、応援そのものはとっても盛り上がりましたし、試合も楽しみました。そもそも、私はこの「ライスボウル」でアメフトなるスポーツを初めて知ったのです。 演奏中はもちろん「アルコール燃料」を補給しながら、試合終了後は新宿へ直行...というのがお決まりのコース。寂しさひときわです...。 |
| 2003/04/02 |
はっきり言って田舎です。田んぼの中に建っています。「東北新幹線古川駅からバスで30分、…陸羽東線西古川駅からバスで10分、…」、仙台から車で1時間といった場所です。 そこでお土産に売られているのがこれ、その名も「バッハ・クッキー」。美味しかったです。 頑張れ、バッハホール!ちなみに、地名は「なかにいだ(中新田)」と読みますんで、よろしく。 |
| 2003/04/01 |
某N氏&東フィルのマーラー「夜の歌」、テナー・ホルンのソロが外囿さんなんですね。第1楽章で少し吹くだけなのに、わざわざ名前をクレジットするほどのものかとも思いますが、それ<だけ>聴きたくて買うファンもいるのかしら。 某N本嬢&ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”による「1812年」。HMVのサイトでは最初「ロシア国歌バージョン」などと宣伝していて、わざわざ「版」について言及するとは、ひょっとすると「『改竄版』による演奏か?!」などと思っていたら、原曲の最初と最後にコーラス(迫力は今一つ)を加えたものでした。さすがに、今の時代に旧ソ連時代の遺物は持ち出せないですよね(しかもロシアのオケで)。 ゲルギエフの「レニングラード」は輸入盤待ちで、保留。 |
| 2003/03/31 |
氏は75歳。ドイツの名門、ライプチヒ・ゲバントハウス管弦楽団の音楽監督。名指揮者であり、世界中を飛び回る人気指揮者でもあります。NHK交響楽団名誉指揮者。 毎朝の日課は、まず聖書を黙読し、祈りを捧げる。そしてスコア(総譜)を広げ曲の研究。たとえ演奏旅行中でも週1回は教会へ通う。 スイスの自宅へ戻ったときは、病気で療養中の奥様と一緒に過ごす。母国スウェーデンの本を読んであげたり、料理を作ってあげたり、車椅子を押して一緒に散歩をする。その姿には、気負いとかポーズは一切感じられず、ごく自然な当たり前の日常の風景に映ります。 「音楽はその人の人生を映す鏡です。私の演奏を聴いている人は、私の人生を見ているのです。」(by ブロムシュテット) |
| 2003/03/29 |
ずーっと気になっているんですが...確か、以前お世話になったYさんですよね(...って、ここ読んでいるとは到底思えないんですが)。 |
| 2003/03/28 |
プログラムは戴冠式行進曲「王冠」(ウォルトン)、チェロ協奏曲、交響曲第1番(いずれもエルガー)、そしてアンコールに「エニグマ変奏曲」から「ニムロッド」。 札響を聴くのは初めて、尾高さんも久々のような気がします。でも、尾高さん良かった!常に優しさと繊細さが失われない、この方の持っている音楽が、この手のイギリス音楽にはぴったり合っています。躍動感あふれる「王冠」からアンコールまで、本当にいい演奏会でした。演奏会はやっぱり指揮者で決まりますね。オーケストラもそれに応えた充実した演奏だったと思います。特に弱音部の表現は印象に残りました。 (大満足:★★★★★) ※こういう演奏会を聴くと先日の某オケの「幻想…」は本当に何というか...自分の演奏を批判されて「逆ギレ」したような「聴衆批判」をファン・サイトの「日記」に書くのは100年早いのでは。>K・S@「若手指揮者の筆頭」氏 |
| 2003/03/27 |
所用により第1部(オリジナル・ステージ)のみ聴きました。プログラムは「祝典のための音楽」(スパーク)、「ノアの方舟」(Bert Appermont)、「プスタ」(ロースト)。指揮は大蔵康義氏。編成は充実していてバランスもよく、エキストラですがハープも加わっていました。 「ノアの方舟」は初めて聴いた曲ですが、4部からなる描写音楽風の、平易でなかなか楽しい曲です。他の2曲は自分で演奏したこともあり耳慣れていますが、「プスタ」は久しぶりに聴いてみて良い曲だなと、演出次第ではいくらでも面白くなる曲ではないかと思いました。「祝典…」も好きな曲ですが、今日はちょっと平板に感じました。 演奏は男子校らしく(?)、メリハリのきいた鳴りのよい安定したサウンドでしたが、各楽器のソロが主体になる部分では緊張してしまったのか、(トロンボーン以外は)不安定な感じも受けました。指揮は地味ですけれど、外面的な演奏効果を狙って不必要に煽りたてるようなこと(パフォーマンス)をしないところが、血気盛んな(?)高校生たちを上手くまとめていてくれたように思います。途中で帰るのが惜しいくらいでした。 私は聴けませんでしたが、この日のメインはスメタナ「我が祖国」から3曲、団員が編曲したそうです。過去のプログラム見ても、なかなか意欲的な楽団だと感じました。 |
