| 日記 |
| 2003/02/28 |
一般にはあまり耳馴染みのない指揮者かもしれませんが、バレエ指揮者として活躍、何度か来日してバレエ公演を指揮しています。 チャイコフスキーの3大バレエをはじめ、多くの録音を残していますが、なんといっても忘れられないのがフィルハーモニア管を振った「ケテルビー作品集」(EMI)です。 ご存知「ペルシャの市場にて」から「修道院の庭にて」「牧場を渡る鐘の音」「中国の寺院にて」「月の光の中で」等々、とにかく理屈抜きに楽しくて、聴いている人をハッピーにする美しく、また暖かく、どこか懐かしい旋律。 「ライト・ミュージック」ということで、軽く演奏されがちなこれらの音楽を、決して安っぽくなく、かといって立派過ぎることもなく、心を込めて演奏しています。今は廃盤かもしれませんが、思い出したように再発されることがありますので、そのときは是非。 「心の奥底で("Sanctuary of the Heart")」を聴きながら...合掌。 |
| 2003/02/27 |
新宿タワーで見つけて買おうかどうか迷ってしまったのですが、2枚組で1枚の値段(1800円弱)なので思い切って買ってしまいました。これ、新譜なんですが録音は1991年、10年以上も寝かしておいたのには何か理由があるんでしょうか?それに、アシュケナージは今後もデッカに録音を続けていくのかしら。ショスタコーヴィチの交響曲も全集までには何曲か残っていますし。 実はまだ第1幕の途中(「マドリガル」の前)までしか聴いていません。でも、ものすごくいい演奏です。表情が細やかですし、なにより場面の流れがすごくいい。各曲が1曲で完結してしまわないで、大きなドラマとなっています。1曲だけ取り出してしまえばこれ以上の演奏もあるとは思うんですが。 印象的だったのが「メヌエット」、これは短縮編曲されて「組曲版」に収められていますが、この「全曲版」他の演奏では冗長な音楽に感じることもあるのですが、アシュケナージは全然そんなことは感じさせない、打楽器の生かし方がすごく上手いんですね。 個人的な好みでいうとオケの音がもう少し締まればと思うのですが、「全曲版」としては出色の演奏のように思いますし、また(抜粋ではなくて)「全曲版」として聴く演奏だと思います。 (途中ですが:★★★★★) |
| 2003/02/26 |
同じ作曲家の「シェエラザード」「スペイン奇想曲」の影に隠れた存在となってしまった感があるこの曲、個人的には昔から親しみを感じていて、というのもよく聴いていたアンセルメ&スイス・ロマンド管の「ロシア管弦楽曲集」LPに収録されていたからです。 木管のユニゾンによる厳かな「聖歌」の旋律に始まり、このテーマを中心に曲は進行します。オーケストレーションはなかなか凝っていて、ソロ楽器のカデンツァなどもあり、旋律も親しみ易いものです。最後は低音金管の大コラールとなり、鐘の音を模倣した打楽器にトランペットのファンファーレが加わって華やかに終結します。トロンボーン、チューバにとっては「オイシイ」部分がたくさんある曲ではないでしょうか。ただ、演奏時間約15分(「スペイン奇想曲」と同じくらい)の割には今一つ変化に乏しく、「薄味」の印象もあるのも確かです。 デュトワの演奏は明るく華やかににオーケストラを鳴らしたアプローチで、迫力も十分、こういう理屈抜きに楽しんで聴く曲については全く申し分ないです。 (こういうのはこの人:★★★★☆) |
| 2003/02/25 |
「お客様にご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした。」 まあ、電車が遅れたということで駅員に突っかかる輩がいるのかもしれないけれど、JRが<謝る>ことでは全くないと思うし、むしろ、 「大バカモノの捕獲、ご苦労様でした。キツ〜ク説教してやってください。」 と労をねぎらうべきで、非難するのは筋違いというものではないだろうか。 以前、ベビーカーがドアに挟まれたまま電車が動き出してしまった、という事件があったけれど、これだって基本的には(子どもを乗せた)ベビーカーを押しながら、ドアが閉まる寸前の電車に駆け込み乗車する方が問題で、JRの対応だけを一方的に問題視するものではないだろう。 JRだって言いたいに違いない...。 「だからぁ、『駆け込み乗車は危険だから止めて』って、しつこいくらいに構内放送してるじゃん。それを無視して飛び乗ろうとして、ドアに挟まって、それも小さな子ども乗せたベビーカー押しながらって、ちょっと安全意識が低すぎるんじゃないの。急いでたって、数分すればすぐ次の電車が来るんだから。それに、電車に乗ってたお客さんだって急いでいたかもしれないのに、みんな駅で足止めだよ。『安全確認に問題』?そんな自分勝手な客の面倒まで見切れないね。(プンプン!)」 |
