| 日記 |
| 2002/06/30 |
一度聴いて(見て)みたかった「コバケン」。「エスプレッシーヴォ」「カンタービレ」そして「気合い」。ステージ上での立ち振る舞いや指揮台でのパフォーマンスなど、人気が高いのも分かる気がした。唸り声はもちろん、鼻息まで聞こえてきそうな気配。 「ペール・ギュント」はこうやってコンサートで聴くのは初めてかもしれない。改めて聴いて「オーゼの死」「ソルヴェイグの歌」などは間違いなく「名曲」であることを再認識。 プログラム終了後は恒例(らしい)指揮者の挨拶からアンコール「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、その後、止まない拍手に応えてオケのメンバーとなにやら打ち合わせをして急遽(?)「フィンランディア」の後半をもう一度演奏。合唱付きで演奏された「フィンランディア」、その盛り上がりはあらぬ方向へ向かっていたような気もしたけれど、そんなこと言うのは野暮というものか。 (グリーグに:★★★★★) |
| 2002/06/28 |
予想/期待通りなかなか「オモロイ」演奏。「火星」の5拍子のリズムには所々妙なアクセントがつけられるし、同じく「火星」のエンディングも今時誰が演奏しても(中高生でも)もっと「劇的」に演奏するだろう。そして「木星」中間部のあの有名な旋律はブツ切れの妙なイントネーションで演奏され、弦はノン・ビブラート。フレーズは全体的に短かめ。 大オーケストラによるスペクタクルを期待する正統派(?)「惑星」ファンが聴いたら即中古屋行きかもしれないけれど、ノリントン・ファン(私もその一人)には「相変わらずやってくれるなぁ」といった感じだろう。世に溢れる画一的演奏に比べれば数倍楽しめる「惑星」だ。 (★★★★☆/惑星度:★☆☆☆☆) |
| 2002/06/27 |
まず、ノリントン&シュトゥットガルト放送響の「惑星」。昔から「惑星」は結構集めており最近はめぼしい新譜はなかったのだが(「冥王星」付きなんてのはあったが)、久々に<聴いてみたい>「惑星」の登場。これでオケがロンドン・クラシカル・プレイヤーズだったらもっとオモシロそうだったのだが。ちなみに、私の中ではいまだに最初に聴いたボールト&LPOがベストで、期待ハズレNo.1が、○ータ&ロス・フィルです。 そしてついにゲット、アバド&ベルリン・フィルのヴェルディ「レクイエム」DVD。「再入荷」と書いてあったので「新譜」ではないのか。 佐渡&シエナWOの新譜も並んでいた。「ライブ録音」とのウワサも聞いていたが、そうではないようである。ネリベルや「プレリュード、フーガとリフ」など興味あるけど今日は自粛。個人的には「…祭り」は余計なんだけど...。 |
| 2002/06/26 |
16小節のメロディが繰り返される「踊り歌」。歌詞の内容は大体こんな感じだ。 「叔父さんと一緒に暮らしていた娘がジプシーにさらわれ行方不明になる。その叔父は疑いをかけられ牢屋に入れられてしまう。心配した彼女の恋人が世界中を探し回り、ついに彼女を見つけて一緒に故郷へ戻ってみると、叔父がまさに処刑される寸前、間一髪で助けることができる。二人の結婚を祝して町中の鐘が鳴らされる。」 是非「対訳」を見ながら(もちろん聞いて歌詞が分かる人は<見る>必要はないが)この曲を聴いてみよう。最初、無伴奏のユニゾンで提示された主題を、この物語の展開に合わせ、なんと豊かに感動的に発展させていることか。ほんの3分程度の音楽にドラマを感じさせる。「天才」という一言では片付けられないような素晴らしさ! このガーディナー盤(Philips)はグレインジャーの音楽に目を開かせてくれた一枚です。「ロンドンデリー…」「リンカンシャー…」くらいしか知らない方、認識が変わると思います。解説・対訳の充実している国内盤を是非。 (オススメ度:★★★★★) |
| 2002/06/24 |
