日記

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  ▼ここに書かれている内容は、あくまで私個人が感じたことなどです。
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  2002/12/30

    ■アニハーノフ&レニングラード国立歌劇場管弦楽団
     オーチャードホールにて。プログラムはロシア音楽いっぱい。指揮のアニハーノフはこの方です。

     この指揮者、どこかアマチュアっぽい雰囲気もあるんですが、そこが聴いている「一般人」と波長が合うところがあるのでしょうか。ひょっとすると先日のゲルギエフ以上に<楽しめた>コンサートでした。

     「だったん人の踊り」では久々に胸がすかっとするようなド迫力の演奏が聴けましたし、抜粋とはいえ「吹雪」(スヴィリードフ)がナマで聴けたのもうれしいです。また「ガイーヌ」からの珍しいナンバーも演奏してくれました。

     このオケはキーロフのような技術レベルの高い曲をこなせるかは正直疑問ですが(アンコールの「雪娘」は結構危なかったです)、この日の様なレベルの曲を演奏する限りは実に素晴しい演奏をします。

     ちなみに今日は12時、15時と1日2公演(別プログラム)。お疲れさまです。帰り道、バイオリン・ケース持った団員らしき人が100円ショップで買い物してました。明日は「紅白」でも観ながらゆっくり休養してください。

     今年はとてもいい演奏会で締めることができました。来年もまた来てね!

    (★★★★★)

  2002/12/29

    ■チェリビダッケ&ロンドン交響楽団
     1980年来日公演のライブ録画。NHK教育にて。チェリがまだ「幻の指揮者」と言われていたころです。曲目は「展覧会の絵」と「タイボルトの死」、スラヴ舞曲第8番。

     この頃はまだ<立って>指揮しています。動きも大きく、エネルギッシュ。テンポは遅めですけれども、後年のように極端に遅いということもなく、また強烈な個性(デフォルメ?)はないですが、逆にこの頃の演奏の方を好む人も多いでしょう。

     ちなみに、チューバはJ・フレッチャー、トロンボーンのトップ(「ビドロ」のユーフォニウムのソロも)はD・ウィックです。

     しかし、本当にいろんな映像が残ってますよね。>NHK

  2002/12/28

    ■駅にて
     駅の自動改札機に切符を入れたら、いきなり赤いランプが点灯して入口の扉が閉まる。

     経験したことがある人も多いでしょう。大抵はその切符の料金不足であったりするわけですが、そのような状況において多くの人は己の行動よりも、まずは機械を疑うようです。

     そこで、あわてて隣の改札機に切符を入れ直す。当然そこも閉まります。そしてまた隣の改札機に...そうやってすべての改札を閉めてしまったオジサン。「ブー!」

  2002/12/26

    ■ハチャトゥリアン:バレエ組曲「スパルタクス」より
     ラザレフ&ボリショイのCD(Erato)。「ガイーヌ」のカップリングですけれど、やっぱりトランペット(ボリス・シュレパコフ)がス・テ・キ!(失礼)

     「アダージオ」クライマックスの「♪タララァ〜〜〜(with ビブラート)」も期待通りですし、終曲「スパルタクスの勝利」のファンファーレも実にカッコイイ(それに上手い)です。これといったソロもないのに名前がクレジットされているだけのことはあります。

     木管と弦が今一つという印象は同じ。また、音に<「色彩感>が欲しいし、曲作りが一本調子なところがありスケールの大きさが今一つ感じられないです。しかし「…の勝利」のエンディングは打楽器の頑張り(ちょっと騒々しいけど)もあってなかなかの迫力。

     このコンビの他の録音は...当面ちょっとパスかな。

     (★★★☆☆/ラッパは:★★★★★)

  2002/12/25

    ■グランド・フィナーレ
     アバド指揮/ベルリン・フィルによる1999年大晦日の「ジルベスター・コンサート」をDVDで。

     ベートーヴェン「第7交響曲」終楽章に始まり、様々な作品の「終曲(フィナーレ)」を抜き出して演奏する「ガラ・コンサート」。とにかく曲目がすごいです。(以下、略称失礼)「ベト7」に続いて「ドボ8」「マラ5」「火の鳥」「ダフクロ」「ネフスキー」そして最後が「グレの歌」。