| 2003/02/24 |
フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団&合唱団(Victor)。日本のスタッフが現地へ赴いて録音したもので、合唱付きの演奏ではこれが一番と思います。ロシアのオケらしい力強さはありますが、筋肉質ではなく、もっとしなやかで、また合唱もオーケストラも非常に美しく録音されています。リズムが停滞することはなく、プレスト(8分の6拍子)からの追い立てるような前のめりのリズム感はエキサイティング。それに何と言ってもティンパニの存在感が素晴らしさ!この演奏のMVPです。(★★★★★) アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団他(Decca)。私が若かりし日にLPで繰り返し繰り返し聴いていた録音。実はラヴェルもドビュッシーもアンセルメでした。とにかく個人的に<懐かしい>としか言い様のない演奏なのですが、今となっては(この曲に関しては)残念ながらそれ以上のものは...ただ、ツボを押さえた演奏であるのは間違いないですし、当時はカラヤン盤と並んで評価されていました。(★★★☆☆)(*) (*)これ、LPとCDの音の違いがあるのかな、という気もしています。例えば、終結部のティンパニの付点のリズムなんか昔は(?)もっと派手に聞こえていたような記憶があります。 サロネン指揮/バイエルン放送交響楽団&合唱団(Philips)。1984年、まだ20代のサロネンの最初期の録音です。この組み合わせでロシア音楽...どういう経緯でこうなったかは分かりませんが、レコード会社の意向が強かったのでしょう。サロネンの希望とはちょっと思えず、「きっちり演奏しました」という感じでしょうか。ただ、プレストからの速目のテンポは快適ですし、オーケストラの音は非常に美しいです。(★★★☆☆) ストコフスキー&ロイヤル・フィル他(Decca)。前にも書きましたが、とにかく面白く聴かせてくれます。ただしスコアにはかなり手を加えていて、なおかつカットもありますので、その点ご注意を。(★★★★★) |
| 2003/02/23 |
管理費の決算報告とか、その他いろいろと2時間ほど話して解散。でも、他の部屋の住民についての内部(家庭?)事情に詳しい人が意外と多いのでビックリ。私なんか、両隣の住人のことすらまともに知らないのに...。 |
| 2003/02/22 |
これは「伝統」であり、そういう「世界」(それをどう感じるかは別として)なんですから、「理屈」の問題ではないし、ましてや「女性差別」などとはまったく別の次元の話、単なる個人的な「パフォーマンス」と言われても仕方ないでしょう。 北の湖理事長も「今後については全国アンケート調査をして対応を検討する」なんて、その場を収めるために言ったのかもしれませんが、「多数決」で決めるような問題ではないし、(大相撲の人気を上げるために)他にもっともっと考えることが沢山あると思うのですが。(知事の方も...) |
| 2003/02/20 |
「もしもし」 「...」 「悪いけど、今飯(めし)食ってるんだ。」 「...」 「それはわかるけどさ、今飯食ってるから。」 「...」 「たしかになぁ、でも今飯食ってるから。」 「...」 「マジかよ。でも今飯食ってるんだよ。」 「...」 「なるほどねぇ。でも今飯...」 ...気になるから早く飯食えよ!>若者 |
| 2003/02/19 |
ロジェストヴェンスキーというと、旧ソ連時代のモスクワ放送響、ボリショイ管、文化省オケなどとの「快演」「怪演」「爆演」が印象的なのですが、国外(西欧)のオケを振った録音は今一つ印象に薄いのです。 この「ダッタン人…」(*1)、導入からオーボエの旋律に始まる第1の部分は極めて繊細なニュアンスを出していて、またリズム感がいいというか、「1,2,3,4」という「拍感」が明確に感じられ、これが非常に心地良く、さすが「バレエ指揮者」といったところでしょうか。しかし、テンポが速くなってから以後は、心を熱くエキサイトさせるものが全く感じられない、なんとも<大人しい>演奏になってしまっています。 この指揮者、相当に「むらっ気」のある人で、金管バリバリのカロリー満点の演奏をしたかと思うと、まったく平凡なありきたりな演奏をする。