プログラムはバッハと同時代あたりからクーラウまで。なにより音楽が聴き易いし、心地良い。金属製(金管?)フルートに比べ角の取れたやわらかい音、リコーダーに近い感じ。ただ音の分離が今一つのため、トリオ・ソナタでは各楽器のからみが今一つはっきりしないきらいも。とはいうものの、小さいホールでこういった演奏を聴くのもなかなか楽しいものです。これも「音楽」、というか、これが「音楽」かしら...。 ちなみに、通奏低音はチェンバロとファゴットの2人。フルートは4人で交代するものの2人は出ずっぱり。拍手を浴びることもなく、ひたすら縁の下の力持ち。特にファゴットは疲れたろうなぁ...。お疲れさまでした。 (満足度:★★★★☆) |
| 2002/06/23 |
それにしても司会のI辺氏絶好調。壇ふみさんから代わり新しい女性司会者になって歯止めが効かなくなったか?? (司会者ダジャレ度:★★★★★) |
| 2002/06/21 |
ラヴェル編の「展覧会の絵」はオーケストラのレパートリーとして定着し演奏し尽くされた感もあるが、このヴァントの演奏は過去の履歴をすべてクリアしてから、この「ラヴェルの」スコアに改めて向かったような演奏だ。しかし、アバドやフェドセーエフのようにムソルグスキーのオリジナルへ踏み込むようなことはしていない。あくまで、ラヴェルのスコアの中に留まっている。 この曲(編曲)の多くの演奏を聴いている耳にとっては「違和感」のある音楽も聴け、新鮮ではあるが、あまりの直球勝負に物足りなさを感じる部分があるのも事実ではある。しかしラヴェルのスコアとムソルグスキーのオリジナルとの間にも「違和感」があるのも事実ではあり、要は私の耳がラヴェルのスコアに相当に毒されてしまっているのかもしれない。 (硬派:★★★★☆) |
| 2002/06/20 |
なにより丁寧に、じっくりと手間ひまかけて音楽が作られているのがはっきりと感じられる。このコンビだからこそできるのか、この姿勢は素晴らしいと思う。 しかし、この音楽はあまりに<内省的>にすぎないか。特に「交響詩」であるだけにそれを強く感じる。もっとぶつかってくるような感情の高まりが欲しいのだ。ファンも多く一般の評価も高いコンビであるし、それを否定するつもりも全くなく、あくまで個人的に相性が悪いということなのだ。 (好感度:★★★★★/相性度:★★☆☆☆) |
| 2002/06/19 |
あのボストン・ポップスを指揮したり、作品が「国連コンサート」で演奏されたりという<実績>もあるのだが、もっと光の当たる所にいてもいいような方だったと思う反面、それができなかった氏の「性(さが)」「運」みたいなものも感じてしまう。NHKのニュースでN響を振る氏の姿が映されたが、なんとも居心地が悪そうであり、また気恥ずかしそうでもあった。「こんな所にオレがいていいのかな...」 さてTV番組「オーケストラが…」のテーマ曲はヨハン・シュトラウスの「常動曲」(を若干アレンジしたもの)だったが、私はずーっとこの曲はこの番組のためのオリジナル曲だと思っていた。そして、今でもこの曲を聴くとホルンのメロディーの後で歌いたくなってしまうのだ。「♪オーケストラがぁ、やって来たぁー!…」 合掌…。 |
| 2002/06/18 |
当然のことながら、感傷にどっぷり浸ったりオーバーな演出を加えた演奏ではない。おそらくベートーヴェンやブラームスの交響曲と同じようにこの曲に取り組み、そして、この充実した音楽はなんたることか。チャイコフスキーの音楽が持っている「感情」は十分表出されているし、スコアに対する配慮も大きい。 もちろん指揮者の指示もあるのだろうが、ホルンそしてトロンボーン・セクションが見事にサウンドを引き締めている。非ロシア系チャイコフスキーとしては出色、ムラヴィンスキー、カラヤンの二強に食い込む演奏と思う。 (オススメ:★★★★★) |
| 2002/06/17 |