| 2003/03/26 |
ベルグルンドは非常に丁寧に楽譜を演奏していて、迫力はあるのだけれども<荒々しさ>みたいなものはなくて、特に金管楽器なんかは、もっとストレートに音楽を表現してほしいという感じるときもあります。 ヘンデルのヴァイオリンは「自己主張」の強い演奏に耳慣れているとやや大人し目に感じられるのも事実ですけれど、良い意味で<育ちの良さ>みたいなものを感じます。 それにしても第1楽章、オーケストラによる最初のトゥッティ(全奏)の後に奏される重音による旋律(ラルガメント)、この部分の歌い回しの素晴らしさはなんと言ったらよいのでしょうか。何の飾りも作為も無く、本当に心の底からそのまま直接溢れてくる感情・音楽...作曲者、演奏者、そして聴き手の心が一体となった<幸福な>時間です。 (イイです:★★★★★) |
| 2003/03/25 |
http://morgenpost.berlin1.de/archiv2003/030318/feuilleton/story591724.html 1957年から1991年までベルリン・フィルの首席奏者を務め、多くのクラシック・ファンにとってBPOのオーボエ奏者といえばこの方ではないでしょうか。 10年ほど前でしょうか、都響の定期演奏会でR・シュトラウスの協奏曲を演奏したのを聴いたことがあります。かなりの巨漢で、足の具合が悪かったのか、高い椅子(コントラバス奏者が使うような)に腰を乗せたままの演奏でした。 ご冥福をお祈りします。合掌...。 |
| 2003/03/24 |
N響定期会員によって選出された「2002年ベスト・コンサート」の発表、なんと第1位はサロネンでした。ちなみに2位はゲルギエフ、3位はデュトワ(「火の鳥」)、4位はサバリッシュ(「英雄の生涯」)。N響常連人気指揮者と人気ナンバー1「カリスマ」指揮者を押さえての堂々トップ。 正直、かなり意外な結果でした。というのもサロネンはゲルギエフ、ラトルなどに比べると一般的な人気は低いように思いますし、N響への登場も十数年ぶりとのことで馴染みのある人でもない。さらにプログラムが「ペトルーシュカ」、「中国の不思議な役人」、ショスタコ「ピアノ協奏曲第1番」という、かなり「通向け」でもありました。おそらく、相当に強いインパクトを聴いている人に与えたのでしょうね。聴きに行けばよかった...(ちょっと後悔)。 この日の放送では「…役人」(組曲版です)の全曲が放送されましたが、この曲(スコア)を知り尽くしているという確信が感じられる指揮であると同時に、それだけではない熱いものも持ち合わせていて、こういう人に次期音楽監督になってもらえたらよかったのに。 |
| 2003/03/23 |
コンサートのライブ録画かと期待したのですが、スタジオでの録画でした。例によって、随所に別撮りと思われる楽器のアップが挿入されています。 真っ赤な(!)スクリーンをバックに、目を閉じて陶酔した表情で指揮をするカラヤン。観ていてちょっと恥ずかしい、正直<私のキライな>カラヤンです。 当然、リハーサルで曲作りは完璧に行なっているのでしょう。細かい楽器の入りなどは全く指示せず、演奏に合わせてポーズを取っているだけのようにも見えます。それでも、指揮が頼りの部分というのもあるはずですが、そういう部分も全く無頓着です。 要は、自分がいかに<格好良く>見えるか、それだけを意識しているようで、こういうカラヤンを好きな人もいるかもしれませんが、後年のライブ映像などを観てしまうと、私としては遠慮したいです。ただ、演奏的にはパリ管との「幻想…」ということで非常に貴重なものではあると思いますが。 (★★☆☆☆) |
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