ここらへんが、かつては「天才指揮者」と騒がれつつも、今一つ抜け出てこない要因なのかもしれません。 「ダッタン人…」はパリ管との録音(EMI)もあり、そちらは素晴らしいとの噂も聞きますので、そのうち聴いてみたいと思っています。(*2) (最初がいいので:★★★☆☆) (*1)この曲の正式なタイトルは「ポーロヴェツ人の踊り(Plovtsian Dances)」。「ダッタン(韃靼)人」(=タタール人の中国名)は全く違った民族だそうです。ただ、現在では「ダッタン人…」というタイトルが完全に定着してしまっていますので、そのように書かせてもらいます。 (*2)...と思っていたらカタログにも見つからず、廃盤になってしまったのかもしれません。 |
| 2003/02/18 |
オーケストレーションに手を入れていますし、あちこちカットもあり、またダイナミックス(強弱)なども大胆に変更していて、こういうのに我慢ならない人は最初から聴かない方がよいでしょう。ただ、これは決して気まぐれではなくて<分かって>やっていると思うんですね。 ストコフスキーという人は、過剰に聴き手に気を使う人だったように思います。しかし、単なる「ウケ狙い」ではなくて、この音楽の持っている良さを熟知していて、それをいかに聴き手に分かり易く伝えるか、そのためにはスコアの変更も辞さない、これが彼のやり方ではないでしょうか。 そして、例えばプレスト(8分の6拍子)からの推進力のあるテンポと勢いのある迫力、あるいは導入部の絶妙の歌わせ方(ここはカラヤン盤に匹敵するのでは)を聴けば「指揮者」としての実力のすごさは分かると言うものです。 とにかく楽しい。「スコアにはそう書いていないぞ」などとつっこむのは野暮というものでしょう。 (個人的に好き:★★★★★) |
| 2003/02/17 |
そもそも、その存在すら忘れていたくらいなので、その間に何度か引越しなどもあって(葉書は実家に送られていた)、通帳も届出印も見つからず、やむなく銀行へ出向いて、届出印の紛失・変更手続きをすることにしました。すると...。 銀行「通帳がないとお金を引き出せませんから、再発行手続きしてください。」 私「分かりました。(めんどくさいなぁ)」 銀行「手続き完了まで、2,3週間かかりますがよろしいですか?」 私「仕方ないですね。(そんなにかかるの?)」 銀行「それでは、通帳再発行手数料として 2,100円いただきます。」 私「え゛〜!?に、にせん...??ということは、2,100円払わなければお金を引き出せないということですか??(そんなのあり?)」 銀行「そうなります。ただ、口座を解約してしまう手もありますが。」 私「では、解約します。(当然だよね)」 銀行「えー、残金は別の銀行口座に振り込みになりますが、お客様はTM銀行に口座をお持ちですか?」 私「いいえ。(持ってないよ)」 銀行「それでは、他行への振り込み手数料を払っていただきますので。」(*) 私「...(ド、ドロボー!!!)」 ...ということで、通帳は失くさない様に気をつけましょう。 (*)結局手数料840円取られました。(ド、...) |
| 2003/02/16 |
メインの「交響曲第5番」、速めのテンポで演出らしい演出もなく、ある意味淡々と楽譜にある音をそのまま鳴らしていきます。正直、物足りなさはあって、例えば第1楽章展開部のクライマックス、主題がユニゾンで再現する部分などもイン・テンポでことさら劇的な表現をするでもない(やろうと思えばいくらでも出来る場所ですが...)、また、終楽章のコーダも特別な「意味付け」をするでもなく、ニ長調のファンファーレをそのまま響かせる...ただ、その分この曲の訴えるものがストレートに伝わったような印象も受けました。 前半の「チェロ協奏曲第1番」、独奏は首席奏者の古川展生。叙情的な第2楽章と続く第3楽章(カデンツァ)はよかったものの、両端楽章ではオケのトゥッティの中に埋もれてしまい、存在が薄くなってしまったのが残念。ちなみに、この曲で重要な役割を持つソロ・ホルンは素晴しい音を聴かせてくれました。 バルシャイ氏、この日初めて聴き(見)ましたが、棒が<上手い>指揮者ではないように思います。チェロ協奏曲のエンディング、変拍子が続く部分ではかなり危なっかしく、結局この曲を締めくくるティンパニのソロがすっぽりと落ちてしまい、全く締らない終わり方になってしまいました。これはいただけません。さらに、この指揮者のやりたい音楽が<指揮から>今一つ感じられません。交響曲の印象はオーケストラの力によるところが非常に大きかったのではないでしょうか。 当初はせっかくバルシャイ氏を呼ぶんだから「第5番」以外を聴いてみたい、と思っていましたが、(あくまで)今日の演奏を聴く(指揮を見る)限りオケが<やり慣れた>曲でないと相当に危険な印象です。 ところで、チラシやパンフレットにも書かれていた「革命」というサブタイトル。作曲者が付けたものでもないし、深い意味もなく(出典不明の)「通称」で書いているならば、いい加減やめてほしいですね。少なくともプロの楽団であれば。 (オーケストラに:★★★★☆/チェロコン:★★★☆☆) |