要はレイボヴィッツが<編曲>した版で演奏されているのだが、一種の「ネタばらし」がCDの帯や解説、あるいはレコード店でのキャッチ・コピーに書かれてしまっているので、過剰な期待を抱いて聴くと肩透かしを食らうことになる。また編曲(特にカットの仕方)そのものもストコ版に非常によく似ているので、ストコ版を知っている人にとっては新鮮度はやや薄くなるかもしれない。 ...等々書いたものの、それを抜きにしてもなかなか面白い音楽があちこちに聴かれる。新たに付け加えられたコーダも、ストコ版とは違った趣きでなかなか面白い。...というか、このコーダが一番面白かったかも。 (オモシロ度:★★★★☆/衝撃度:★★☆☆☆) |
| 2002/06/16 |
地下の楽譜売り場(配置が変わってた)でスコアを何点か購入。1Fへ戻るとスペースで電子ピアノのミニ・コンサートをやっていた。伴奏のリズム、ストリングス、ブラスなどはあらかじめデータが入力してあるようで、それを流した上にメロディを演奏者(若い男性)が弾いていく。でもこうなってくると、メロディもデータ化しておけばいいじゃん、という気にもなってきて、つまり人間様の役割は「雰囲気作り」か。 夜、TVでプロ野球中継「巨人vs.阪神戦」。しかし、ここでまで「W杯」の話題をアナウンサーにしゃべられると正直うんざりする。しかも「ワールド・カップ」という単語は使用できないらしく(裏番組のため自粛?)、「現在日本で行なわれている国際的スポーツイベント」みたいな遠回しな言い方をしている...。それにしても、今日は9回で終わらせてほしかった。 チラリと「N響アワー」。E・インバル(妙に懐かしかった)の指揮でショスタコーヴィチ「第5交響曲」フィナーレ。感じ方は人それぞれだろうと思うが、単純な<ハッピー・エンド>ではない曲であることは間違いないだろう。 |
| 2002/06/14 |
まず、アバド/BPO「マラ9」輸入盤。これはやむを得ないところだろう。誰も(誰が?)文句は言うまい。そして、ヴァンスカ/ラハティ響によるシベリウス「交響詩集」。これもシベリウス好きとしてはとりあえず押さえておきたい。新譜ではないが、ヴァント/NDR響の「展覧会の絵」と「聖セバスチャンの殉教」(ドビュッシー)。特に「セバスチャン…」に興味あり。彼の<ドイツ物>以外をいろいろ聴いてみたいと思い購入。そして最後はレイボヴィッツ指揮の「禿山の一夜」他。...どうしても、こういう色モノ(編曲物)につい手を出してしまうのが私の習性で、最近は控えようと自制しているのだが、散々迷って結局買ってしまった。 会社の出金を立て替えたりしていることもあり、月半ばにして財布の中味がかなり軽くなってしまった。早く金くれぇ。>会社 |
| 2002/06/13 |
「すみません。二千円札になってしまうんですけれども、いいですか?」 もちろん、断る理由もないので「二千円札」をもらったが、まだ世の中に存在していたのですね「二千円札」。よく見るとなかなか綺麗なお札で、なんだか美術品みたい。「本当に使えるの?」って感じです。でも、謝りながら渡される「二千円札」の立場というのも、なんだか可哀相に思えたりもしました。 |
| 2002/06/12 |
さて、前半は庄司紗矢香さんの独奏でブラームス「ヴァイオリン協奏曲」。マエストロ・ベルティーニのブラームス、さすが素晴らしいです。力強くはあるが決して単なる<熱演>ではないし、<気合>だけで聴かせるということもない。十分にオケをコントロールして<格の違い>を見せてくれた。庄司さんもアンコールのクライスラーまで堂々たる弾きっぷりで喝采を浴びていた。 後半は「夜想曲」(ドビュッシー)と「ボレロ」。微妙な色合いよりも音響的なダイナミズムに重点を置いたようなアプローチで、「夜想曲」の「祭」などは大層聴き映えがした。「ボレロ」も最後の主題提示にすべてを賭けたような感じで各楽器のソロの印象は意外と薄い。そこで、かつてプラッソンか聴かせてくれたような揺れるような絶妙のリズム感覚はなく、一拍一拍を重くたたきつけるようなリズム。これはこれでエキサイティングではあった。 ちなみに小泉さん、前半終了後お帰りになりました。せっかくだからあと1時間弱、最後まで聴いていけばいいのに。 |
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