     <つまみ食い>的企画でありますが、要はオーケストラのデモンストレーションに近いものがあるかもしれません。演奏する側にとっては相当にキツイようにも思えるんですが、逆に「やったるで!」みたいな感じで、むしろ楽しんでいるようにも思え、このオケの<底力>を実感します。ちなみにアバドは全曲暗譜。演奏的には「ネフスキー」が最高でした。

     ところで「マラ5」から参加のホルン首席シュテファン・ドーア、いきなりのソロを見事に決めて、さらに「火の鳥」でも素晴らしいソロを聴かせてくれました。ちなみにフルートはパユ様、「ドボ8」でソロ吹いてますんでファンの方はどうぞ。

     「グレ…」が終わったところで団員の挨拶。

    「シェーンベルクで新しい年を迎えたい人なんていますか?僕はイヤです!」(会場笑)

     で、ここから後半(まだやるか!?)は気楽な<名曲>プログラムへと移り、最後は「ベルリンの風」(ヴァルトビューネでお馴染み)で締めます。

     なんとも聴き応えがあり、また楽しい、贅沢なコンサートです。

    (★★★★★)

  2002/12/24

    ■ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」から
     ラザレフ指揮/ボリショイ交響楽団のCD(Erato)。「剣の舞」「バラの少女達の踊り」「アイシェの目覚めと踊り」「レズギンカ」の4曲。

     かつて「ロシアのクライバー(=もちろんカルロス)」とも言われていた(というか、そう「宣伝」されていた)この指揮者、ボリショイ劇場は辞任してしまったようですが、在任時の来日公演(1993年)を1度聴きにいったことがあります。メインは「チャイ4」だったのですが、オケの状態も含めてその時は今一つという印象でした。

     このCDはそれとほぼ同時期の録音。まだ「ガイーヌ」「仮面舞踏会」(抜粋2曲)しか聴いていませんが、木管、弦はどうも冴えない、というか<覇気>が感じられず、まとまってはいますが、かなり物足りないです。

     それに比べ頑張っているのがパーカッション、「レズギンカ」のリズムは決してやり過ぎることなくいいバランスで演奏していますし、「剣の舞」でも聴かせ所をしっかり押さえて決めてくれます。

     そしてなんといってもトランペット。「スポーン」と抜けてくる、ビブラートをかけた遠慮知らずな音、今はなかなか聴けない「音」です。これで、弦と木管がもう少しピシッとしてくれれば申し分ないんですが。

     ラザレフは勢いに任せるというよりもジックリと曲を創るタイプと見ました。また粗く(雑に)ならないところがいいです。しかし、なんで「ロシアのクライバー」なのか未だに謎ですが。

     カップリングの「スパルタクス」聴いてから他のCD買うか決めますが、国内盤1000円(税抜)はお買い得です。

     (ラッパが Good!:★★★★☆)

  2002/12/23

    ■一万人の…
     ベートーヴェン作曲「交響曲第9番」の草稿が「世界遺産」に指定されるそうです。

     私はこの音楽(「第9」)はそれだけのものを持った作品であると思っています。で、演奏する側も聴く側も、それなりの気持ちで接してほしいのです。イベントの単なる「ネタ」にはしてほしくないし、もし行なうにしても、第3者の目に触れないところでこっそりと秘密裏にやってもらいたい。

     ...これ、TVでやってた「一万人の『第9』」のことではありませんので、念のため。ただ、TV番組自体については「イベント(お祭り)」そのもので、せめて第4楽章だけでもノーカットで放送してくれれば、とも思いました。

     ところで指揮をした佐渡さん、「汗と涙のド演歌」って感じでした。確かにあれだけの人数のコーラスとオケをまとめるのですから、あのくらいテンション上げなければならないのだとは思いますが...どうも「○○最後の弟子」から脱皮できていないような気がするんですね。正直、引いてしまいます。ちなみに「第9」のイベントで、どうして「大きな古時計」歌うのか、って疑問は残りましたが。