| 2003/02/13 |
この演奏は私が聴いた「ダッタン人…」の中でも最高の演奏の一つです。幸いにして私はこの演奏を会場で聴くことが出来ました。 例の有名な旋律による導入、この曲の最高の「聴かせ所」です。まず、そのオーボエの素晴らしいこと。そして、それがイングリッシュ・ホルンに引き継がれ、そこでのヴァイオリンによる対旋律(ここは単に音を引き伸ばしただけの演奏も多いですが)に付けられた絶妙の表情、「こう演奏してほしい」というまさにそんな演奏です。 ヴァイオリンに旋律が受け渡されますが、ここでも背景で動くホルンあるいはチェロの音形の美しさ。下手すると「単なる伴奏」でしかないこれらのパートを、旋律以上に生かし切っています。そして何より低弦による確固たるリズムの刻み。ここは、実演で聴いていたときは、本当にN響とは思えない「音」がしていました。 例えばゲルギエフ&キーロフ管のCD(Philips)。こちらは合唱付きで、あくまでオペラの一場面という捕らえ方でしょうか、ここは非常にあっさりと流していて、個々の部分の対比よりも全体の統一感を重視しているように感じます。しかし、ティンパニのリズム導入から始まる第2の舞曲、ここのサウンドの重量感というのはN響では到底聞けない、というかこのオケ(キーロフ)の「持って生まれた」ものであるでしょう。しかし、音楽の表現としての面白さは断然スヴェトラーノフに軍配が上がると思います。(ただし、実演で聴いたキーロフの演奏は合唱の迫力共々スゴかったです) N響はロシアのオケに比べれば金管のパワーでは負けるかもしれませんが(特にトランペット)、この曲であれば気になりませんし、アクの強い個性がない分、指揮者の音楽を忠実に表現しているように感じます。さらに<上手い>です。「N響か...」とバカにするなかれ。また、力ずくだけがこの指揮者の音楽ではありません。 (スヴェトラ:★★★★★/キーロフ:★★★★☆) |
| 2003/02/12 |
固いものを食べたとかではなく、夕食時「いただきまーす」とご飯をひとくち、口に入れた所で何やら固いものが混じっているのに気付き、取り出してみると大きな金属の塊。おそるおそる口の中を舌でさぐってみると...案の定、左の奥歯にでっかい穴が。その昔、歯医者で詰めてもらったものが取れてしまったようです。痛くないのが幸いなのですが、明日からまた地獄の歯医者通いかと思うと一気に憂鬱に...(溜)。 |
| 2003/02/11 |
プログラムは「セビリアの理髪師」序曲、「アルルの女」第1組曲、ドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』」...「…吹奏楽団」の演奏会ですので、お間違いなく。打楽器のメンバーが2人しかいないようでしたが、それでこういうプログラムになったのでしょうか。 で、やはり興味は「新世界…」を吹奏楽で演奏するとどうなるのか、ということでしたが、ある意味「予想通り」だったものの、第3楽章の前半なんかは吹奏楽でも結構面白く聴けました。ただ全体的には、中途半端にオーケストラを引きずっているような感じはします。また、サウンドに変化が乏しく、ソロが生かし切れていなかったような印象があります(これは前半も同じ)。第4楽章のホルンのソロなど、全体の響き中に完全に埋まってしまっていました。 ところで、私は大学卒業してすぐ、しばらく鶴見で仕事をしていたことがあって、蒲田というのは若かりし日の(いろんな意味での)思い出の街なんですが、当時とほとんど雰囲気が変わっていませんね。その蒲田駅から歩いてすぐ、全く場違いでキレイな近代的な建物「アプリコ」が聳(そび)え立っています。キャパはやや小さめですが非常に素晴らしいホールでした。そういえばお隣の駅、川崎にもコンサート・ホールが出来るんでしたよね。某オーケストラも「アプリコ」をフランチャイズにすれば堂々と「東京」を名乗れたのに。 |
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