  2002/12/20

    ■ストルツマン・ファミリー:「ホワイト・クリスマス」
     東京オペラシティにて。ご存知、クラリネットのリチャード・ストルツマンと奥様(ヴァイオリン)、息子さん(ピアノ)、そして娘さん(ピアノ、フルート等々)。プログラムはクリスマス物とディズニーを中心に、ソロ、アンサンブルから歌あり、踊りあり...ストルツマン家のクリスマス・パーティに招待されてもてなしを受ける、そんな感じのコンサート。

     ストルツマンを生で聴くのは初めてでしたがCDなどで聴いた印象そのまま、テクニックも素晴しいし、彼ならではの「歌」を持っていて、フルートのゴールウェイと似たものを感じます。

     アンコールは「清しこの夜」を一緒に合唱。本当にハッピーな心温まるひとときでした。

     クリスマス前の連休前夜。会場のほとんどはカップルと子ども連れ。もうちょっとステージに集中してほしかったかな...。なんてったってストルツマンですから。

     終演後サイン会がありました。その模様はこちらをどうぞ。携帯で撮っているのでピンボケ気味です。

    (★★★★★)

  2002/12/19

    ■第9
     今年は、というか今年も「第9」は行きません(スケジュールの都合で...多分)。大野さんとN響のコンビなどは、なかなか興味あったんですが。

     年末「第9」(もちろんベートーヴェン作曲)の演奏会にもいろいろありますが、結構悲惨な思いをすることがあるのが、(全てではないけど)アマチュア市民合唱団を起用したコンサート。客席はほとんど合唱メンバーの身内。聞いた話では、第4楽章が始まるまでみんなロビーでお茶しながら談笑しているとか(本当?)。

  2002/12/18

    ■ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/1977年ライブ
     チャイコフスキーの「第5交響曲」。NHKホールでのライブ録音CD(ALTUS)。確かにすごい演奏だったろうと「想像」はできるんだけれど...。

     この録音はどこで、どのようにして録ったものなのだろう。ライナーによると個人が団員に依頼されて録音したようなことが書いてあるのだけど、早い話が客席での「隠し録り」に近いのではないだろうか。(そういうノイズも入っているし)

     でも、このような「録音」、アヤシゲな海賊盤であればまあ納得出来るけれども、"ALTUS" というこれまで質の高いライブ録音をリリースしてきたレーベルから<堂々と>出るとなると「??」なんです。もちろん、同じレーベルから出ている同じコンビの「タコ5」(NHK録音)などとは全く次元の違う「音」です。「こんなの『正規盤』で売っていいのか?!」...これが正直な感想。

     もちろん、個人的には非常に貴重なCDであることは間違いないですし、この「音」でも伝わってくるものは非常に大きいです。しかし「期待ハズレ」「金返せ!」という人が多数出る可能性のある内容、売り方であることも確かではないかしら。ムラヴィンスキーの信奉者で、彼の「チャイ5」をすでに何種類も所有している人向け。

    (★★☆☆☆)

  2002/12/16

    ■電話
     見知らぬ相手から自宅にセールス・勧誘の電話がかかってくることがありますよね。どこかの業者から名簿を入手してるんだと思いますが...。

     これは、私が独身時代、1人暮しをしていた頃のお話です。

    「もしもし、Sさんのお宅ですか?」
    「はい、そうですが」
    「奥様はいらっしゃいますか?」
    「いませんけど」
    「外出されてるんですか?」
    「いえ、いないんですが」
    「なん時頃お戻りになります?」
    「そうじゃなくて、いな...」
    「では、また後でかけ直します(ガチャ)」

     ...そして静寂。

  2002/12/15

    ■ブルックナー:交響曲第8番
     カラヤン指揮/ウィーン・フィルの演奏をWOWOWで。1988年収録。SONYからDVDでリリースされているものと同一映像かしら(多分)。

     観客が映っている(映ってしまう?)カットがあるので、おそらくライブ収録と思われますが、「演奏会の記録」という要素は一切省かれています。つまり、客席が映されませんし、また楽章間のポーズもカットされていてクレジットが出るだけ。もちろん、拍手もありません(カットされている)。要は「カラヤンのブル8」、それだけ。こういう作り方はポリシーなんでしょう。

     カラヤンの指揮はやはり素晴らしいです。目をつぶって格好つけたポーズではなく、目をあけたままきっちり振っています。死の一年前80歳の御老人とはとても思えない力強さとエネルギーでオーケストラをコントロールしています。本当にスゴイ!

     セクションがアップになる場面が多々あるのですが、別撮りされているシーンも多いようです。本来その楽器の隣にいるはずの奏者が消えて無くなっていたり、なぜか1人だけでフルート吹いている(シュルツさん)ような場面も。カラヤンの映像作品のこういうところが不自然で好きになれません。こんな小細工しなくとも、コンサートをそのまま収録してくれればよかったのに。

    (★★★★☆)

  2002/12/12

    ■「わんぱく王子の大蛇退治」
     1963年東映公開のアニメ。実は子どもの頃リアルタイムで観ました。

     当時は駅周辺に「東映」「東宝」「大映」「日活」等々、映画会社専属の映画館があって、人気のアニメ(東映)や怪獣映画(ゴジラ系の東宝、ガメラ系の大映)などが上映されるとなると、映画館には近所のコドモらが押し寄せて大騒ぎでした。

     閑話休題。

     この映画、まず音楽が伊福部昭。全編、彼の音楽が流れ続けます。「ゴジラ」など一連の「怪獣映画」は有名ですが、「わんぱく…」の音楽も実に素晴らしいです。タイトルに流れるテーマ曲、挿入歌「母のない子の子守唄」、クライマックスの「大蛇退治」。そして天岩戸の踊りの場面。ここは必見。

     音は古いですが、トランペットもへろへろになりながら頑張って吹いてます(キツイ仕事だ...)。「交響組曲」とか作ってフル・オーケストラで録音してくれないかしら。御本人には無理でも弟子のW田薫とか。でも、あの「音」だからいいのかな、とも思ったりもしますが。

     母を亡くした少年スサノオが「母の国」を探して旅に出る。途中、色々な困難を経て最後は恋人のために怪物(ヤマタノオロチ)に立ち向かい、その地こそが彼が求めている「母の国」と悟り、愛する人と共に生きてゆく決意をする。と、ストーリーは単純明快、主人公スサノオのキャラクター共々実に清々しく、清く正しく毅然として「文部省選定」の名に恥じないです。こういうアニメ、っていうか映画もなけりゃ。

     でも、結局「お母さん」なのかなぁ...。

    (思い入れ込みで:★★★★★)

  2002/12/11

    ■ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
     ケーゲル指揮/ライプチヒ放送響によるCD(WEITBLICK)。1972年のライブ録音。拍手入り。

     下手するとオケのパワーに任せた(いわゆる「丸投げ」?)単なる大音響のカタルシスで終わってしまいがちのこの曲、これは非常に人間的な血の通った印象の演奏で、ゲルギエフの言う「人間を描いた音楽」ということが実感されます。

     金管楽器はパワフルですが、ロシアン・ブラスの強靭な耳を突き刺す音ではなくドイツ系のサウンド。第3楽章中間部、第4楽章コーダ前のトランペット(金管)の朗々たる歌い上げは素晴らしいです。ちなみに、昔よく聴いていたバーンスタイン&NYPO盤(SONY)は「西部劇」の突撃ラッパのようでした...(好きな演奏ではありますが)。

     第1楽章の提示部の「平和」、これは最後の最後まで戻ってくることはありません。第4楽章コーダ、ハ長調の和音のリズムが繰り返されますが、それをバックに動いている低音は「G−A♭−G−B♭−G−E♭」と明かに「ハ短調」、最後の引き伸ばされる和音も最高音に「G−A♭」のトリルがかかっているために完全は解決はしてくれないのです。

     惜しむらくは第1楽章展開部の小太鼓。どうも危なっかしいなぁ、と思って聴いていたら、見事にコケてしまいました。「ボレロ」もそうだけど、こういうのって難しいんですよね、きっと。

    (★★★★★)

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